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JOHANASの存在意義とは?
明治10年より絹織物業を営むうちの会社をなんとか立て直さねばと思い、すがる思いでテキスタイルデザイナー須藤玲子さんにアポイントをとり、お会いした際
「あなた生地との距離があるわ」
とバシッと言われました。
ありったけの生地を胸に、須藤さんの元を訪ね
「この生地どうですかね?どうしたら良いですかね?」
と、あまりにも自分で考えず、須藤さんの意見をお伺いしてしまう私に
テキスタイルにかける情熱の
キャッチコピー「細胞レベルのよろこびを」が出来るまでと出来てからのこと
ヨハナスのキャッチコピーはどのようにして生まれたのか
うちの工場がある富山県南砺市城端では明治36年に新潟の五泉から技師を招いて着物の生地の生産量を伸ばしてきました。五泉は絽という夏用の着物生地で有名ですが、五泉の技師を招いたことがきっかけになったのか、城端も絽の生産地として名を上げてきました。
そして、私が着付けを習い、自分で着物を着られるようになってから、うちの絽の着物に袖を通した瞬間…
JOHANAS(ヨハナス)の名前に込めた思い。
私の住む富山県南砺市城端(じょうはな)は約450年前に城端別院善徳寺という浄土真宗のお寺ができ、寺内町(じないちょう)として栄えた町。浄土真宗と共に絹織物の技術も入ってきたのではないか節もあり、ちょうどその頃から五箇山や福光で養蚕が盛んになったとも言われています。(ちなみに、別院は柳宗悦が「美の法門」を書き上げたお寺でもあります。)
私自身、ここで生まれ育ち、町会議員を何年も務め、家族、会社のみ
JOHANASのこと、ちゃんと伝えたい。
城端絹の新しい楽しみ方を提案するブランドとして誕生したJOHANAS(ヨハナス)。
早いもので今年で8周年。富山県総合デザインセンターさんのご協力のもと、2014年2月21日(金)に表参道スパイラルでお披露目会をさせていただいたのが始まりです。
ここまで続けて来れたのも地域の皆さん、応援してくださる皆さん、ご愛用頂き、いつも励ましてくださる皆さんのおかげとつくづく感じています。
立ち上げ当