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山崎 Peated Malt Spanish Oak (ABV 43%)

2024年4月1日にリリースされた海外免税店限定の山崎。
Yamazaki Kogei Collectionという名を冠しており、以前展開していたTaukuriwakeとは別物のようです。(説明文には後継とは書いていないので)

駐在中のマレーシアからエミレーツを利用してドバイとグラスゴー経由で先週アイラ島に行った時にドバイの免税店で大量に陳列していました。
価格は日本円で約3.3万円。

ドバイのどの免税店にも大量に陳列しています
ブランディングが上手
一番欲しいのが無いじゃねーか笑

山崎は往路で見かけていましたが、白州Peated Malt Spanish Oakが売り切れていたので、個人的には山崎より白州が好みという理由で1週間後の復路にかけていました。
が、復路でもドバイ内の全ての免税店を回ったのですが売り切れ。
ということで山崎を購入しました。

ちなみにアイラ島を一緒に回った友人は日本からヒースロー経由でグラスゴーに来てそこで合流したのですが、ヒースロー空港にてグラスゴーへの国内線だと白州peatedや山崎peatedは販売出来ないと断られたそうです。

ヒースロー空港では白州peated malt spanish oakがありました

彼が日本に帰国する際はヒースローから日本移動なので依頼することは出来ましたが、私はこういうのは縁だと思っているので依頼するのはやめました。
どこかのBarでいつかきっと飲めるでしょう。

妻は山崎蒸留所で試飲できる山崎スパニッシュオーク原酒12年が大好きなので、少しでもかすっていれば日本に持って帰って妻と楽しもうと思います。

閑話休題。

香りは山崎スパニッシュオークを思わせる香りで、レーズンが支配的でありオレンジ系の柑橘も多少感じます。
と言ってもどっしりレーズンではなくフレッシュなレーズン。

ほんのりミズナラ、ピートの有無は正直わからなかったのですが5分くらい経過して見つけれるようになりました。

時間が経過すればする程バニラも出てくるようになり、とても素晴らしい香りになります。
正直なところ私はここまで香りが開花するとは思っていませんでした。


味わいは口当たりがマイルドなハチミツとウッディ、中間からミズナラのウッディさとスパニッシュオーク由来のウッディさと少し重めのレーズンとフレッシュなハチミツが続き、フィニッシュにかけてはバニラがほんのり出てきてレーズンと共に優しく続きます。

人によってはこれを若いといって一蹴するかもしれませんが、私にとっては山崎スパニッシュオーク原酒12年とはベクトルの違うスパニッシュオークで楽しむことができたのと、ハチミツがフレッシュでありながら、濃厚さも顔を出してくることからとても面白いと感じました。


加水すると香りはミズナラが前に出てくるようになり、懸念していたウッディのエグ味は出てきません。
味わいは非常にまろやかになり、これも懸念していたウッディのエグ味が出てきませんでした。
これだけスパニッシュオークが支配的であるにも関わらずネガティブなところがあまり出てこないのは驚きました。
むしろミズナラの風味がわかりやすくなります。


ロックにすると香りはやはり弱くなりますがレーズンとハチミツとバニラの香りが残ります。
味わいは非常に甘い濃厚なスパニッシュオークになり、これもエグ味があまり出ません。


驚きました、山崎peated malt spanish oakなかなか良いじゃないですか!
期待していなかった分とても嬉しいです。
peated maltを使用していますが、アクセント程度のピートレベルだと思います。

これは日本に持って帰って妻と楽しまないとダメですね。笑
以前の免税店で展開されていた山崎smoky batch the firstといい、免税店仕様はなかなか良いです。

ストレート/加水/ロックは何でも楽しめますので気分に合わせて楽しむのが良いと思います。
この感じだとハイボールでもエグ味は出ないような気はします。

なかなか入手しづらいボトルだと思いますが、そういうツテがあるBarでは飲めると思いますので機会があれば是非楽しんでみて下さい。

端的に言うとkimonoの説明
Tsukuriwakeはいずこへ
私のテイスティングとは違うので何が正しいのかはわかりません笑

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