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自遊ひろば7.1

7月1日(日) 雨のち晴れ   ロク
 
 午前7時。昨日から降り続く雨。朝の天気予報では、昼までには止むと言っていた。
・・・・・・みごと的中!道具を運び込んで、準備をして、「なにしてあそぼかなぁ~♪」というころには、遠くの空に晴れ間がのぞき初めていた。蒸し暑くなりそうな一日。水を含んだ土の状態はサイコー。

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ここ最近、学生のボランティアの方たちがきてくれている。彼らを含め、みんなで朝のミーティング。
「今日は、どろんこ必至だな(--〆)!!」
「だなっ(ー_ー)!∞!」


・・・・・・というわけで、今日もなんだかおもしろいことが起きそうな予感~

 とはいえ、さっきまでの雨のせい?・・・小さな遊び人たちはなかなかやってこない。こどもたちの事情だけではなかなか来れないのが、中央公園の実情。私たち大人がみている、“こどもたちがおもいっきり遊べる環境づくり”てなんだろね。

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芝生広場から自遊ひろばへと続いておりてくるなだらかな斜面は、なかなか遊べるとみた 


 そうこうしてたら、本日初の小さな遊び人が、青いテント(受付)へやってきた。

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「マイカーで来たの。いいでしょ。」

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車から降りると、はじめましての初対面同士。泥んこの付き合い。ぐっと心が近くなる。

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バケツリレー式ホースリレー。
オレンジ色の短いパイプを、人の手でつなぐ。遠くの斜面へ水を送り、何かを企む大人たち。

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ハンモック ~1/fの揺らぎが誘う眠り~

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「炊きま~すっ。」

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レンガのかまどで炊いてたら、どこからともなくレン(君)がやってきた。まさに、レンガレンを呼ぶ

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竹の子 VS パイプおじさん 

 網の上に竹をのっけてみた。すると、あっという間に火に包まれた。焦げていく様子に、「竹の子みた~い(に見える)。」とレンくん。すると、ヨシさんが、例のオレンジ色のパイプの先を口にあて、竹の子に向かって、「ぶおぉ~、ぶおぉぉぉ~~。」と息を激しく吹き出した。・・・・・次の瞬間、火は、「ゴォ~~~っっ!!」と音を立てて大きくなった。ヨシさんは驚いて「あちっ!」と、よっけた。竹の子は一歩も動かない。「竹の子すげぇ。」と感嘆するレンくん。[竹の子の勝ちだね」と言ってた。

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鍋底を棒切れで、ボコンボコンたたく。音が出る。(気分はドラマー?)ぼこぼこになる。へこむ。(ロックだぜっ?)大人からしてみれば、ただただそれだけ。が、・・・めっちゃ、おもろい・・・らしい?

 最近、家を片づけていて、見つけたアルミの鍋。捨てるなら、とロクんちから持ってきた。ひろばにあるものは、そうやって持ちこんだり、いただいたりした誰かさんのお古が多い。ありがたくいただき、おもきし遊ぶ。人によっては、「まぁ!ぼこぼこにしてぇ。」とか、「物を大切にする心を教えるべきだわ。」とか思うかな。
 
 だけど、こどもの気持ちになってみると、ロクがこどもだったら、自分だったら。・・・おもしろい。不思議。自分がしたことの反応が目に見えてすぐにかえってくる。そのことを身をもって、おもしろいと感じ、楽しんでいる。大きくなって、それ(物)を大切にしないとは限らないし。自分がしたことの反応を身をもって学んだ人は、それを知っているからこそむしろ、大切にするんじゃないかな。。。自分なりの“コドモのススメ”の理由を確認する。こどもがこんなにいい顔して遊びよるなら、多少のことは目をつぶりたい・・・えい、、つぶってしまおう。(ささ、見てない間にススんじゃいな(--〆))小心者の私が、日頃思っていること。自分なりに納得できる理由を見つけることで、自分を正当化しているんだろな。
・・・・・・・と、ごちゃごちゃ並べたけれども、やっぱり、こどもは「おもしろい!」ことが大好きで、私は(そもそも人は?)「おもしろい!」もんが大好き。直感的な、「おもしろい!」をお互いに共有すること。できること。そういうところの関わりや場があってもいいんじゃないかな。

 ひろばで、大人の価値観を揺らがせてくれるのは、常にそんなこどもたちのいきいきとした姿。揺らいで、悩んで、自分なりに考えてみて、まわりと折り合いをつけながら、コトはススんでいく。私たち大人がみている、“こどもたちがおもいっきり遊べる環境づくり”。みんなで語ろ。

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水を運ぶ
 何事か?!さっきのオレンジのパイプでは想いが果たせなかったのか、今度は、ビニルシートに大量の水をためて運ぶゆうえん隊。

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ここら辺において・・・・・一気に・・・

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ドバ~ッッと。
上流からの氾濫(?)を下流でみている少年。

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出来上がったどろんこ斜面で、ライディングを楽しむ女子。

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ライディングを楽しむソリ。

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試しにバットに乗ってみる。

 そうそう、そもそもの始まりは、これがしたかったのよ。泥んこ斜面を滑り台のようにして、滑りたかったの。だから、わっせと水を運んだの。でも、なかなかすぐには、思い描いてたような斜面にならず、理想通りには滑れなくて・・・。(この後、施工期間1年に及ぶ密かなる地形改造計画案を企てる者も?心中、本気か?うそっ気か?)

 本日、最高齢のヨシさんが、丁寧にコトを企てていると・・・

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やっぱ~り!ヨシさんの上空で、泥団子なげ勃発!!

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ナイスピッチング!・・・・がしかし。結果は、やっぱり泥試合で・・・。

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「お米が炊けたよ~。」

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ちょっぴり醤油をたらして、焼おにぎりに❤

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「べっこうあめが作りたい~!」とレンくん。ならばと、そこらにあった使えそうな道具をかき集める。妹のハナちゃんも、側でその工程をじ~っと見ている。

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 「やりたい!」ていう思いがあれば、たいていのことはだいたいにできるもんだ。世界は、そ~ゆ~ことになっている。・・・・・と、だいたいにして思う。

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2人の息をあわせて長縄。

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ファイヤーマンの訓練のような木登り。

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刺激を受けて・・・2

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刺激を受けて・・・3

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刺激を受けて・・・一本橋わたるの♪

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黄色いビニル紐で木を結び終えた・・・と思ったら・・・

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ひろばに立っている木という木を次々に紐で結び始めた。木と木が紐で繋がっているのを振り返り見て、「おぉ~!巨大迷路みたい♪」と踊る少年。彼の瞳は、さらなる企みに満ちていた。・・・・・がしかし、ひろばでは、そろそろ片付ける時間が近づいてきた。「え~~~!まだやりたい~!」まだまだこれからなのにぃ、という表情。そりゃ、そうだよねぇ。・・・。

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木に結んだ紐をほどきながら、「次はおばけやしきしようや!」「段ボール大量調達ねっ!」と、次の(ひろばの)遊びの約束を交わした。


“こどもたちがおもいっきり遊べる環境づくり”って・・・・・。

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