ストリップの日常

先日、ある所属の💃さんが引退されました。日本で1番大きいストリップ劇場のトリをされる方です。

最近、その話題がSNSでよく流れてくるのですが、私的には違和感しかない。
引退当日を歴史的瞬間に立ち会えたという内容の書込みをよく目にしますが、正直、ハッ?て感じでした😅おそらくストリップ歴が長くても、あまりその歴史とか造詣がない人たちなんだろうなぁと思う。そもそもストリップは、日常的な風俗産業で、その大衆性故に数々の困難を乗り越えて細々と生きながらえてきた文化だと思う。そして、それらは基本10日あるいは20日単位で繰り返されているわけであるが、劇場は生物ゆえに、同じものは存在しない。それこそがストリップの醍醐味である。
もし、ある踊り子の引退が歴史的瞬間と言うなら、各劇場で日々興行されているストリップも歴史的瞬間であり、そこに何ら差異はないし、特別なストリップ なんか存在しない。

ひとりの踊り子さんが単に引退しただけであり、今も多くの素敵な踊り子さんが踊っている。

ちなみに、引退された踊り子さんの興行は私も観に行きました。
お疲れ様でした。

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