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哲学と倫理学、社会福祉、障害者福祉、精神保健福祉が専門かつ精神・発達障害当事者。 哲…

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哲学と倫理学、社会福祉、障害者福祉、精神保健福祉が専門かつ精神・発達障害当事者。 哲学は生そのもの。 哲学には救いや一般的な幸福など無いことを覚悟した上で、自らの命を賭して純粋に真理のみを探究し続けよ。 福祉や社会問題の改革は全ての個人の幸福の実現を願って追い求めよ。

記事一覧

「自分が生きた証」は要らない。

私は前の投稿で「何かを成し遂げる」という表現を使い、目標や夢、野望を抱き続けていると書き記した。 しかし、私は「自分が生きた証」が欲しいのではない。 何かを成し…

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2年前
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中島義道のインタビュー記事を読んで

https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/177/all/ 中島氏「例えばイチロー選手も、もちろん大変だと思うけれども、私の考えでは好きなことをやっているんだから年収…

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2年前
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哲学とは何か。――私が嫌いなもの

「スキ」を頂いて申し訳ないのですが、スキして頂いた方のプロフィールを読むと自己啓発系の方が多くて、複雑な気持ちになっています。  (※私はまだ自分の哲学研究や哲…

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2年前

哲学研究の対象にシモーヌ・ヴェイユを選ぶ理由となった個人的体験。

【非常に感傷的でめっちゃ長いです】 Facebookと大学院のホームページ以外、ネット上では、私の哲学研究の具体的な対象や内容についての発言は、身バレ防止のために避けて…

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2年前
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“衝動性”について。

※2022年3月28日執筆。     双極性障害の症状としての衝動性と、発達障害(ADHD)の特性としての衝動性の違いについて。 なぜ、この年になって発達障害の検査を受けたのか…

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2年前
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近況報告

※2022年3月27日執筆。     皆様、ご無沙汰しています。 ひたすら病気や障害や療養のお話になってしまいますが、近況報告です。 今月、かかりつけの心療内科のカウンセ…

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2年前
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「命に嫌われている」に共鳴した私の内部にあるもの。

※アナログからの手打ちなので、誤字脱字がたくさんあるかもしれませんが、お許しください。さらに日本語でおkのところがちょっとあるかもしれません。 ※この論文はシモ…

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3年前
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「自分が生きた証」は要らない。

私は前の投稿で「何かを成し遂げる」という表現を使い、目標や夢、野望を抱き続けていると書き記した。

しかし、私は「自分が生きた証」が欲しいのではない。

何かを成し遂げても私はどうせいつかは死んで無に帰すのだから、私の死後、この世界に私が遺した物や記録や人々の私に関する記憶が存在するかしないかなどどうでもよい。

むしろ、私が存在しなくなったと同時にそれらも全て消えて無くなればよいと思っている。

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中島義道のインタビュー記事を読んで

https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/177/all/

中島氏「例えばイチロー選手も、もちろん大変だと思うけれども、私の考えでは好きなことをやっているんだから年収200万円ぐらいでいいと思うんですよ。それよりも他人のために頑張っている看護婦さんや消防士に何億でも払えばいいと思う」
 
 
****************
年収200万はさすがに安

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哲学とは何か。――私が嫌いなもの

「スキ」を頂いて申し訳ないのですが、スキして頂いた方のプロフィールを読むと自己啓発系の方が多くて、複雑な気持ちになっています。 

(※私はまだ自分の哲学研究や哲学について、その具体的内容を語っていません。)

はっきりさせておきたいのですが、私は哲学文筆家(職業哲学者ないし自称哲学者、または自分が哲学に明るいと思い込んでいる人)が執筆した「哲学書っぽい」哲学文芸書が大嫌いです。

あれらには本質

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哲学研究の対象にシモーヌ・ヴェイユを選ぶ理由となった個人的体験。

【非常に感傷的でめっちゃ長いです】

Facebookと大学院のホームページ以外、ネット上では、私の哲学研究の具体的な対象や内容についての発言は、身バレ防止のために避けてきましたが、大学院のホームページ上で私の名前と論文を削除してもらったので、研究対象の哲学者名を公表することにしました。

※シモーヌ・ヴェイユはマイナーな哲学者ではありませんが、日本では主にフランス文学の研究対象とされていて、哲学

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“衝動性”について。

※2022年3月28日執筆。
 
 
双極性障害の症状としての衝動性と、発達障害(ADHD)の特性としての衝動性の違いについて。

なぜ、この年になって発達障害の検査を受けたのかというと――私はあと3週間後に40歳になるのです!随分とまあ、未熟な四十路です。自分で言うのも情けないですが、子どもおばさんですね。分別の付かないワルガキよりよっぽど質が悪いかもしれません――双極性障害と発達障害(とくにA

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近況報告

※2022年3月27日執筆。
 
 
皆様、ご無沙汰しています。

ひたすら病気や障害や療養のお話になってしまいますが、近況報告です。

今月、かかりつけの心療内科のカウンセリングの枠に少し空きが出たので、転院してから3年目にして漸く発達障害の検査をしてきました。

もともと現在かかりつけの病院にカウンセリングの空きがなく、他で検査を受ける予定でしたが、カウンセリングルーム等だと医療ではなく心理学

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「命に嫌われている」に共鳴した私の内部にあるもの。

※アナログからの手打ちなので、誤字脱字がたくさんあるかもしれませんが、お許しください。さらに日本語でおkのところがちょっとあるかもしれません。

※この論文はシモーヌ・ヴェイユの不幸論を題材とした哲学研究論文です。〈不幸〉など、普段当たり前に意味を捉えている言葉をそのまま当てはめないこと、ネガティブ・ポジティブといった短絡的なカテゴライズをしないこと。物事を多面的に見ること。出来合いの言葉を捨てて

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