ストリップ は教会のよう
ストリップを鑑賞してきて、以前に五島列島の50近くの教会を巡ったことを思い出しました。それら教会は、世界遺産に認定されたものからカーナビに表示すらされない人里離れた山奥にあるプレハブ小屋まで様々なものがありました。確かに鉄川与助が手掛けた世界遺産群の教会は、非常に立派な建築物の印象でした。ただ、教会が醸し出す荘厳さは、プレハブ小屋の教会でも変わりませんでした。それは、どの教会も、今でも信者の方に大切な信仰の場所として使われているからだと思います。ストリップも同じかなぁ。劇場の建物や設備には関係なく、全身全霊でステージを舞う踊り子さんと、ルールやマナーを守って楽しむ観客が、その劇場に魂を吹きこんでいるのではないか。本当にそうであるなら、長崎の教会と同じように、数は少なくなるかもしれませんが、ストリップ劇場はなくならないような気もします。それは、今後の踊り子さんと私達観客にかかっているのかもしれません。ストリップを人為的になくしてはいけない文化と捉えるのもいいけど、自然と決してなくならない文化であって欲しいと思う。
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