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クロスノエシスのワンマンに行ったら人生に一区切りついた話

クロスノエシス「3rd anniversary tour “0”」に招待のお誘いを頂いて、観に行かせて頂きました。2周年記念ライブ「Space」も行かせて頂いたので、ちょうど1年ぶりの恵比寿リキッドルームでした。

LIQUIDROOMには少しばかり思い入れがあります。

当時は公言できなかったのですが、実はHAMIDASYSTEMの3周年記念ライブは、LIQUIDROOMで開催する予定でした。
2周年記念ライブの渋谷WWW2daysの最後に告知を打つ予定だったのですが、いろいろと手違いがあり実現はしませんでした。
そしてその後に起きることはこれを読んでくださっている方々であれば分かると思います(わからない方はWikipediaなどを読んでもらえると…)。

なので、1年前のクロスノエシス2周年記念ライブ「Space」に行った時も感慨深い気持ちではありました。しかし、

この妙な上から目線ツイートからも分かる通り、素直に感動したというよりは、「あの時できなかったことをやってもらえた」という気持ちが強かったように思います。
と同時に、これは言葉にするのも嫌なのですが、「自分のほうが面白いライブを作っていた」という気持ちも、確かにあったと思います。

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1年後、LIQUIDROOMで観た今日のクロスノエシスは、本当にかっこよかったです。

客入れBGMから入場SEへ切り替わり、オープニングの幕を使った演出から、バックに流れる映像と相変わらず素晴らしい照明。
そしてなにより、メンバーの力強い歌声と、一糸乱れぬダンスが、1年前とは比べ物にならないくらいレベルアップしていたことに驚かされました。
最後に再び幕で隠された中流れる「VISION」を聴きながら、この凄いグループをもっと大きな会場で、もっと沢山の人に見てほしい。いや、もっと沢山の人が知るべきだと、心の底から思いました。
簡単な言葉ですが、とても感動しました。

HAMIDASYSTEMを自分勝手に辞めたあと、どのライブアイドルを観ても、こんな気持ちになることはなかった。
でも、今日のクロスノエシスのパフォーマンスを観て、あの時と同じくらい、熱い気持ちになりました。

ライブアイドルに関わった日からもう5年以上が経ちましたが、本当にこんな事を言うのは今でも自分勝手だけど、あの時、こんな自分と一緒にやってくれて、そしてまだ続けてくれていてありがとうございます。


(ここからは今日のライブとは関係ない、完全に自分の話になるので、興味のない方はブラウザバックしてください)


いま思えばあの頃の自分は、かなり無理をしていたと思います。それは体力的なものではなく、プロデューサーとしてどうにか自分を大きく見せなければ、と躍起になっていたと思います。そのことでメンバーや周りの協力してくださった方々には沢山の苦労や大変な思いをさせてしまいました。なんであんな間違いをしたのだろうと、当人たちにはなんの意味もない後悔をすることもありました。でも、こんな言い方は間違ってるかもしれないけど、今日見たライブが、自分があの時おかした間違いを正解にしてくれたような気がしました。あのまま皆で頑張る道もあったのかもしれませんが、自分にそんな器の大きさはありませんでした。今日のMCでRISAさんが3年前のことに触れてくれたとき、そんなことを考えていました。

仕事を辞め、コロナになり、30歳になり、今、また何か新しいことを始めようと無理をせず少しずつ準備をしています。ライブアイドルとは少し違った形になりそうですが、また皆さんの胸を熱くできるような何かを、見せたいです。今日のライブが自分のここ5年間の一区切りだった気がします。

こんなことも急に書きましたが、今まで本当にありがとうございました。

また会える日まで、自分なりにこれから頑張っていこうと思います。

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HAMIDASYSTEMプロデューサー 神宮寺雄介

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