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「面倒くさい」を越えること

日盤吉方を取るべく、毎日近所を歩き回っているおかげで、人とのご縁が少しずつでき始めている。方位によっては「よく行くお店」も決まってきて、この1ヶ月半の間に2度3度と行っていれば、店主も覚えてくれていたりするので、世間話から身の上話につながるものだ。東京にいながら、地元広島の話題で盛り上がることが出来たり、大好きな東南アジアの話が出来たりするのは、とても嬉しい。

中でも、記念すべき第1日目の日盤吉方取りで訪問した肉骨茶(バクテー)のお店には、何やら深い縁を感じている。昨年開業したばかりのマレーシア・ペナン島の黒バクテー専門の店なのだが、現在は材料の調達の関係で、シンガポールの白バクテーが看板料理になっている。実のところ、最初の訪問で注文したのはタピオカミルクティーだったのだが、他の食事メニューも気になっていて、2度目に訪問した際、初めてバクテーを注文した。3度目の訪問時には、他に来店客も少なかったため、思いがけず日本人の店主と話し込んでしまった。東南アジアの話が同じテンションでできる人、というのはやはりありがたいもの、とはいえ、去年までの仕事の話にとどまらず、気付けば大学時代の思い出まで披露していた。店主がマレーシアで体験した様々なハプニングや、ご家族のことも聞かせていただき、お互いがお互いの話を呼び水に、夢中で話をし、話を聞いていた。

店主は私より年上だが、話をしながら目線が全く一緒なのを感じていた。きっとこの人も、海外での経験などを通して「人と人が違うって面白い」と知っている人なのだ、と思った。自分の人生の主導権を誰にも渡すことなく、自分の力で切り拓いてきたから、他者の人生の主導権を侵すことも絶対にしない。線引きをきっちりとし、相手の意向を尊重出来る人なのだ。そして、これから先も、自分のやりたいことを叶えるために、出来ることを模索している。こんな人とご縁が出来たのだから、私は大丈夫だ。何だか分からないけど、そう思えた。

この投稿を書き上げた今日で、日盤吉方取りは51日連続になった。ルール自体はそれほど難しいものではない。自分にとってのその日の吉方位を調べて、その方向へ行って何か口にする、それだけだ。時間を比較的自由に使える今だからこそ、毎日できているのだと思う。でも、どんなに時間やお金があっても、これまでの「面倒くさがりな」自分だったら、こんなに毎日楽しんで取り組むことはなかったかもなぁ、とも思うのである。

美味しいものも、心が通う仲間も、実は意外と近くで、私が訪れるのを待っている。私は自分に一番最適なタイミングで、そこへ足を運ぶだけ。それができるかどうかを、ずっと私は天から試されていたのかも知れない。自分を待ってくれている人やご縁には、自分から何かしら動いていかなくては出会えない。「面倒くさい」という気持ちが出てくること、それを越えていくこと、どちらも人間の器が成長するための大事なプロセスなんじゃないかな、などと、実体験を通して感じている。これから寒さも厳しくなるし、ますます外出したくなくなりがちだけれど、せっかく成長し始めている自分の器、引き続き育てていきたい。

※2020年12月度の気学体験講座は、9日(水)夜と13日(日)午後に予定しています。個人セッションも好評受付中。日々の吉方取りで運を味方に付けている講師に会えれば、良いことあるよ☆詳細は「智慧の雨音」ホームページよりどうぞ → https://rain-sound.jimdosite.com/

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