眼鏡相談室6)
眼鏡相談室6) Q:30代 女性から 自分に似合うメガネがどうしても見つかりません。似合うメガネにどうしたら出会えますか?
は~い、良いご質問ですね。そもそも眼鏡好きの階級を定義づけしています。先ずはそれをご覧になってください。 初心者:目立たないメガネ、さりげない眼鏡を選ぶ。 初級:輪郭に対して似あう似合わないメガネを探す。 中級:洋服等に合わせてトータルコーディネートを考える。
更に上級になると、もう似合う似合わないなんてどうでも良くて、新しい自分になれるメガネとの出会いを探しています。 ご質問者は初心者か、初級の辺りで彷徨っていると予想します。先ずはセオリーを覚えましょう。 似合う眼鏡に出会う、若しくはその眼鏡を選べる方法論は…。
自分の分析から始めます。他人から見られた時に、自分はどう見られているのだろう?真面目?チャラい?そんなイメージをご自分で分析します。ところが例えば他人から見られた自分の第一印象を正確に答えられる人は僕に言わせれば皆無です。多くの方は自分の印象を忘れているのです。
ここに気づいた方は自分では選べないという答えにたどり着き、眼鏡好きの友人や結婚していれば夫婦で選びます。第三者を頼りにするということです。眼鏡屋さんとしては、そこに眼鏡屋の店員が候補にあがらない事にもどかしさを覚えます。きっと眼鏡屋の言葉に説得力がないのでしょう
ところが、ここにも落とし穴があります。関係が近しい人と一緒に来れば来る程に、その方は身内の変貌に戸惑い、アレルギー反応すら感じます。もうこうなると以前の眼鏡以外は掛けてほしくない。違和感ありまくりだとイメージチェンジや本来の目的である似合う眼鏡探しとは逆行します
:だから眼鏡探しを誰かに頼るのであれば、夫婦よりも恋人、恋人より友達、友達より他人の方が、凝り固まっていないのでイメージチェンジに対して柔軟に対応します。だから、極力関係の遠い人と一緒に来るか、そもそも眼鏡選びのプロが眼鏡屋の店員なのですから、そこに任せるべきです。
でもどうしても眼鏡屋のお似合いですよの言葉信用できないのであれば、それはお友達といらっしゃるのも良いでしょう。 ではセオリーに入ります。似合う眼鏡選びには、原則論として自分のイメージを正確に把握する必要があり、そのイメージと真逆に持っていくと中和し似合います。
チャラいのであれば、真面目な方向に、真面目であればチャラい方向にシフトさせます。ところが多くの方は、ご自分のイメージに近い物が似合うと勘違いをされています。ひどい事例では狐目の人がカールトンスタイルという吊り目を強調する眼鏡をチョイスし、更に狐目が強調されます。
本来は狐目なのであれば、それを和らげる丸眼鏡や楕円形で優しいブラウン系の色合いを選ぶと優しい顔に見えるのに、自分のイメージを上塗りするのです。何度も言います。上塗りではなく中和が眼鏡選びのポイントだとご理解ください。丸顔なら四角、四角なら丸と全て逆を行くのです。
似合う似合わないの前に、サイズ感を合わせる事、自分の肌との色の相性、髪の色、洋服のスタイル。ご自分のキャラクター、輪郭の形状およびその大小、瞳孔間距離。これらを考慮して僕らは提案します。皆様はそれらを考慮して選べますか?だから本来は眼鏡選びのプロが必要なのです。
いかがでしたか?似合う似合わないは自分でジャッジ出来ないのが前提、そも初心者は素顔からイメージが変わる事すら許容出来ないのですから、そういった方はフチなし眼鏡等、極力眼鏡が表に出ないのを選びます。ですが眼鏡にも段階があり、皆様それぞれのペースで上達するのです。
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