エンジニアへのキャリアチェンジを考えてみた

去年あたりからエンジニアへのキャリアチェンジを試みている人が増えてきました(というか僕もその一人です)
様々な情報が飛び交っていましてこうすれば転職できる、スクールに通って転職など色々な情報が飛び交っていますがその中で僕が思っていることをここで書いていきたいと思います

1、そもそも本当にエンジニアって人手不足なの?

よく最近のニュースや記事にIT人材の不足などが呟かれていますがそもそもIT人材とは何のことを指しているのでしょうか?
これ様々な記事を見ていますが特に定義がなく解釈としては「ITを利活用できる人材」と「ITを開発できる人材」の2つを指しているのかなと個人的には思います

この記事を読まれてる方は後者の「ITを開発できる人材」を目指していると思うのですが僕が思っている限りそこまで人材が人という単位で見れば不足しているようには見えないです。

僕自身企業で採用の担当をしていて他の企業さんのエンジニアや多くの知人のエンジニアと会話をさせて頂いておりますが本当に求められている人材は
「世の中の課題を解決し、その課題に対して解決できる能力を持ったエンジニア」このことを指していると個人的には思います。

ただ言われた通りのことをやる(ミッション遂行能力も高い人材も貴重です)人材よりも上記のことを解決できる人材が多く求められてる時代になっているとここでは述べます。

作業者としての人間は沢山作れますし今は東南アジアのエンジニア(いわゆるオフショア)から安く採用することで運用していたりするので作業者としての人材の価値はそこまで上がらないと思います

2、エンジニアへのキャリアチェンジについて

ツイッターをやっていてよく見るのが駆け出しエンジニアという言葉です

駆け出しエンジニアと言われている転職を目指している人だけで集まったりしている状況など見ていて疑問に思うことがあります
一緒に勉強する仲間はとても大事です。モチベーションを低下させないようにする同じ目的を持った仲間の存在はとても効率をよくしてくれると思います。
ですがよくその駆け出しの人達同士で情報の共有をしていると思うのですがその情報はどこから得た情報ですか?ネットですか?ツイッターでしょうか?

本当に正しい情報でしょうか?
現役のエンジニアから得た情報でしょうか?その出所は調査しましたか?
よくブログなどの情報はアフィリエイターと呼ばれる人たちが知識もないのにコピペのような文で間違った情報を出している(この人たちはアフィカス)ことも多いので確実にもくもく会などでいる現役のエンジニアに積極的に質問をしましょう。

エンジニアに必要なのは高い開発実装能力でも才能でもないです、多くの事例に立ち会ってそこで得た経験を自分のものにしてそれをまた再利用できる能力だと個人的には思います。

プログラミングスクールについて

よくエンジニアでの転職で流行っている方法がプログラミングスクールを目指してそこからスクールの斡旋による転職ですが一長一短もあって企業の採用側からしたら使えるかわからない人材に対して照会料を払って採用することにデメリットを感じてしまう企業は多いと思います。
それに転職したい方々の趣向を見ていると自社サービスで就業環境もある程度緩めな傾向になる企業を好んでいるようですがそういった企業は採用コストもなるべく抑えたいのでそういうった企業から戦力になるかわからない人材を獲得するのであれば学生などをインターンで獲得した方がと思う企業様も多いのではないのかなと想像します。

あと個人的にフリーランスをって宣伝がありますがあれは本当にスクール側にやめて欲しいです不幸な人を増やすのでしっかりとしたキャリアプランを示して欲しいです

個人的にも関わっていて就職が上手くいってる人を見ると積極的に現役のエンジニアとの交流を持ってそこから得た知見を活かして就職活動をしている人が上手くいってるのかなと思います

よくポートフォリオや成果物と言われますがそこに拘るよりも僕は積極的に現役のエンジニアとの交流を持っておくことは大事かなと思っています。
今はリファラルでの採用も増えていますし自分でキャッチアップしますやりきりますよりも信頼できるエンジニアからこの子実務経験はないけど大丈夫だと思うよって言われるのでは全く印象が違うのかなとは思います。

プログラミングスクールを批判する訳ではないですがスクールだけに頼らないで自分で活路を見出して活動をすることで自分のキャリアチェンジを勝ち取りましょう自分の人生なのですから

3、最後に

色々未経験の人はお断りとか色々言われたりそんな人材は使えないなどまだまだ否定的な目が多いので風向きは良くはないと思いますし今までと違ったことをするかと思いますが本質的にやっていることは学校での勉強と変わらないです。

目の前の課題に対してどのように思考し考察をしてどうしたら解決できるのかそこへ取り組める能力さへあればきっと満足のいく就職先を就職できると思います。

僕も1年前はpcなんてyoutubeを見てツイッターをしてネットサーフィンをする程度の知識で今なんとかエンジニアやれているので取り組み方一つで変わると思います

長めの文章お付き合いありがとうございました。

4、追記(2020/1/28)

ここからは追記です。
記事を書いてから色々な人との出会いがあったのですがその中で思ったことを追記として記しておきます。

エンジニアのキャリア

エンジニアのキャリアとしてよくこの言語だモダンだとか言われておりますが正直言語やトレンドなどはあなたの年収にはそこまで大きく差は出ないものだと思います。
多分誤差20~30万円程度ですね。

僕はGo言語をメインに使っていますが特別自分のエンジニアの価値が高いとは思っていないですし他のFWや言語(RailsやLaravel)の方が開発効率も良くビジネス的にも勝負しやすい気がしています。
唯一良かったと思えるのがkubernetesを本番で使っている会社に入れたことでその話ができるのは非常に外部でもストロングポイントになりました。

エンジニアなんて第一次産業革命で労働者が足りなくなったような現象と大差ないですしたまたま今が単価がいいだけです。今後はビジネスにITを絡められる結局ビジネス面で強い人材が勝てる時代だと思っています。
コードしか書けない(そもそもそこまで書けないですすみません)人材は特別な能力ない限りまた低賃金で働かされるでしょうね。

話を戻すとこの技術が使えるじゃやなくてあなた自身の根本的な価値をもっと高めることを意識するのを勧めたいです(自戒)