見出し画像

新卒で初めて担当した「ウォーターサーバー」ジャンルでのエピソード

PRtableで取り上げられた記事を元に作成してます。

目標達成の喜びもつかの間、まさかの活動休止。それでも諦めたくなかった

内定者インターンとしてメディア運用として働いたあと、4月から新卒として配属されたのは新たに発足された営業のチームでした。主な仕事はクライアントと強固なパートナー関係を結び、そのサービスとキュービックのメディアを活用して、ユーザーに課題解決のきっかけを提供することです。

入社して半年が過ぎた2018年10月、そのチームの中でクライアントの新規開拓をする新たなミッションが課されました。僕が初めてイチから開拓・取引したクライアントは、ウォーターサーバーを提供する企業です。

ウォーターサーバー業界には、他業界と比較して検索キーワードの幅が狭く、成果報酬の件数を獲得するのが難しいという特徴があります。僕はこうした課題を解決するために、まずはその企業のサイトを検索上位に表示させることに注力しました。もちろんこういった領域は僕の担当ではないのですが、役割を超えてコンテンツの作成でもお客様の助けになりたいと思ったのです。

2018年10月にリリースして以降、サイトが評価されるようさまざまな工夫を施しました。検索順位を上げるには、単にクライアントのサイトに流入させるだけでなく、その先のコンバージョン(契約)を上げる必要があります。努力のかいあって少しずつですが、2カ月で順位が上がっていきました。

しかし、12月末にメインで担当していた社員が辞めてしまったことをきっかけに、ウォーターサーバーのサイトはわずか2ヶ月で休止することになってしまったのです。

でも僕は、「生まれて初めて担当した顧客だからこそ、ここで諦めたくない」という想いで、別で任せられていた本業務もしっかり進めつつ、隙間時間を縫ってウォーターサーバーのサイト製作を続けました。

またこのとき、「新入社員の僕の取り組みが部署内にも波及されて、会社全体の刺激になったらな」という想いも抱いていました。切磋琢磨し合ってこその仲間ですから。

そこからは正月や土日もエディターと話し合いをして、とにかくコンテンツ作成の日々。何度も打ち合わせを行い、クライアント、代理店と戦略を練り上げました。担当者の方の顔がわかるからこそ、「この人のために記事を書こう」とモチベーションがあがり、愛情が芽生え、注ぐ熱量が増していきました。

こうして尽力した結果、2019年2月上旬、検索1位への表示に成功しました。正直ここまで早く結果が出ると思わず、僕自身が嬉しかったのはもちろん、クライアントから「業界内でも最速だ」とお褒めの言葉をいただけたんです。

その後、今の温度感ならばさらなる成長ができると見込み、このサイトを社として運用できるしくみをつくろうと経営陣に直談判したところ、4月に再び会社として注力することが決定しました。それが現在のミズコムです。今も順調に成長しています。おそらく、あのとき僕がやり続ける決断をしていなかったら、今ほど存在感のあるメディアにはなっていかなかったかもしれません。

揺るがず、誠実に。貫くのは“妥協せずにとことん向き合う姿勢”

画像2

僕が仕事をする上で大切にしているのは「嘘をつかないこと」です。

この決意には言葉通りの意味以外に、話に一貫性がある、誰に対しても誠実である、ということも含んでいます。「この人だからパートナーとして一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるような信頼関係を築けるよう、日々の行動にその信念を落とし込んでいます。

たとえば、即レスするとか、誤字脱字をしないとか、そういう細かいことも、もちろんビジネスパーソンとして徹底しています。

営業として顧客と向き合う中で、自分ひとりで進めたほうが作業効率は高いと思う局面は多々あります。それでも仲間や、時には顧客とも意見をぶつけ合うことでいいものがつくれると信じているので、高いレベルを追求していくためには衝突もいとわないと決めています。

高いレベルを維持し続けるためには「徹底的に模倣するか、徹底的に反抗するか」のどちらかだと思います。僕自身がどっちつかずで中途半端だと、その仕事の責任の所在がわからなくなったり、判断軸が曖昧になったりするからです。プロジェクトに賛成できないと思いながら作業しても、いいものがつくれるはずがありません。

「ぶつかるのがめんどくさいから、人の言う通りにやればいい」というのはもっての外。ほかにいい方法が自分の中で思いついたのなら、心の内にとどめずに、それをぶつけてみる。自分のアイデアに自信がないのなら、相手の言うことを徹底的に守り通す。

たとえば、メディアコンテンツを作成するとき、作成した記事の仮説やメッセージに関して、お互いにフィードバックし合います。批判を受けても徹底的に向き合うのです。僕自身も批評家のように「反論」をするわけではなく、自分がどういうファクトから、どういう仮説を立てていて、どういうペルソナに向けてつくっているのかをしっかり伝えています。そうすると相手もどういうアイディアを持っているのか伝えてくれて、すごくいい会話ができるんですよね。こうすることで「一緒に最高のクオリティのモノをつくる」という動きが生まれます。

また相手からの「なぜ?本当に?」といった問いに粘り強く答え続けることで、自分自身の考えを顧みて改めて言語化したり、ブラッシュアップしたりすることにつながります。

メディアを担当する以上、会社としてどれだけ収益を上げられるか、どれだけクライアントに貢献できるか、というのがメディア運営の本質であることには間違いないと思っています。そのためなら、社内外での衝突も価値を生み出すプロセスであるはずですし、説得力のあるコミュニケーションをとるためには「ファクトで語ること」、相手の理解・協力を得るためには「キュービックの言葉にのっとって語ること」も大切なのではないかと考えています。

求められるレベルの高さがモチベーションに。期待は成果で返していく

画像2

「1年目の営業は70点」

社内からは僕の業務評価を点数でフィードバックしてもらっています。ゴールを高く・明確に設定できていること、そしてどれだけ評価してもらえているかを定量的に実感できることで、さらに燃えるんですよね。でも、まだまだ求めるレベルへの到達度は35%程度だと思っています。営業としての成果を積み上げていくために、顧客をリードしながらプロジェクトを進めていきたいです。

入社してから今までを振り返ってみると、仕事で大きな失敗をしたり、気持ちが落ちてしまったりすることはほとんどありませんでした。これは道を踏み外す前に上司がサポートをしてくれたからです。メールひとつ送るにしても、商談での議事録をとるにしても、内容はもちろん言葉の使い分け、言い回しなど、本当に細かいところまで上司がつきっきりで教えてくれました。僕が評価をいただいている「相手の懐に入るための言葉選び」は、その丁寧な指導があったからこそブラッシュアップされたと思っています。 

常に上司の商談に同行し、隣で生の商談を吸収できるからこそ得られるものが大きいですね。

1年目から任せてもらえる仕事の領域が広いのは、キュービックの特徴だと思います。それも、ただ単に野放しにされるわけではなくて、目標設定やその達成のためのプロセスにおいて、しっかりサポートもしてもらえます。それもあって、一般的な新卒1年目にしては、ビジネスパーソンとして非常にレベルの高いメンバーがそろっているのではないでしょうか。

キュービック2年目──。この1年ちょっとで肌で実感しているのは、利益や目標は大事な要素ではあるものの、それ以上にそれらの数字がどんな内訳で成り立っているのかを知ることが大事だと感じています。

ユーザーやクライアントにとって価値のないものを提供し、それで利益を得られたとしても、それは一時的になものにすぎません。クライアントやユーザーにとって、真に価値あるものをつくり続けることが利益につながるようにならなければ、意味がありませんから。

分野問わず、多くの人が求める新しいサービスをつくり、まずはキュービックの子会社の社長になりたいと思っています。ひとつの会社として切り分けられるくらいの事業をつくりたいですね。そのためにも、今はとにかく考えられうるサービスの種類を増やすことに尽力し、求められている期待値じゃない場所に踏み出していきたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?