【ルポ】犯罪者ビフォーアフター【第12回】
人はどこまで更生できるのか? 元懲役囚の出所後の人生をみた
塀の中の自動車工場
タバコも吸えた
かつては定員オーバーで3000人以上が服役していた“マンモス刑務所”と呼ばれる府中刑務所。累犯者受刑者(B区分)と外国人受刑者(F区分)が主に収容されるこの刑事施設では、一般人でも車検整備を利用できる“自動車整備工場”があることで知られている。今回は、加古川刑務所(主にA区分の初犯受刑者を収容)、網走刑務所(B区分)、青森刑務所(B区分)、そして府中刑務所と4回の懲役生活を送り、府中では自動車整備工場で刑務作業についていたKさん(46歳)に話を聞いた。インタビューの場所として指定されたのは、千葉県北西部にある町の公民館であった。
ここから先は
1,456字
/
1画像
¥ 100