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戦闘的思考能力
修士課程の学位論文公開発表会に義務として行ってきた。
来年僕も同じように発表するので見ておくべきなのと、質疑応答を文字起こしして先生に提出するアルバイトを 4 名分・合計 4000 円でお願いされたのでバイトをしに行った。
最近夜型であったため、朝起きるのが相当面倒だったけど、行ったら行ったで結構学びがあった。
人によって質問の精度が違いすぎる
15 分間のプレゼンを聞いて、その後に 教授が10 分間登壇者に質問をする形式。その質問の精度が教授によって全然違った。長ったらしくだらだら喋って、結局何を何を言いたいの?って言いたくなる人もいれば、質問の前置きが自分の研究内容の自慢の人もいた。その中で、質問の内容が超明確で簡潔で、問題点の指摘がその通りすぎる人がいた。
僕自身、質疑応答の内容を文字起こししながら聞いていたため、よりその違いを実感した。 素晴らしい質問を聞いているときは、蛍光ペンでハイライトされているように話し言葉の中で要点が光っていた。
一方で、わけわかならい人はまじでわからなくて、あとで録音した音声を聞きながら意図を自分なりに解釈する必要があった。
質問が上手い人の特徴はこんな感じだった。
話が短い、寄り道しない
聞きたいことを冒頭の一文で話す。そのあとにその疑問に至った背景を説明する。
論理構造の解釈・説明がうまい。順序立てが上手い。
内容の肝を捉える能力が高い
自分の疑問を自分でちゃんと理解している。
本質を見極める能力
内容の本質を捉える特殊能力は、一朝一夕で身につけられるものではなく、これまでその人がいかに雑多な情報から本質を見抜き・言語化してきたかの経験が、もろに反映される。
僕はこれが苦手。
耳や目から入ってくる全ての情報をただ一様に捉えるのではなく、① 重要度が高い順に適切に重みづけを行い、論理構造を明らかにする。そして一体何が肝なのかを見極める。② そして自分を乗せて質問(ビジネスではその上で、その対策や Next Action を決める)する。
① に関しては場数と背景知識をどれだけ持っているかに依存する気がした。そのためにも、学会やビジネスピッチ的な場面に触れるのも良いし、社会情勢や歴史、類似研究等を学んでおくのは重要だと思った。
② に関しては、日頃から物事に対してどれだけ考え、自分のスタンスを持っているかに依存する気がした。この前 HUNTER×HUNTER を見ていた時に、主人公ゴンを鍛える師匠ビスケが、修行中の彼を見つめながら、こうつぶやいた。ヒントになる言葉があったのでメモしていた。
敵を観察し分析する力、そして、敵を攻略するための手段を戦いながら瞬時に考える力すなわち『戦闘考察力!!』様々なタイプの敵と戦わねばならない念での戦闘・・・そこで最も大切な戦闘技術とは思考の瞬発力!!「いかに対処するか」をすばやく幾通りも考え取捨選択し、適切な対処法を実行に移すまでの刹那!!まずは考えることに慣れそれを限りなく反射へと近づける訓練!!』
自分に足りないのは圧倒的な戦闘思考能力だった。目の前の物事に対して、自分の脳みそで考え、一定のスタンス・答えを持つ訓練をするべき。そして同時に、その答えを相手に簡潔に説明できるようになりたい。
...っとまあ、良い質問者の特徴を言っているのか自戒を書き連ねているのかわからなくなったがが、要は戦闘考察力を伸ばしていきたいなってことだ。
まじまじと人の質問を聞き、要点をまとめるといったことをする機会がなかったので、とても印象的だった。
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