公立保育園で働く保育士の現実
東京都内の公立保育園で非正規社員として働く職員の割合が4割を超えています。
年収は200万円未満が8割に達し、そのうち100万円未満が4割超になります。
保育士の年収が低い要因の1つとして、国が定めた児童年齢に合わせた保育士の配置人数に制限があることが挙げられます。
【保育士の配置基準】
0歳児:概ね3人に保育士1人以上
1~2歳児:概ね6人に保育士1人以上
3歳児:概ね20人に保育士1人以上
4~5歳児:概ね30人に保育士1人以上
実際は、上記の配置基準の「1.5~2倍」程の保育士を配置していることも珍しくないそうです。
非正規職員へのアンケートでは、今後、雇用契約の更新に不安を感じている方は、5割を超えています。(明星大学、垣内国光教授らの調査より)
大手人材会社も、保育士専門の転職サイトを立ち上げています。
【保育士専門の転職サイト】
マイナビ保育士:http://hoiku.mynavi.jp/
保育士バンク!:http://www.hoikushibank.com/
保育士.net:http://www.e-hoikushi.net/ など
現在、サービス業界や小売業界を中心に従業員の確保のために非正規雇用者の正社員化を進めております。
人口減少の日本では、低賃金で雇用が不安定の職業では人材を確保することは難しいでしょう。
東京都の舛添要一知事は「(都は)非正規を正規化することを大きな政策目標に掲げている。公立保育園でも、現場の市区町村とよく話をしながらそういう方向で努力したい」と言っています。
今後の、保育士の雇用改善に注目です。
ブログ:http://ameblo.jp/husegitai/entry-11990400581.html
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