ワイド万馬券を取った予想法とこの予想法をやめた話


基本的に自分のために書かれる文章だけど、noteに公開する以上は多少は誰かの役に立つかもしれないことくらいはある、かもしれない。なお私の競馬歴やら何やらは折に触れて書いていく。

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2023年10月28日土曜日

この日は久しぶりにワイド万馬券を取れて上機嫌だった。このワイド万馬券を境にいろいろ変化があったような気がする。

この日は東京のレースを買っていたのだが、新潟の天候が変わったという報せが入ったことで、新潟にも参戦することに決めた。

新潟11R魚沼ステークス

新潟は雨が続き、芝は不良馬場。

netkeibaより

私の予想のバイブル種牡馬辞典、ダイワメジャーのページを開くとこう書いてある。

芝の道悪の逃げ馬、ダート道悪の牝馬特注

種牡馬辞典2022-2023

競馬新聞を見ると、9番マテンロウアレスが父ダイワメジャー、過去4走すべて通過順は1111、つまり逃げているようだ。条件にピッタリ当てはまるのでこの馬を本命。

相手は父にゴールドシップを持つ8番ゴールドモーント。道悪といえばゴールドシップ、ローカル平坦なコースが得意。これも種牡馬辞典に書いてある。

連下には父モーリスの4番 ホウオウリアリティ。芝2,000mにはとても合うと種牡馬辞典に書いてある。さらに馬柱を見ると、前走は芝2,500m重馬場で好位に付けて4着。今走は距離短縮だし、不良馬場ならば、爪痕を残してくれるのではないかと期待した。

そして結果がこちら。

netkeibaより

先団にいたホウオウリアリティが差して1着。追い込み勢は1番人気のセレシオンだがハナ差で2着。マテンロウアレスは逃げて3着。(記憶が曖昧だけど逃げてたというかハナをずっと主張していた感じ?)

予想も印3つで▲-〇-◎。馬連じゃなくて良かった・・・というかさすがに11番人気を軸にしたらワイドですよ、はい。

というわけで、4-10ワイド11,920円ゲット。馬連より高い払戻金だった。

どうやってワイド万馬券を取ったのか

どうやっても何も、上に答えは書いてある。

種牡馬辞典を見る。あとは馬柱から過去走を考えただけ。

と言ってもこのレースなら12頭分を種牡馬辞典で調べ、馬柱を眺めたり読み込んだりするのだからなかなか忙しい。受験生の英語の勉強みたいなイメージ。何度も何度も本をめくる。

そもそも私の予想スタイルは種牡馬辞典ありきだ。

出走馬の父の特徴をすべて種牡馬辞典で毎回調べる。覚えていられないし、性能が良い頭は持っていない。

辞典の中には種牡馬ごとの詳細なデータや上に書いたような特注レースの条件、穴の狙い方、コース別勝率、年齢季節別回収率などなどここには書ききれないほどのデータがある。「相性の良い騎手」まで書いてある。

これらのデータを調べ、競馬新聞の馬柱を持ってきて頭をひねれば、私のような凡人でも穴馬を探せたりするし、ワイド万馬券が取れる。

私は何年も競馬から遠ざかっていたので、わざわざ最新刊の種牡馬辞典を買い直したくらいだ。

ちなみに馬券を数回しかかったことがない頃、競馬好きが多い某飲み屋さんの競馬予想大会に出場することになった。このやり方で初心者なのに優勝してしまった。

ワイド万馬券より大切なもの

実は、このワイド万馬券取れる予想スタイルはやめた。

だが、私のように全出走馬のデータを種牡馬辞典で調べるという使い方をしているうちに、予想が作業のように思えてきた。

もちろんこのやり方が悪いわけではなくて、私の受け取り方、感じ方、考え方と合わないというだけ。

さらに、もしこの世から種牡馬辞典が無くなれば、私は予想ファクターの7割以上を失うことになる。もし明日、競馬ブックが無くなったら困る競馬ファンは多いだろう。例えればそういう感じだ。

以前ある友人から「じろさんの予想は作業ですね」と言われたこともあるし、うすうす感じてはいた。

何年か競馬を離れて戻ってきて、同じ予想スタイルを取ってみたが、作業感は否めない。むしろ苦痛にまで感じたことも正直に書いておく。

ワイド万馬券のような脳汁あふれる的中を取れるのだけど(必ず取れるとは言ってない)、私は予想スタイルを完全に変える決断をした。

決断を後押ししてくれたのは、たまたまこの日に見つけたヤスアジTVだ。

面白いなあと思い、競馬を終えたあと動画を見まくっていたのだが、こんな動画があった。

ヤスアジTVと軍団の皆さんへの感謝

単複だけなら、種牡馬辞典がなくても、僕の予想でもある程度取れるかもしれない、そう思った。

翌29日の競馬はなかなか当たらないので、4Rあたりからヤスさんアジさんが初心者に勧める単複1点を5レースほど買ってみるとポポポポンと的中が続いて競馬が楽しくなった。

競馬が楽しい。

私が忘れていたのはこれだったのか。

いや競馬も種牡馬辞典も悪くない。私が楽しめていなかっただけだ。

ワイド万馬券も欲しいけど、競馬が楽しいことのほうがうれしい。

当たり前のことを忘れていたなあと、ヤスアジTVには思い出させてもらいました。みなさんありがとうございます。

というわけでしばらくは、単複、あるいは単勝+馬連ボックス、単勝+馬連+同じ馬でワイド(キャプテン渡辺さんのスタイル)のように軸と相手2頭、相手1頭のスタイルを続けようと思う。

私にとって、ワイド万馬券より大切なものは、自分の予想を楽しみながら立てるということでした。

当たり前の結論でごめんなさい!自分用のメモも兼ねてるので、どうかご勘弁を・・・。

では今日も良い1日を!

https://twitter.com/EFr9oM2WjC43320


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