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ゼレンスキー大統領の言葉の重み

 先程国会であった演説を見ていて、この悲しい気持ちの果てがなにもないことが本当に辛い

先月に始まったロシアの侵略戦争は本当に許されないことだ

ここからは、言葉にすること自体が戦地にいる方々に失礼に値するのかもしれない。
しかし自分のやれることが寄付以外にない現状が、画面の前で座ってるだけしかできない心の内を一層重くする

この吐露は誰のためでもない。

ただ、他国にいるのにリアルタイムで襲ってくる哀しみと恐怖と平和の渇望があったことも後世に残すべきことなのだと思っているのだ。

 毎日のように流れるウクライナ関連のニュースで増える死者の数、そして他人の敷地でやりたい放題の軍事大国ロシア

ウクライナのあれほどキレイだった街並み、積み重ねてきた文化と歴史、そしてそれらを作ってきたウクライナ人達が隣国の愚かな欲望によって蹂躙されている。

画面越しなのだが、主要都市の悲惨さに力が入る

 いつ頃からかロシアは旧ソ連から名前が変わっただけの新ソ連に成っていて、今回のプーチン主導の侵略戦争のいきつく果てはファシズムの拡大、そして軍拡競争の再燃だろう

彼はゴルバチョフからなにも学ばなかった愚かな諜報機関の一員のままなのだ

彼の使う言葉にナチズムという言葉が毎回出てくるのは、自分が犯している世界を巻き込んだ犯罪がナチスの歴史をなぞらえていて、許されない事と感じているのではないだろうか?

そうでもなければ、国際社会との関係を殆どきり平然と嘘をついてまで、自国民を死なばもろともの状態にしないだろう。

自身が犯している罪と業を他国に投影して侵略の正統性を主張し、自国民はプロパガンダで抑制するといった全人類にとって最悪の悪魔だ

 そして本日のゼレンスキー大統領の演説を聞いた。

通訳が整然としてなくて前半は意図を汲み取れなかったけれど、後半は非常にゼレンスキー大統領の思いのこもった話だったからか、通訳越しでも十分に思いが伝わった。

日本の歴史を踏まえて話していた内容から、日本を平和な国として認めてくれていること、そしてその一員でいることに改めて誇りを持たせてくれた

僕にはゼレンスキー大統領のように窮地に陥っている状況で、周りを思っての発言なんかはできないだろう
ゼレンスキー大統領の外交手腕なのかもしれないが、それでも心を打つものがそこにはあった

 最後にウクライナ人が身を呈して前線で戦うことの意味がゼレンスキー大統領の言葉にもあった「自分達の故郷は~」という内容も添えて、人類全員が重く受け止めなければならない意味があったはずだ。

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