変わらないこと

恐ろしいほど、変わらないな、と思うところがある。

★自分の基本性格
ほぼかわらない。
好きなものも嫌いなものも変わらない。ふざけたことも、口きたないことも、浮かんでくる。依然として物欲もあるし、今日も元気だご飯がうまい。えろい漫画読んでにやける。好きなアーティストもいる。はあ、なーんにもかわらねえ!!

本当に笑っちゃうんだけど、悟った先達は皆、「そんなことないよ」って口を揃えて言ってるにもかかわらず、悟ったら聖人みたいになると思ってた。

なんでだろう?って思い返してみると、だってこれだけ苦しい思いをして自分を律しているのに、その段階をクリアしているってことは、どれだけあと我慢すればそうなれるのは!はあー、大層立派な人にちげえねえ!おらもぜひなりてえだ!って思っていたんだよ。

真逆だった。
今生、聖人にはなれなさそうだなと思ったし、なることを全く求めなくなった。なる必要ない。不足感が消えたから。目指すものもない。そもそもわたしがいない。

★適当なところ
これも性格の一部って話だけど、全然かわらなかった。ちゃんとしたかったしそのために自分を律していたけれど、それがなくなって、あ、わたし、たぶん元から適当なんだ、って思った。

元々の性格があらわれてきて、なーんだ、元からじゃん!って納得して落ち着いたってかんじ。
今までは自分の一部の性格を批判して必至に律しようとしていたけれど、それをしなくなった。

こういう、自分が必死に努力してきたけれど諦めて元あった落ち着いた部分に関しては、はたからみたら変わった、って思われるかもだよね。ゆるくなったとか、穏やかになったとか、どういう表現をされるかわからないけれど。

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