ご飯にありつく方法 3 熊倉次郎 2014年12月25日 07:32 ひもじいときに、よその家へ行って、「どうか一飯めぐんでください。そうすれば私は庭をはきましょう」と言っても、一飯をふるまってくれる者はない。空腹をがまんしてまず庭をはけば、あるいは一飯にありつくこともあろう。これは、おのれを捨てて人にしたがう道であって、物事すべてがうまくゆかなくなったようなときにも可能な道だ。二宮尊徳「二宮翁夜話」『日本の名著 二宮尊徳』中央公論社 ダウンロード copy 3