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しずかにすごす

思ふべし、人の身にやむことを得ずして営む所、第一に食ふ物、第二に着る物、第三に居る所なり。人間の大事、この三つには過ぎず。餓えず、寒からず、風雨に侵されずして、閑(しず)かに過すを楽しびとす。

兼好『徒然草』第123段

何か食べるものがあって、雨に濡れる心配がない。それで家の中でしずかに過ごすことができたらいいじゃないか。

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