【シングルS13最終374位 レート1967】アッテイ流脳筋アタック改の改~ラブボドヒドイデの見せた幻影~

初めまして。jJと申します。この記事ではラプミミノラゴンとラブラブボールの実践的な使用方法を解説します。最終レート1967(374位)と高くないですが、私自身今期が最初で最後のガチレート対戦になりそうですので、記念 兼 私に挑戦のきっかけをくれたアッテイ殿へ感謝の気持ちを込め詳細に書きます。※当記事はアッテイ殿の許可を得た上でお名前を使用しております。

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【構築経緯】

皆さんは前々期に話題になったこの構築記事をご存じだろうか。

 上記の記事「アッテイ流脳筋アタック改~無敵要塞モジャンボ~」に深く感銘を受けた私は、酒に酔った勢いで全く同じパーティを組んだ。

しかし、上述構築記事の有名さや準伝解禁もあり、今期S13のランクマでは全く勝てなかった。ありえないwwww

…このため、努力値・Sライン・見せポケを考察しなおし、「アッテイ式と悟られずにラプミミノラゴンを通す」ことを目標とした。


【各ポケモン紹介】※元のアッテイ式との変化点を太字とする。

らぷ

キョダイラプラス(NN:タイドリップ)@弱点保険 特性:うるおいボディ 

値:<冷静>209(32)/×/132(252)/146(224↑)/126/72↓ ※素早さ個体値31

技:フリーズドライ、雷、うたかたのアリア、絶対零度

 増田が調整を間違えて生み出してしまった最強の存在。選出率99%。初手ダイマ率95%。ほぼ全ての先発ポケモンにアドを取れる。最終的に、原作のアッテイ殿のラプラス殿とはSラインも性格も特性も持ち物も全て変わってしまった。このポケモンの目的は、最低一匹を倒すことが一番目。二番目は、ウオノラが不利なポケモンの壊し。

 アッテイ殿のラプラスは粘土を持っており、壁張りの役割も大きいが、私の構築では壁張りの持続ターンより火力を重視した。弱点保険の理由は、①初手ダイマサンダー・②初手ボルチェン・③初手ウツロイド・④初手こだわりウーラオス に刺さっており、イージーウィンを狙う為。今期はスカーフウオノラがそもそも流行っており対策のポケモンが大量発生。私の実力では光の粘土型ではウオノラゴンを通せなかった。

 特性はうるおいボディ。ダイストリームをすればターン後に状態異常を回復することができる(あくびは眠った次のターン後に回復)。ニンフやカビゴンからあくび飛んでくる→ダイサンダー読みの地面交代にダイストリーム当てるという流れを何度もした。有名な人が紹介している型が貯水やシェルアーマーばかりだからか全くケアされなかった。

 戦い方の紹介。基本初手キョダイセンリツでOK。一たびオーロラベールが張られると、弱点を突く・またはダイマをせずにこのポケモンを倒すことが難しくなる。たまらず相手がダイマしてきたら狙い通り。倒されてもミミッキュがインチキ特性でごまかしてくれる。2ターン目はうるおいボディ発動、ウオノラの火力アップ、雷必中のメリットがあるダイストリームで雨を降らせることを優先する。ダイサンダーは読まれるものとして立ち回る。後述するが相手はラブボドヒドイデのせいで地面タイプが刺さっているかのような幻影を見させられているので、地面交換読みでダイサンダーよりもダイストリームを積極的に押していく。遅延ポケモンには弱保発動していないときはノータイムで絶対零度連打。壁が張ってあれば3回くらいチャンスがあるのでその中で当てれば問題ない

うおのら

ウオノラゴン(NN:たエラれない)@鉢巻 特性:頑丈顎 

値:<勇敢>197(252)-156(252↑)-121-×-100-72(↓) ※S個体値0

技:エラがみ、逆鱗、守る、ロクブラ

 最高の存在。噛むだけの機械(マシーン)。勿論ダイマックス飴は使っていない。

 Sラインについてここで解説する。ノラゴン勇敢S個体値0=ラプラスの冷静S個体値31=実数値72である。アッテイ殿原作のSラインはポリ2意識の実数値85となっていたが、今期はポリゴン2以上にきついポケモンが多く、素早さではなく耐久に努力値を割く方が良いと判断。最遅とした。また、アッテイ流の同胞に当たる事故ミラーにも強い。最遅にしていて困る場面はなかった。アッテイ殿の戦術と同じで、「ラプラスより早いかどうか」でトリルを張るかどうか判断できて、合理的。

 基本ミミッキュのトリル後に出すが、相手の残りポケモンによってはトリルが無いのに強気に出す動きもした。環境にスカーフが多く、スカーフと断定した相手のミスリードを誘ったりできた。

 呪いを生かすために守る身代わりをよく使ったとアッテイ殿は言及していたが、壁ターンが短いからか使用しなかった。結局使わなかったがミミッキュの皮をはがせるロクブラにした。エラがみも逆鱗も命中率100%なのが偉い。

みみ

ミミッキュ(NN:MMっQ)@気合の襷 特性:皮 

値:<意地>162(252)/156(252↑)/100/×/126(4)/116 ※S個体値31

技:影うち、じゃれつく、トリル、呪い

 本当にずるいポケモン。ダイマックス飴はビビッて使うも一度もダイマしなかった。後述のパーティ変遷で説明するが、一度シンボラーになっていた時期があった。トリル→呪い退場の動きがあまりに強い。呪いはクソ外しがないのが偉い。持ち物はドリュとキョダイカキュウ対策の襷。唯一アッテイ殿の原作通りの型。

ろとむ

ヒートロトム(NN:ノロノロトム)@オボン 特性:浮遊

値:<控えめ>157(252)/×/127/172(252↑)/128(4)/102 ※S個体値5

技:悪だくみ、放電、悪の波動、オバヒ

 裏選出ポケモン。ナットレイ・ドヒドイデ・カプレヒレ・カプブルル・カミツルギが2匹以上いたら基本ウオノラゴンは選出しないルールとしていた。そして、こいつらすべてに強いのがヒートロトム。一家に一台必須の家電である。上位勢はウオノラゴンの対策を厚くしているパーティが多く、この裏択ヒートロトムを結構選出した。

 Sラインは、トリル展開意識で最初は最遅にしていたが、S無振りでHB厚く振っているゴツメギャラの上が取れずボコされた試合があり、無振りギャラ抜きにした。S個体値5である。ここまで謎の個体を粘った意味が本当にあったのかはわからない。

ぶるる

カプ・ブルル(NN:グランブルル)@ゴツメ 特性:グラスフィールド

値:<図太い>177(252)/×/183(252↑)/105/116(4)/95 ※S個体値31

技:自然の怒り(ウッドホーン)、やどりぎのタネ、守る、鉄壁

 裏選出の地雷枠。レヒレ・カイリュー・ウーラオス(悪水両方)・ミミッキュの対応をどうしようか考えてたところ発明されたポケモン。特にカイリューはわざわざ後出しで出てきてくれて龍舞までしてくれるので、鉄壁→やどりぎではめる。刺さっているパーティには異常に刺さっており、選出した試合は1試合を除いてすべて勝った。自然の怒りは最終局面までウッドホーンだったが、ナットレイに何もできず散っていくのが悔しかったので自然の怒りにした。ここはレヒレとナットの流行り具合で選択となるだろう。自然の怒りは特殊技なのでダイマ用に図太いにしている。

どひど

ドヒドイデ(NN無し)@ラブラブボール 特性:再生力

値:<図太い>157(252)/×/224(252↑)/73/163(4)/53 

技:どくどく、自己再生、熱湯、黒い霧

 古今東西ありとあらゆるトレーナーが思い浮かばなかった最強のポケモン。マジカル交換で手に入れた個体であり、特に思い入れが無い。親が他人なのでニックネームも付いていない。個人的には意地悪された思い出ばかりのポケモンであり、なるべく使いたくなかったため、シーズン途中に黒いヘドロを捨てラブラブボールを持たせ、封印のおまじないをかけた。なお、ラブラブボールの効果のおかげで、シーズンが終わるころには大好きなポケモンになりました。ラブボドヒドイデ最強!!ラブボドヒドイデ最強!!!






 真面目に解説すると、このポケモンは①ウーラオスを遠ざけ、②ウオノラゴンが強い地面電気を誘う見せポケ。地面と電気の一貫の幻影を相手に見せることができる。これだけ電気が流行っていて、なおかつラプラス確定選出なので、出せるわけがない。ちなみに本当に偶然だがラブボに入っている。


【選出パターン】

基本…95%ラプミミノラゴン

ちょっとキツイ時…ロトミミノラゴン(ロトムも早いうちにダイマ)

無理な時…ロトラプブルルORラプロトブルル

受けル…ノラゴンブルルラプORノラゴンブルルロトム

裏選出を思い切ってやることも重要です。


【構築の変遷】

以下、ラプミミノラゴンを通すための試行錯誤を記述する。

1番目に考えた構築<2000位前後止まり>

 最初は、ここからスタート。エースバーンがいるにもかかわらずライコウが目に付くせいでナットがたくさん出てきた。勝てなかったので再考。

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2番目に考えた構築<1000位前後止まり>

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「一度組みなおそう…!」そう思った私は


バイブルを読んだ。ゲンガーを使っている。ミミッキュを別ポケモンにすることを検討し、出た一つの答えが最遅シンボラー

しんぼらー

シンボラー(NN:ヨ ! E)←シンボラーの顔文字 特性:マジガ

値:<冷静>147(252)/×/132/170(252↑)/101/91↓ ※素早さ個体値0

技:トリル、サイキネ、熱風、催眠術

 マジガのおかげでステロややどりぎのタネ、どくどくに強い。トリルを覚え、ナットとドヒドを両方見れる。自主退場技が無いことが問題だが、トリル→相手がウオノラを察してダイウォールや積み技回復技→そのすきにウオノラに強引に交代という動きをしていた。レヒレはそこまで抑制できない。

 しかし、よくよくアッテイ殿の記事を見たところ「催眠ピロロ型を使うようなやつはこれまでの人生が間違っている。運勝ちを狙うようなプレイングしかできないから上位に入れないことに気が付いていない愚か者。」こう書いてあることに気づき、解雇した。

3番目に考えた構築<150位~1500位>

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 次に考えたのは、終盤に流行ったサンダーノラゴン+αみたいなパーティの偽装。細かい話だが並びはラプミミノラゴンをうまいこと離している。しかし、サンダーの型が多岐に渡りすぎているからか普通にナットレイやドヒドが出てくる。また、レヒレを早めに処理したいのにサンダーのせいで先頭に出てこなくなった。100位台まで行ったが1000位まで連敗し、これから勝てなくなる気がして思い切って解散。

4番目に考えた構築<200位~1000位>

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 その後、このパーティとなった。一番このパーティで戦った。終盤にスカーフレヒレが大流行。サンダーの枠をもっと目に付くポケモンにしたいと考え、試しにヒートロトムを入れてみたところ、スカーフレヒレが先頭に出てくるようになった。また、ヒトムのおかげでカモのドリュが、地面の一貫の幻影を見て寄ってきてくれる。裏択としても刺さっていたので、こいつでパーティ完成。ラブボドヒドイデが爆誕させることで心の迷いを断ち切り、つらい相手にもラプミミノラゴンを選出できた。


【実際の構築使用動画及び解説】

このラブボ構築を使って最終週に上位帯で戦った動画の一部を↓にUPしています。裏択の刺さりも録画できてますので興味があれば。

https://youtu.be/D6Brz8omJ0E


【総括】

 この構築の一番良いところは深く考えずにガンガンバトルを進められることだ。選出誘導さえ決まれば、技選択ルートがほぼ固定されている。また、上手な相手のとっさの対応ルートも数種類しかない。増田が調整を間違えた怪物に相手は抗いようがなく、こちらも悩みようがない。環境に合った選出誘導をしっかり考察し、〇〇がいたら裏選出という決まりをきちんと決めていれば、実際のバトル時にまとわりつく「運負け」もほぼない。とても合理的な構築なので、ぜひ使ってみてほしい。

(以下個人的な話)当方第4世代からほぼ休みなくインターネット対戦をしてきたポケモンおじさんなのですが、マイナーポケモンばかりを使用しており上位に行くことには一切興味がありませんでした。そんな自分を目覚めさせてくれたアッテイ殿とラプミミノラゴンと増田には大変感謝しています。案外楽しくそして苦しく、夢のような景色でした。素晴らしい景色を見せて頂き、ありがとうございました。


長文失礼致しました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。 以上 1/1 jJ


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