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無線資格受験記

こんにちは
学部2年生のJK1PICです。
今回、アメリカの無線資格、Amateur Extraと、日本の無線資格、第一級アマチュア無線技士の受験をしたので、その体験を報告します。

(この文章はJK1PICの体験を元にしており、記事の内容に起因する不利益に一切責任を負いません。)


Amateur Extra

アメリカの無線資格は現在3段階のランクがあり、下位から
Technician Class(テクニシャン)、General Class(ジェネラル)、
Amateur Extra Class(エクストラ)

となっています。

試験は4択のマークシートで、テクニシャンとジェネラルは35問、エクストラは50問の問題を解き、約7割正答すると合格です。

この試験の特徴は

  1. 回答の時間制限がない

  2. 出る問題・答えは公開されている

  3. すぐに採点してくれる

ということです。

回答の時間制限がないのは焦らなくてとてもよいです。
(ただ、日本のアマチュア無線技士試験も時間が足りなくなるほどタイトではないでしょうが。)

そして一番重要なことはアメリカの無線資格試験では、出る問題・答えがquestion poolというところに公開されているのです。つまりここにある問題・答えを丸暗記すれば合格できるというわけです。

テクニシャン 約400問
ジェネラル 約500問
エクストラ 約700問
の問題が用意されており、ここからランダムに問題が出されます。
問題の書いてある紙はリサイクルするとのことで書き込みできません。

採点はその場で行われ、Volunteer Examiners(ボランティアの試験スタッフ)の方から、合格・不合格を教えてもらいます。
エクストラを狙っている場合でも、下位のテクニシャンから一つずつ合格していかなければなりません。

試験料は15ドルです。安い!
あるレベルで合格した後、次のレベルの試験に進むのに追加の料金は取られないです。不合格だった場合は、同じレベルの試験をもう一度受けるのにはお金を取られるようです。

アメリカの住所が必要

受験のため必要なことの中で少し面倒なことはアメリカの住所を取得することでしょう。私は、Planet Expressという転送会社のサイトに登録してカリフォルニアの住所を取得しました。5ドル、デポジットとして取られました。

https://planetexpress.com/ja/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/

どう対策するか

出る問題・答えが分かっているので、これを覚えるより他に道はないでしょう。ただ、約1600問あるquestion poolの資料をはじめから読んでいくのはキツイと思います。

私は

このHAMSTUDYというサイトを利用して、問題に目を通しました。

問題の雰囲気をつかむためにも、一度このサイトを見てもらいたいです。
高い英語力はいらないということがわかると思います。

このサイトのSTUDY MODEでフラッシュ暗算のように次から次へと問題とその答えを見ていきます。間違えた問題は少し後にもう一度登場してアタマに定着させることができます。

このサイトを利用するだけで私はエクストラまで合格しました。

実際に受験して

今回、アメリカ無線資格受験を思い立ったのが11月で、一番直近の試験が横浜・山手で12/4にあると知り、早速申し込みました。

2日前から準備を始めたのですが、1アマの受験が12/3にあり、あまり対策に時間をかけられませんでした。

結果は、ジェネラルまで合格、エクストラは不合格でした。

不合格を伝えられた時、12/9に東京でまた試験があるということを紹介してもらいました。今度はきちんとHAMSTUDYの全ての問題に目を通して対策しました。

12/9、エクストラに合格することができました。

まずはジェネラルの資格でKO6CJDというコールサインをもらいました。
(アメリカの資格は包括免許なので従事者免許とコールサインがセット)
https://wireless2.fcc.gov/UlsApp/UlsSearch/license.jsp?licKey=4853769

エクストラの資格に昇格されたのち、Vanityコールサインを取得する予定です。

第一級アマチュア無線技士(1アマ)

第一級アマチュア無線技士(通称1アマ)の試験は、工学と法規の2科目のマークシート試験です。工学、法規それぞれ30問、150点ずつで両科目105点を超えると合格という試験です。それぞれ2時間半なので一日仕事となります。

私は、昨年12月はじめて1アマを受験し工学の点数が足りず不合格となり、今回は2回目の挑戦でした。

2023/12/3に東京・青海の日本無線協会で1アマを受験しました。

自己採点をした結果、工学が114点/150点、法規が105点/150点でした。
105点(合格点)ギリギリですね。マークミスがないことを祈ります。


まとめ

私の感覚では1アマよりExtraの方が簡単です。
ぜひ一度問題を見て、挑戦してください!

JK1PIC

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