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オンナ沈めて“億”稼ぐ…ギャラの半分引っ張るAVスカウトたちの悪辣「中抜き」手口

風俗やAVは「大金が稼げる」ことが最大の魅力。ただしどれだけ稼いでも、売り上げの何割かはスカウトなどの中間業者が流れるのが業界の慣例だ。なかにはありえない中間マージンを搾取されているケースも…。

謳い文句は「昼職の10倍稼げる」

 水商売やAVなどで働く女性は、その稼ぎの多くを中抜きされている。バックされた金は事務所・風俗店とスカウトマンとで折半するが、有能なスカウトともなれば「相当稼げる」と豪語する。

「キャバは買取り制だけど風俗やAVは“永久バック”だから女が働き続ける限り金が入ってくる。風俗なら女の給与の10%程度、AVだとマックスで50%まである。売れっ子の単体女優1人捕まえれば月100万くらい寝てても入ってくる。そういう女を10人も抱えたら年収億も夢じゃない。そりゃそんなに稼げるのはひと握りだけどな」(池袋スカウト)

 ホストとスカウトを兼業、ハマって金に詰まった客を風俗に紹介するケースも定番。「風俗で働いてスカウトバックをホストに捧げ、仕事が終われば日当を握りしめ店に来てさらに金を落とす」という永久機関だ。そんな都合のいい女をつくるために、女衒たちは“洗脳”する。

「FIRE(投資資金を作って早期リタイヤする)なんかが流行ったけど、最近の若い子たちはとにかくお金が大好き。昼職と比較して『10倍稼げる』と風俗やAVを勧めて、『みんなやってる』ですんなり落ちる。美味しい話にはすぐに飛びつくが自分で調べることができないから相場も知らないし、そもそもホストにハマるような女は男の言いなりになりやすい」(前出スカウト)

 なかにはプレイ料金の8割ほどもピンハネする悪質な店もあるというが、彼女たちは疑うことなく働き続けいている。
(取材・文=本誌取材班)