ジョンとクッキーとガブリエルと
私は創作活動をしている。
ジョンは音楽、作詞作曲などを。
クッキーは主に漫画やイラストを。
ガブリエルは短めの小説や詩を。
そして私はそれらをここ、noteに投稿する役目だ。
毎日何かしらの作品ができても、
最後にここに投稿するかどうかは私に委ねられる。
見極める判断は曖昧で直感的だ。
たまに書く日記も誰かがこっそり下書きとして書いたもので、
こうして私が画面に向かって文章を書くのは初めてかもしれない。
ジョンはとてもうるさい。生意気だ。
そのくせ繊細で人から何か小言を言われただけで、
亀のように引っ込んでこちらの世界に出てこない。
そうなってしまったら解決するのは時間だけになる。
しかし、その時間こそがジョンの音楽活動を活発にしているようだ。
ひとり・孤独な時間を愛してやまない。それがジョンだ。
クッキーもうるさい。
でもそれはジョンの時とは違って声量がバカでかい方のうるささだ。
あとは他人から自分がどう見えているかを常に考えて行動している。
そんな自分をまた、客観的に見ては漫画を描いている。
本当は自分が作り上げた空想の世界で思いっきり遊びたいのかもしれない。
「誰か」の視点が「自分」の視点でいられるように。それがクッキーだ。
ガブリエルはおとなしい。
気がついたら小説や詩を書いている。たまにジョンの音楽活動に参加している。
歌詞を書くのを手伝ったり、歌を歌ったり。
そういえばクッキーの漫画資料を集める手伝いもしていた。
静かな子だが創作活動には一番積極的かもしれない。
ただ一つだけ怖いところがあって、ガブリエルはたまに不気味な詩を書いてくる。
それを見ると私は知らない人の家の古い納戸にある箱の中身を見てしまった気持ちになる。
カビ臭くて埃っぽくて、誰からも欲しがられなかったもの。
それを手元に置いて眺めているような。それがガブリエルだ。
そして私。
んー…
私については紹介することがない。
さて、こうして創作活動をしている私だが思うことがある。
いまの時代はとても情報に溢れている。
表面を掬っても掬っても嘘の情報が紛れ込む。
そして当たり前にその嘘の情報を信じる人たちがいる。
さらに怖いのがその嘘の情報が伝言ゲームのように他人から他人に伝わっていく。
伝言ゲームをやったことがある人ならわかると思うが、
自分が伝えた情報が一言一句違わず伝わっていくとは限らない。
なんなら伝えた人によっては話を脚色していく。
その話がまた他の人によって脚色していって…と地獄の伝言ゲームの始まりだ。
では真実として流れている情報はいつ嘘になるのだろうか。
私が最初に思ったのは「その真実は自分にとって信じたくないもの/信じられないもの」だった時ではないか、と考えた。
ジョンは「バズりたい人とかそういうの普通にしてそう」と言った。
クッキーは「人によって真実は違うから、全部偽物だし本物」だと言った。
ガブリエルは「構って欲しい、自分に触れて欲しいんだよ」と優しく言った。
なら事実として流れている情報はいつ嘘にすり替えられるのだろうか。
私は「その事実が自分にとって隠したいもの/隠していて欲しいもの」だった時だ。
ジョンは「炎上しそうな時とか?」と言った。
クッキーは「事実は…起こった出来事は変えられないよね?誰から見ても嘘は嘘になる。それをすり替えるのは…その人の真実なんじゃない?」と言った。
ガブリエルは「忘れたい時」と暗い声で言った。
どうしてこんな話を書いたかというと、自分への戒めみたいなものだ。
この先も必ず「情報」という便利で危険なものに触れていくから。
「面白いよね、たくさんの言葉がこんなに溢れてる世の中なのに」
「ね、嘘ばっかりで。どれが本物?!みたいな」
「だから生きにくいのかもね」
「しかも言葉って凶器にもなるじゃん?体の傷は見えたりするからまだわかりやすいけどさ、心に負った傷って自分でも気が付かないから厄介だよなぁ」
「治すのに時間がかかるよ、本当」
「そのまま放置している人もいるよね」
「そういえばこの間さー」
本人が真実と事実に嘘を織り交ぜたら
それはどっちなんだろう?
あるはずのものを消して、いないはずの人を作り上げる。
誰もそれに気づかない。
もしかしたら本人も自分の嘘を見抜けなくなってしまうかも。
それは大変まずいので最後に書いとかなきゃ。
ジョンもクッキーもガブリエルも私だよ!!
ストップ!✋
自分に嘘つく行為!!❌
これを読んでいる人も動物も妖怪も宇宙人もみんな気をつけようね!!!
あとさっきからおなら止まらないんだけどなんで?!
ゆで卵食べすぎたかな?!
みんなもゆで卵の食べ過ぎには気をつけようね!!
「なんかコイツ面白いじゃん?」と思われたそこのあなた!! そうです!そこのあなたです!よかったらサポートしてくださぁあああああいぃ!!!! 創作作品を制作するための資金にさせていただきます! よろしくお願いしまあああああああああああああああああああすっ!!!!💪✨