「少年たち あの空を見上げて」in 新橋演舞場

近年チケット当選に恵まれず、劇場での観劇としては、2018年の「少年たち そして、それから・・・」以来実に4年ぶり。
大まかなストーリーは変わらないが、所々の大きな演出変更が結構あり、まさに「新生 少年たち」を見たような気分である。

今回特に強く実感したのが、内博貴さん演じる絶対的存在、看守役である。明確な悪人に徹し、良い意味で今の時代にそぐわないパワハラ的キャラクター像がよりリアルな少年たちの世界観に新しい味を出していた。また、声量がとてもすごく、声もしっかりと張っており、まさにリアルな看守を演じていて世界観に見事に引き込まれた。「Endless SHOCK」のライバル役「ウチ」をはじめ、ジャニーズ以外の作品による経験の豊富さを強く実感した。今回の看守役への内さんのキャスティングは間違いないだろう。本当に見事なパフォーマンスだった。

主役のHiHi Jetsと美 少年も素晴らしいパフォーマンスだった。特にHiHi Jetsの高橋優斗さんと美 少年の岩崎大昇さんは、ジャニーさんが生前最後に可愛いがっていた2人。これからのジャニーズ、未来のジャニーズを担う人材としてとても期待している2人であり、またそのジャニーさんの思いに応えるかのようにしっかりとパフォーマンスをしていたように思う。勿論、彼らだけに限らず、その他のメンバーも素晴らしい。一人一人がジャニーさんの「最高傑作」であり、そしてジャニーさんの夢の実現のために絶対に欠かせない「ピース(欠片)」なのだ。そう、デビューの有無問わず、「ジャニーズ事務所に所属している」という時点でジャニーさんの夢を実現する権利を得て、そして、ジャニーさんの「同志」「仲間」として認められた証なのだ。全員が同じ方向を向き、同じ目的に向かい、組織のトップ(ジャニーさん)の思いを実現する。改めて「ジャニーズ事務所」そして「ジャニー喜多川」への思い、尊敬さが増した。

今回、美 少年の浮所さんを久々に生で見たが、しばらく見ていないうちにより一層、とてもカッコ良くなっている事に驚いた。初めて見たのは、まだグループ名が東京B少年だった数年前のジャニーズ銀座の時だが、King & Princeの平野紫耀さんと瓜二つだった事に驚いた記憶が懐かしい。外見だけでなくパフォーマンスレベルもかなり上がっており、今後の活躍にとても期待をしている。まだ関西Jr.の一人だった平野さんを初めて見たとき「この子絶対に王道のスターになる」と確信し、スター街道の具体的な仮説を自分の中で立て、案の定、その後自分の立てた仮説通りのスター街道を駆け抜けてデビューまで見届けた事が自分の自慢の一つではあるが、浮所さんもそのケースに当てはまると確信しているので、是非今後とも頑張って頂きたいと思う。

今回もまた一つ、ジャニーさんを感じる時間を過ごせて幸せだったが、一つ心残りがあるとすれば、2019年版で演出の一つとして入れた「ジャニーさんの肉声シーン」が今回は無かった事だ。この演出は生で見ていないので、今回期待していたが、そこだけは心残りだった。しかし、このシーンがもしあったら涙腺崩壊して周囲に泣き声が聞かれるかもしれなかったので、まあ、それは良しとするか・・・

とにかく、ジャニーさんは永遠である。「ジャニーさんが育てたジャニーズアイドル」がいる限り、ジャニーさんの思い、夢はこれからも永遠に続いていく。

Show Must Go On!
〜何があってもショーは続けなければならない〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?