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【大喜利】2019年に答龍門に出た話

「答龍門2024」の出場者が、続々と発表されています。出場者自体は数日前に行われた4回の予選ですでに決まっていますが、ここ数日X上で改めて、キャッチフレーズや実績などを含んだ紹介のポストが投稿されています。

生大喜利デビュー3年以内の新人のみが出られる大会である答龍門。その初回は2019年の2月。2016年から生大喜利を始めた私は、初回の段階でラストイヤーでした。

「ここを逃したらこの先ずっと出られない」と思った私は、「すぐに負けたらどうしよう」とか、「今の自分の実力ならこれくらいまで行けるかな」といったことは、特に何も考えずにエントリーしました。今の自分にしか出られない大会、そう思ったから出場を決めました。私は無事に抽選に受かりました。

大会当日。出場者は会場に到着した順に番号が書かれたくじを引いて、32人のトーナメント表に書かれている番号と同じ箇所に入ります。私は1回戦第13試合目に組み込まれました。対戦相手はこの日初対面の爽さん。当時はまだ関東の新人事情に詳しくなかったので、爽さんについては「ネット大喜利が強い人」という曖昧な情報しか知りませんでした。

1回戦の後半に、自分の出番が回ってきました。結果から言うと、ボロ負けでした。こちらが決定打を出せてないうちに、爽さんが爆発的なウケを2,3回獲るという状況で、最後の一答でイーブンに持ち込むなんてことすら出来ませんでした。

あっという間に自分の答龍門は終了。徐々に何も大会の盛り上がりに貢献出来なかった罪悪感を感じて(そんなものは絶対に感じなくて良い)、心が落ち着きませんでしたが、その間にもトーナメントは進み、凄い戦いの連続で、知らない大喜利の世界をこの目にはっきりと焼き付けられたという記憶はあります。

唯一の救いは、初戦敗退者によるエキシビションで爆笑を獲れたことです。「メカアニマルを売っているペットショップで起こった珍事件」というお題で「メカオウム同士が、知らない言語で話している」と回答して、これがかなりウケました。本当に、笑い声が「ズゴゴゴゴ」みたいな音で聞こえました。

今から振り返ってみれば、2019年はあまり大喜利が出来る機会が無くて、調子も成績もそんなに良くなかったと思います。それでも、2020年からスプレッドシート大喜利の期間を挟んで、2022年に生大喜利に復帰してからは、コンスタントに良い回答を残せるようになりました。

あの初回の答龍門に出場した人達のほとんどが、今でも大喜利を続けていて、それぞれがそれぞれのタイミングで良い結果を残しています。本戦に出られる方、頑張ってください。予選で負けてしまった方も、無理にとは言いません、是非これからも大喜利を続けてください。挽回のチャンスはいくらでもあります。優勝しろなんて言いません。一回ウケるだけで良いんです。それが今後の支えになります。

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Jナカノ@大喜利ライター
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