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バテレンの侵略から日本を守った信長・秀吉・家康の戦い

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大航海時代、ポルトガルとスペインは、キリシタンを尖兵として、世界侵略を進めていました。中南米、フィリピン、マカオなどがその例です。その危険性に気づいた三英傑が日本を守りました。
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#豊臣秀吉

JOG(154) キリシタン宣教師の野望

 キリシタン宣教師達は、日本やシナをスペインの植民地とすることを、神への奉仕と考えた。 ■1.「立ち帰った」キリシタンたち■  寛永14(1637)年10月、島原有馬村の二人の百姓が、天草へ行き、そこで「天の使」として布教を始めた益田四郎という16歳の少年(天草四郎)に帰依して、キリシタンが礼拝する絵像を持ち帰り、村人を集めて布教を始めた。  四郎は習わぬのに文字を読み、キリシタンの講釈を行い、また海上を歩いて見せたという。そして、次のような檄文が流布されていた。 _