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斎藤武夫先生の日本が好きになる!歴史全授業講座in新潟会場

本日の午後は斎藤武夫先生の日本が好きになる!歴史全授業講座in新潟会場に中3の娘と参加してきました。

現役の学校の先生対象の内容で、どのように授業で子ども達に伝えるかとい視点で、レベルはかなり高め。

でも先生達も日本の未来のために戦っているな、と胸が熱くなりました。

日本は2000年の歴史を持つ世界一古い国。

英国の女王は43代目だが天皇は126代目。

中国の「皇帝」に対して諸外国は「王」=皇帝の属国、という形だったが、日本だけが「天皇」=皇帝と対等、という形を取り、国づくりが始まった。

仏教、キリスト教、イスラム教が諸外国の神々を駆逐し、支配を進めて行ったが、唯一、日本の神道だけは聖徳太子の仏教伝来の際と、豊臣秀吉のカトリック襲来の危機にも生き残った。

豊臣秀吉は世界の支配者であるスペイン、ポルトガルのカトリック教支配を排除し、オランダのプロテスタント教と受け入れて貿易を長崎の出島のみに制限して鎖国制度を敷いた。

これは当時、日本を植民地化しようという西洋列挙と渡り合う唯一の方法だった。

その後、平和な江戸時代260年が訪れる。

高杉晋作、上海に遊学。

英国に支配された上海に絶句。

上海日記に日本もいずれこうなると強烈な攘夷運動へ傾倒。

英国大使館焼討ち、下関事件を経て、長州軍壊滅。

尊王を軸に新しい国づくり。

明治維新。

江戸城の無血開城。

廃藩置県。

日本は革命を起こした武士が既得権を放棄するという世界でも稀な日本独特の革命。

昭和に入るとかなりややこしい。

しかしこの歴史こそが歪められている。

斎藤武夫先生は当時のプロパガンダが工作活動のために描いた中国の民家に落書きをした「嘘の」日本軍の残虐な姿(妊婦の腹を引き裂く、乳房を切り取るなど)が小学校、中学校の教科書に載っているのを目の当たりにして激しく憤った。

以来、教育現場を変えようと20年以上精力的に取り組むが全て黙殺されてきた。

しかし、教師を対象とした「日本が好きになる!歴史授業講座」という草の根運動を続け変革を試みる。

チャンネル桜でも自身の授業の番組を持つ。

結果、地元の埼玉県の教育現場はかなり変わってきたという。

盧溝橋事件などを発端に日中戦争(シナ事変)が起こる。

蒋介石率いる中国国民党が上海を襲撃。

日本軍が首都の南京を制圧。

終戦になると思いきや蒋介石は首都を重慶に移したことで泥沼化。

この戦争で得をしたのはソ連と毛沢東率いる中国共産党。

ドイツ、日本を疲弊させ戦争に追い込めば両国は滅亡する。

その筋書き通り、東ヨーロッパは共産圏に。

ドイツも東と西に分割され、日本も終戦のどさくさに北方領土を不当にソ連から侵略された。

米国ルーズベルト大統領の側近には200人のソ連のスパイがいた。ハルノートを書いたのもソ連のスパイ。

近年になって近現代史の研究が進み知らなかった真実が明るみに。

昭和の戦争については複雑で一口では語れないが、日本を陥れるような当時のプロパガンダの嘘偽りの工作活動をあたかも真実のように自我形成期である子ども達に教育として与えるのは断じて間違っていると斎藤武夫先生。

斎藤武夫先生は現場を変えようと20年以上尽力されているが、もう疲れたと言われたのが印象的だった。

蒋介石が遷都した重慶は三条市との経済有効都市である。

私も来春に重慶に行く予定。

これらの歴史を知らずして重慶に行くべきではなかったと思うのでタイミング良く学ぶことができて良かった。

新潟、三条にも熱き志を持つ教師がいる。地方から教育も変えて行って欲しい。

中3の娘は受験には一切役に立たない内容だったけど面白かったと言ってくれました。

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