JOG(435) 島原の乱 ~ 持ち込まれた宗教戦争の種子
欧州から持ち込まれた宗教戦争の種子が突然、日本の地で芽を出した。
■1.「立ち帰った」キリシタンたち■
寛永14(1637)年10月、島原有馬村の二人の百姓が、天草
へ行き、そこで「天の使」として布教を始めた益田四郎という
16歳の少年(天草四郎)に帰依して、キリシタンが礼拝する
絵像を持ち帰り、村人を集めて布教を始めた。
四郎は習わぬのに文字を読み、キリシタンの講釈を行い、ま
た海上を歩いて見せたという。そして、次のような檄文が流布
されていた。
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