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国際派日本人養成講座 最新号

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発行27年、購読者7万人のメールマガジンの最新号です。毎週日曜日朝8時に発行されます。メールで受け取りたい方は、https://1lejend.com/stepmail/kd.p…
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#国柄探訪

JOG(1372) 「私たちは何者だったのか」を知る喜び ~ 寺田恵子『日本書紀1 神代-世界の始まり』から

 日本の国柄を規定した3つの詔勅には、「戦闘」に関わるものはない。 過去号閲覧: https://note.com/jog_jp/n/ndeec0de23251 無料メール受信: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=172776 ■1.私たちは何者だったのか、を知る喜び 『古事記』に比べると、長くて難解な『日本書紀』を、古代人の精神を活き活きと甦らせつつ解説した、まことに「面白い」本が登場しました。学習院女子大学講師・寺田恵子氏

JOG(1368) 秀吉は国民の道義心再生で天下統一を成し遂げた

 道義心の再生によって、欲得と弱肉強食の戦国時代から平和な国家統一に成功した。 過去号閲覧: https://note.com/jog_jp/n/ndeec0de23251 無料メール受信: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=172776 ■1.秀吉の「日本全国の統一」は「未曾有の盛事」  徳富蘇峰の『近世日本国民史』全百巻は、秀吉の天下統一に3巻、朝鮮征伐に3巻、そしてそれらを総括して、桃山時代概観に1巻と、合計7巻も充(あ

JOG(1367) 「まごころ」と「おもいやり」 ~ 石井勲『はじめて読む人の「大学」講座』

 儒教の入門書『大学』の説く理想は、日本の皇室がもっとも良く体現されている。 過去号閲覧: https://note.com/jog_jp/n/ndeec0de23251 無料メール受信: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=172776 ■1.野田佳彦元総理と高市早苗大臣の共通点  政治資金収支報告書不記載の問題で大混乱の政局ですが、その中でも、人格面で私が一目置いている人物が、自民党の高市早苗・安全保障担当大臣と立憲民主党の

JOG(1366) 信長が目指した「天下静謐(せいひつ)」

 信長は「天下統一」で何を目指したのか? 過去号閲覧: https://note.com/jog_jp/n/ndeec0de23251 無料メール受信: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=172776 ■1.信長は勤皇家か、天皇制打倒論者か  信長の人物像は歴史学界でも大きく揺れ動いています。 __________  信長と天皇・朝廷との関係という問題については、明治から戦前まで支配的であった勤皇家としての信長論から、戦後一転

JOG(1363) 明治の国際派日本女性ここにあり ~ 明治の女性たちがなぜ海外で活躍できたのか?

 江戸時代の伝統的教育しか受けていない女性たちが、なぜ海外で活躍できたのか? ■1.ひどい「男女格差」でも「女性の幸福度」はトップレベル?  世界男女格差報告書(2023)では、日本は146カ国中125位と下位に沈んでいます。先進国中ではもちろん最下位ですし、韓国105位、中国107位よりも低いのです。なかでも「国会議員の男女比」131位、「管理職の男女比」133位などが足を引っ張っています。  しかし、日本女性が「ひどい男女格差」のために不幸になっているかというと、そ

JOG(1362) 日本語に潜む「仕合わせ」への道標(みちしるべ)

「いただきます」「もったいない」「お陰様」に潜む「仕合わせ」への道標。 無料受講: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=172776 ■1.「いただきます」とは誰に何を感謝しているのか?  筆者は欧米で11年暮らし、業務出張や国際会議、観光で訪れた国は40カ国近くになります。英語はもとより、簡単なスピーチが出来るくらいなら、イタリア語、フランス語、スペイン語、ドイツ語などを囓(かじ)りました。その結果、今改めて感じることは、日本

JOG(1358) 先人たちの死闘 ~ 沖縄、特攻、空襲の真実

「沖縄は捨て石」「特攻は犬死に」「空襲はやられっぱなし」は国民から真実を隠すプロパガンダ。 無料受講: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=172776 ■1.ウクライナ国民の高い戦意、日本国民の世界最低の戦意  ウクライナの戦争はロシア軍の踏ん張りと、アメリカの支援中断により、難しい局面を迎えています。そんな中で、ウクライナ国民の戦意がまだまだ高いことが報じられました。 __________ 同国のシンクタンク「キーウ国際社会