ストリップ における一般客とは

よく一般という言葉は使われますが、それが何を持って一般を指し示しているか、実はかなり曖昧で、かつ抽象的で難しい。私の中で、ストリップ における一般客のイメージは漠然とありますが、それを文章として上手く表現できるかどうか。
あくまで私の中の定義ですが。

まず1番目として、ノーマルなサラリーパーソンです。典型的なのは週5勤務の土日休みの正社員ですが、もちろん週6日勤務、シフト制、三交代、夜勤、平日休み、派遣など様々な雇用パターンがあります。要するに生活の基盤がしっかりと確立されている人で、いわゆる不定期のバイトなどで生活基盤が不安定ではない人です。大多数が組織に属していると思いますが、その場合、身体的にも時間的にも組織に拘束され、終業や休暇など必ずしも自分の思い通りにはいかないことが多いと思います。

次に2番目としては、結婚して家庭があり子供がいてもいなくても、あるいは独身でも、ある程度の生活パターンがある人です。独身の人は、恋人の有無、あるいは他者との関わりの有無で、その自由度は変わってくると思うのですが、それでも日常生活をしていく上で、毎日あるいは仕事休みの日にやらなければならないルーティンは多かれ少なかれあるはずです。

3番目としては、趣味や勉強など何でもいいのですが、人生を楽しむ手段が複数ある人です。仕事帰りでもいいですし、休みの日でもいいですが、ある一定の時間やお金を費やすことになると思います。

その上で、4番目として、上記3つが当てはまる人は、ある意味世俗的な生き方になるので、世間体とか、社会通念や常識、マナーやルールなどに敏感で、それらを気にしながら、時に縛られながら生活している人です。

前述してきた4つを満たす人は、およそ私が考える一般的な人です。
ただし、既にリタイアした年金生活者や学生はちょっと状況が違って、上記の条件を必ずしも満たしません。おそらく時間的制約はかなり自由になると思いますが、代わりに経済的に厳しくなるのではないでしょうか。

そして、このような一般の人たちにとって、ストリップ はかなりハードルが高いと思います。それでも、ストに対して、リラックスできる大人としての娯楽を感じれば、時間の合間を縫って、足を運んでくれると思います。実際、私の肌感覚ですと、一般客の人は非常に少ないと思います。一見さんも含めて不特定多数が多く観劇される浅草ですら、あまりいると感じたことはありません。なお、これはあくまで私の主観なので悪しからず。

また、一般客の大多数の人は、日々社会的規範の中で生きており、むしろ生きる必要があるので、おそらく劇場ルールやマナーは良いのでないかと思います。そして、そのような人たちが増えれば、ストのイメージは良くなり、今よりも大人の娯楽としての居心地が良い空間になるかもしれません。ただ、それがストにとって良いことなのかどうか、私にはわかりません。。。

一般の人たちが増えれば、おそらく今ストに来ている人たちは去るかもしれませんし、逆に今のままでは一般の人たちは増えないかもしれません。それと一般の人たちがポラを撮ったり、ステージ写真を買うかどうか。また、推し活をされている人のように頻繁に劇場へ来てくれるかどうか。差入やチップは。。。もし今のスト劇が上手くバランスが取れているとすれば、変化が何をもたらすのか。。。

#ストリップ #スト活 #踊り子 #ストリッパー

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