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[モバイル&サウンド 39]〜オルガン・サウンドで音作りを学ぶ

オルガン・サウンドはエレピに比べると汎用性は低いけど、やはり。。。音作りの基本を学ぶのに非常にイイのと、ロック系のギター・サウンド+アレンジとフォーカスがダブるので、そういう系のサウンドが好きな人には特に重要度は高い。

中でもハモンド氏の生み出した”ハモンド・オルガン”は、オルガン・サウンドの代名詞的なモノ。メジャー・モデルの”Hammond B3”は、1955年から1974にかけて製造された。

GarageBandの音色の中でも、オルガン・サウンドはかなりイケてる。ドライブしたハードなサウンドもご機嫌で、思わず、「ギュわーん」ってグリサンドしてしまう。

iPhone / iPad版でも基本は上位ソフトのLogicと同じなので、指先でこのサウンドが体感出来る。


このGarageBandのオルガンはー

「ハモンドオルガン+レスリースピーカー」

をシュミレートしたもの。オルガンに加えて「レスリースピーカー」を組み合わせることによって、強力なサウンドを生み出す。音の出口になっているホーン部分が回転する仕組みで、スピードをレバーで切り替えると音の揺れが変化する。

これは。。。ホーンが行ったり来たりと回転することで、ドップラー効果を生み出して、こういう揺れになる。

IK Multimediaのエフェクター・ソフトには、このスピーカーをシュミレートしたものもあり。

Logic Proになると、レスリー・スピーカーも視覚的にシュミレートしてくれていて、ミュージシャン・フィールが爆上がりする(笑

ハモンド・オルガンは。。。上のようなドローバーと呼ばれるものを出したり引いたりしてキホンな音を作り、それにトップ画像にあるようなー

・コーラス(音に厚みを付ける)
・ディストーション(音を歪ませる)
・レスリーのようなロータリー効果(音を揺らしたり回したりする)

といったエフェクターで味付けする。

上の画像のようにレスリー・スピーカーのマイキングも重要で、上と下のスピーカーにそれぞれセットされている。

オルガンの鍵盤は「オンかオフ」で、押さえてる間だけ音が出る。鍵盤を弾く強さは音の強弱には関係ない。音の強弱はボリュームを上げるか下げるかってことになり、ペダルで操作出来るようになっている。

音楽初心者の人はもちろん、ピアノ等が弾ける鍵盤奏者の人でも「ロック・サウンドなエレキ・ギター」に憧れを抱く人は多いけど、イキナリ触ったこともないエレキギターのサウンドや奏法がどうこう。。。っていうより、ロック・オルガンのような「鍵盤を通して音作りや音の重ね方を学ぶ」ってことの方が遥かに実用的だったりする。


Logicのマニュアルには、例によって。。。歴史から構造的なことまで触れられている。



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