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【ポケカAdvent Calendar2023 13日目】ポケカマナー講師によるクソマナー講座

 みなさんこんにちは、芦田礼儀(マナー)改めジョニーです。

 本記事はいちょーさん(@ichyo_PTCG)主催のポケカAdvent Calendar 13日目の記事です。下記より他の記事も読むことができるのでお時間あればぜひ。




 昨今、X(旧Twitter)では「ジムバトルで対面の態度が悪くて…」「〇〇されてすごくムカついた!」など対面のマナーに苦言を呈する投稿が毎日のように見受けられます。
そういった話を見る度にプレイヤーの、特に初心者の皆様は「大会に出て人からマナーが悪いって怒られるの怖い…」とお思いではないでしょうか。

その気持ち、痛いほどよくわかります。
私も先日、あまり相手と交流をしないタイプ(オブラート)の方に自身のプレイの処理の雑さを指摘されたので、よくなかったところは直そうとそれ以降ニコニコしながら一つ一つ丁寧に処理と宣言を行ったところ、試合後に友人から「それは煽り」と言われマナーの森へ強制送還されております。

マナーの難しさは画一的な正解がないことにあると思います。
しかし、画一的な正解がないなら

『『『『『『 俺が創ればいい 』』』』』』

ということで、改めまして皆さまごきげんよう。
現役ポケカマナー講師ジョニーと申します。

本日は迷える子羊である皆さまが対戦中マナーで不安になることがないよう、このポケカクソマナー講座を開講いたします。
今回は特に汎用性の高いマナーをご紹介させていただきますので、しっかりと実践しマナーの森を共に広げていきましょう。

ちなみにサムネがエルレイドなのは礼儀正しいポケモンだかららしいです。

ナイスマナー

1.マナーとは

 まずはこの場におけるマナーとは何か?を定義しましょう。

マナー英語: manner)とは、人と人との関わりで当然その場面でしかるべきとされる行儀・作法のことを指す[1][2]。これは自分一人のとき、他に見ている人が誰も居ない場合でもそれを守ることが望ましい価値観である[注 1]

マナーと同様の意味を持つ言葉としてエチケット(英語: etiquette)というものがあり、日本ではエチケットはマナーと比べより狭い(近い)領域の人間関係について使われること[注 2]が多い[3]。例えば「服装や髪形の清潔感や体臭の配慮」や「人の前ではゲップ放屁を控える」などのような生理的不快感を回避する装備や行為も、どちらかというとエチケットが使われる。

日本では「マナー」は社会・集団を意識し、社会・集団全体として気持ちよく過ごせるような行動の取り方に用いられ、「エチケット」は相手・個人を意識し、いま目の前にいる相手が不快な気分にならないようにする気配りの実践に用いられる[4]

wikipedia より

皆さま大好きwikipediaにはこのように記載されております。
マナーとエチケットを区別して使っている人間はあまりいないため、今回は

・しかるべき行儀/ふるまい
・他者を不快にさせない行動

のように定義したいと思います。
この記事を読み終えたとき、皆さまは他者を尊重し、対戦相手とお互いに気持ちよくポケカができるようになっていることでしょう。

2.クソマナー実践

 ここでは、明日使えるクソマナーを具体的なカード・事例とともに紹介します。確実にマスターし、明日からのマナーバトルで差をつけましょう。

2.1 ボスの指令

 マナー違反です。
これは多くの人が気づかず使ってしまっているのではないでしょうか。

最近、ボスの指令で相手のカードを指すことがマナーに反するとXで話題になったこともあり、マナー界隈でも非常に注目度の高いカードとなっておりました。

しかし、正直そんなことはどうでもいいです。
ボスの指令を使用することそのものがマナー違反となります。

ポケモンカードゲームはバトル場のポケモン同士の正々堂々とした戦いのはず。
しかしボスの指令は、その戦いから逃げてまだ育っていない弱いポケモンを倒すことで勝利をつかもうとする卑怯な行為です。

そして、撃たれた相手はこう思うでしょう。
「おもんな」

はい、不快になっていますね。
社会生活において、卑怯なふるまいが許される訳もなく、更には相手を不快にしてしまう行為、満場一致のマナー違反です。

使用することがマナー違反のため、カードを指すとか正味どうでもいいです。叩きつけても踊りながら撃っても同じです。

俺の前でボスの指令を絶対に撃つな!マナー違反でしょっ引くぞ!

2.2 シャカパチ

 カードゲーム界隈でループする話題の一つであり、論争が尽きないシャカパチですが、意外にも良いマナーとされています。

 シャカパチの語源は"釈迦"と"8"を組み合わせた言葉とされており、縁起と強い関係を持つ行為なのです。
「縁起」とは釈迦の教えで「この世のあらゆる物事には必ず原因と結果がある」ことを表し、8は日本では末広がりといい永久の繁栄、発展を意味する縁起の良い数字とされています。
この2つを組み合わせたシャカパチは「勝ち負けはついてしまうがお互いに結果と原因を受け止め、共に成長しましょう」という祈りのような行為なのです。縁起×縁起で無限大の良縁。
相手にエールを送っているようなものですね。
なので相手がシャカパチをしていたら、こちらもシャカパチで応えましょう。事実上の応援合戦です。

お互いを讃えあう素晴らしいマナーですね。

2.3 サイドカードの取り方について  

 サイドカードを取る所作にもマナーで差をつけることができます。
サイドカードを取るときはプレイヤーの母国語の読み順に従って取るのがマナーです。
つまり日本人である(と思われる)読者の皆さまならば右上から右下、その後左上から左下へと取るのがマナーです。

アメリカをはじめとした左横書きの言語圏のプレイヤーが左上から右下へとサイドを取り進めているのは世界大会の配信を見ていれば一目瞭然ですよね?

皆さまも世界に通用するマナーを身につけましょう。

2.4 「〜枚まで」には要注意

 例えばスーパーエネルギー回収を使う場面をイメージしてください。
トラッシュにエネルギーが4枚ある時、4枚全て手札に戻していませんか?
実はそれマナー違反なんです。
「〜枚まで」と書かれたテキストで最大枚数を選択することは「こんな枚数じゃ足りない」「こんな弱いカード刷らないでほしい」という開発への侮辱行為に等しいです。
最大枚数-1枚を選択することで「この枚数で十分です」「こんなに強いカードを刷ってくれてありがとうございます」という感謝を示すことができます。
 スーパーエネルギー回収なら3枚、すごいつりざおなら2枚、バトルVIPパスなら1枚。こうした何気ない心配りから人の心にはゆとりが生まれるのです。

2.5 LOデッキ


 相手の山札を0枚にすることで勝利するLO(ライブラリアウト)デッキ。
よくやり玉に挙げられるデッキですが、このデッキは非常に良いマナーとされています。
理由は簡単でこのデッキは山切れを狙うため、勝利したときに相手の山札は0(零)になっています。
つまりこのデッキは『礼に始まり礼(零)に終わる』礼儀正しいデッキとされています。
注意点として、このデッキを使用する際には必ず対戦前の礼を忘れないようにしましょう。

(この文章はLO使いに家族を人質にされながら書いています)

3.最後に

 今回は、使う機会が多い頻出クソマナーをご紹介しました。
初心者の皆さまにおかれましてはこのクソマナーをぜひ実践いただき、ジムバトル会場をヒリつかせていただければと思います。

それでは、皆さまごきげんよう。
次回は第2回ポケカクソマナー講座『ダメカンの置き方と日本家屋における飛び石の関係性~魅せろ、おもてなしの心~』でお会いしましょう。

ポケカACの記事は明日以降も続くので是非
明日はゆかりさんの記事となりますので、そちらもよろしくお願いします。

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