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【昭和平成芸能スクープの裏】大原麗子、加賀まりこ、アン・ルイス……芸能界の登竜門とよばれた2つの遊び人グループ 「野獣会」と「六本木族」 その光と影(芸能ジャーナリスト・本多圭)

かわいい「獣」と「飼育係」

昭和芸能界で「伝説」と呼ばれるティーンエイジャーのグループがあった。それが『野獣会』だ。 

1961年、時代の最先端をいく街として盛り場となっていた赤坂六本木の遊び人グループとして結成された野獣会のメンバーには、その後大スターとなった芸能人が多くいた。故・大原麗子さんや故・峰岸徹さん、故・ムッシュかまやつさん、井上順……。彼らは赤坂・六本木に当時オープンした人気レストランを根城にし、毎晩深夜までジュークボックスから流れる曲にあわせて踊った。その名称から不良のイメージを思い浮かべるだろうが、実際は金持ちの子弟が多かった。

野獣会の結成については諸説ある。

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