"強い"顔面になりてぇよな???!!!!

 ネットや現実世界で何気なく見る顔面に、カワイイorカッコイイではなく"強い"という形容詞を使うようになってしまった。この"強い"というのは、私自身も明確な定義を以て使ってはいないのだが、できる限りの説明を試みる。顔や目の面積、鼻の標高、その他パーツのバランスという、いわゆる外見だけの指標ではなく、もっと包括的というか、その人の内側や生き様までもを考慮したうえでの"強い"なのだ。

 そしてここが一番のポイントなのだが、そういった内側や生き様とか、写真という情報だけでは本来得られるはずがないものまでもが、何らかの働きかけをしてくるような顔面を見ると私は"強い"とこぼしてしまうのである。内側が外見に滲み出してしまっているような、、、、

 精神と外的世界との関係性は散々論じられてきたが、精神が外的世界に実際的な作用を及ぼすことはやはり本当にあるのだなと思う。その人の人生がどうであったかが、その人の精神に作用するのは当然として、その精神がまた、その人の外見や雰囲気までにも作用を及ぼすのだと私は信じる。

「俺は外見で人を判断しない!」という主張を婉曲的に言っているのではない。私が人の顔を見るとき、その人の顔には、単純な意味での「外見」と「内面」との相互作用の場として見ているのだ、と言えばいいのだろうか、、、、説明が難しい


 ただ、これを他人の顔のことだけでなく、自分の顔も"強い"顔であればいいなと思う。自分の精神、人生の遍歴を見る限り、"強い"顔になれるほどの内面は私にはまだ育っていない。ただその端緒というか、可能性の萌芽のようなものは確実にこの精神にも顔面にも宿っている気がする

 今後私の顔面を見て、"強い"と感じてくれる人がいてくれるようにと願って  

宅浪はやめとけ