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【アニメ感想】白い砂のアクアトープ第1話「熱帯魚、逃げた」

監督・篠原俊哉、シリーズ構成・柿原優子、そして制作・P.A.WORKS。
少女たちの青春を描いた『色づく世界の明日から』でも手を組んだ彼らが新たに手掛けるのは、沖縄のちいさな水族館を舞台にした完全新作オリジナルアニメーション。

水族館で働く18歳の女子高生・海咲野くくるは、東京で居場所をなくし、逃避行をした元アイドル・宮沢風花と出逢う。くくると風花はそれぞれの思いを胸に、水族館での日々を過ごすようになる。
しかし、その大切な場所に、閉館の危機が迫りくる。

少女たちの夢と現実、孤独と仲間、絆と葛藤──。
きらめく新たなページが、この夏、開かれる。

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P.A.WORKSがこの夏送り出す渾身の青春お仕事アニメ
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P.A.WORKSといえばモノ!
P.A.WORKSといえば青春モノ!
P.A.WORKSといえばお仕事モノ!

ジョニーの中でP.A.WORKSのイメージと言えば夏、青春、仕事。
この3つのイメージに尽きる。
結論から言うとこの「白い砂のアクアトープ」は、私がP.A.WORKSに求めるモノすべてを満たしてくれる作品になりそうな予感がする第1話でした。

舞台は沖縄。
1話だからか沖縄らしい海辺とかの背景も人物もとても綺麗に作画されている。
このままラストまでこの作画で続けていくなら毎週アニメーターさんに向けて感謝の意を叫びながら土下座して視聴します。

春は春らしい景色、夏は夏らしい景色を眺めるのが人間にとって健康的な季節ごとの行動だと思う。
だけど最近はコロナの影響でお出かけもままならなくて、
秋は紅葉を見に行くことも、冬はクリスマスイルミネーションを見に行くことも、春はお花見することも諦めてしまっているのは元々出不精な私だけではないはず。

でもPAさんのおかげで、夏に夏らしい、沖縄らしい美麗な映像を目に摂取させることができると思うと、このアニメを見るということは非常に高い価値があると私は思います。

もうストーリーが微妙だったりしても少しくらいは目をつぶる!
ぜひとも最後まで美しい海や空、私達日本人が思い浮かべる夏らしい人、モノ、空気感すべてを描ききってほしい。
もちろんストーリーもよかったら言うことなし。

2021年の夏を彩る渾身のオリジナルアニメ、ちょっと期待しながら毎週視聴したいと思います。

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ロゴの英文
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タイトルのデザインがめっちゃおしゃれ。

画像1

ロゴ担当のデザイナーさんも渾身の出来なのでは。
今気づいたけどタイトルに英文が挟み込まれてる。

「2人の少女が壊れた夢の廃墟で出会う」

で合ってるかな?
壊れた夢っていうのはアイドルをやめたこととか水族館が閉館することにかかってるんだろうけど、廃墟ってなんなんだろう。
まだ水族館は閉館していないし、廃墟っていうほど老朽化もしてない。

もしかすると、これから物語に「廃墟」が登場するのかも。
もしくは、2人が水族館だと思っていた場所が実は廃墟だったみたいな、
SFチックな物語のギミックがあったりするのかな。

PAはファンタジーも得意な印象があるので、
そのへんも楽しみに見ます。

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伊藤美来
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声優オタク的にはメインキャラを担当している伊藤美来がやっぱり良い。
うまいこと形容することができないけど、伊藤美来の声には10代の頃に醸し出せる、感じ取れる、独特の甘酸っぱさが成分として入っている気がする。

最近だと「五等分の花嫁」も、「安達としまむら」も、伊藤美来の声の演技で作品だったり特定のシーンがグッと締まってるなと感じた。

声を聞くだけで「青春」を振り返ってしまうような、
「初恋」を思い出させるような、
不思議な魅力が伊藤美来の声にはある。



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