人間は100%死ぬんだから…

がん患者になりますとこの言葉をかけていただくことが多いです。
職場に化学療法(抗がん剤注射、放射線照射)内科的治療を先に
して原発巣の悪性腫瘍を小さくして、その後に手術療法外科的治療
にて寛解根治された方がお二人いらっしゃいます。その方たちに
タイトルの言葉をご自分にかけられたことはありますかとお聞き
しました。あるあるとおっしゃってみえました。分母は三人とごく
少数でありますが普通にがんに罹患した方に投げかけられる言葉で
あると私感ですが認識いたしました。お相手の方はあくまでも
「加油!加油!」のつもりで言っていただいたつもりと思っています。
私は南アジア、インド・バングラデシュ、東南アジア、ベトナム・
ラオス・ミャンマー・タイ・カンボジア・マレーシア・シンガポール・
インドネシア・フイリピン、東アジア、中華人民共和国・中華民国・
大韓民国・朝鮮民主人民共和国そしてオセアニア、オーストラリアを
仕事そして趣味のバックパッカーとして訪問いたしました。
なんか本筋からずれた自慢話に感じ取られるかもしれません。インド
にはタイトルに全く相反する絶対に死なない人たちとお会いすることが
出来ました。三回訪問してまだ一度も死んだことがない四人の方々と
お話いたしました。一人の方は200歳超え、残り三人の方々は150歳を
雄に超えた大変健康そのままでした。不老不死の方は存在する、暗澹な
現世を衆生所遊楽されて見える方は実在すると確信いたしました。
そんなわけないよね(笑)。噓つきじゃん、嘘つきばっかりじゃん。
タイトルの言葉を聞いてたまに逆襲いたします。本当はありがとうねの
返答でお返事になるところを小さなお子様を連れた若い女性の方には
「そうだね。死って私のように突然降ってわいてくる心の準備もなく
そしてじわじわと体力と気力を失わせるケースと登下校で歩道を歩いて
いて、そこに飲酒酩酊した人やご高齢者の運転操作ミスで本来安全で
あるべき歩道まで車が突っ込んでくる人災によって突然短い人生を一瞬
にして奪われるケース、自宅でくつろいでいたら地震や火事など天災で
突然現実世界」と別れないといけなくなるケースもあります。私に
かけていただいた言葉があなたの身近で今まさに起きるべき出来事かも
しれませんね。とご返答させていただきます。
あと多いのは「死ぬのはこわくありませんか?」
こわいです。家内がシンガポールに在住ですから最初の余命宣告も一人で
お聞きしました。第二日赤から自宅までの記憶が全く欠落しています。
おっさんですが、その晩は声に出して嗚咽いたしました。私は仏道修業を
積んで悟達なされた方とは違うアルコールは一切口にしない、でもたばこ
好きのおっさんです。献血回数15回、ガラス製の青盃をいただき、合致
した骨髄ドナー移植のために有給じゃなく欠勤して入院。交通費とか一部
いただける費用も辞退。ご兄弟であっても合致するのは4分の1。でもこの
世界、私のことを必要としくれる人、待っててくれる人がいます。一生涯
お会いすることもない困った人を自分のできる範囲内で陰から支えてあげることが生まれた使命。
がん患者さんにお言葉がけする機会がある方はオブラートに包んで過剰に
優しく接するのではなく、お相手が落ち込むような言葉はなるべく避けて
いただけますことを願っています。

斜陽の国、日本はGDPは超噓大国インドには時間の問題でまもなく抜かれ
世界第五位に転落します。次に控えるのは英国、フランス。私が憂うのは
GDPの順位だけでなく、生活する人たちがどれだけ満足して生活水準を
たもつできるかです。昭和の時代は貧乏でも幸せを感じる方も多かった。
でも今は先立つものがないと日々不安との戦いで生活される方も多いと
感じます。(加油日本)


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