最終ミーティングを前に

温かな風が、優しくも寂しさと共に春の訪れを告げる季節となりました。
皆様、いかかがお過ごしでしょうか。
世間では、新型のウイルスにより少々窮屈な生活を強いられていることかと思います。

さて、こちらにはImpactリーダーの日頃の活動や思い、経験などを述べるということで、先日私が感じ、学んだことを僭越ながら、述べさせていただければと思います。
恐縮ですが、最後まで目を通していただければと思います。

突然ですが、私は留年しております。突然すぎましたね。申し訳ありません。この留年ですが、私自身、塾講師でありながら、勉学以外のものを優先してしまいまして…
面目次第もない。
しかしながら、先日まで私は後悔など一つもしていませんでした。
この留年を通じて、自分のための時間を作ることができ、多くの方々に恵まれ多くの経験をしてきました。
この場を借りて、感謝申し上げます。

ただ、このように述べるのはご察しの通り、初めて「後悔」してしまったのです。
本日、3月19日、大学の部活で同期だった仲間が卒業していきました。
この日を迎えるまで、「ただ会いにくくなるだけ」と考えていました。

しかし、不思議なもので朝、音楽を聴きながら涙を流している自分がいました。私はなぜ、涙を流したのか疑問を持ちながら、卒業式を終えた彼らに会いに行きました。
そこでは、4年間の思い出話などせず、いつもと何も変わらぬ会話をしていました。
楽しい時間はあっという間で、すぐに別れの時間が来ました。
その時、やっと先程の謎が解けました。
なぜ、涙したのか。
それは恐らく、「後悔」「不安」だと思いました。
共に、スーツや袴を着て、写真を撮り、社会人になる互いを鼓舞し合う。そんな簡単なことができなかったという後悔。
同期という、気兼ねなく接することのできる仲間が離れていくという不安。さよならを告げた仲間の背中はどこか、大きくたくましく見え、遠くに行ってしまうように見えました。

この場では、自分の経験から何を学んだのかを残す場と始めに述べました。
私がこの経験で学んだものは「時間は作れても、その一瞬はその瞬間しかない」ということと「いつも近くにいる仲間の大切さには気づきにくい」ということです。
私は卒業とは、「人生における単なる通過地点」と考えていました。
しかし、その卒業という一瞬の出来事をここまで共に過ごしてきた仲間と迎えることができなかったということから生まれた後悔。
そして、大切な仲間というものは、意外に近くにいて自分を支えてくれているということ。
これらから、私は今後、一瞬を大切にし、周りの存在を当たり前などと考えずに過ごしていきたいと思います。

もうすぐ、Impactリーダーの内、何名かが卒業します。彼らとの残り少ない時間を大切にし、感謝しながら過ごしたいと思います。

長くなってしまい、すみません。最後まで読んでいただきありがとうございました。
是非、皆さまも「一瞬」と「仲間」を大切にしてみてください。

Impactリーダー 森章吾

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