乳がんと乳がん死を減らす方法～検診を受けるより大切なこと～

　まえがき

　私は女性が好きである。

　自分自身は男性なのだが、思えば、この世に産んでくれた母親は女性だったし、初恋の相手も女性であり、結婚相手も女性であった。

　そんな女性たちの幸せを脅かすものがある。

　女性の敵、それは私のようないいかげんな男ども、ではない。

　乳がんである。

　４０代５０代女性の死因第１位であり、日本では毎年10万人以上の女性が乳がんもしくは乳がんの疑いと診断され、1万人以上が亡くなっている。

　私が学生時代に唯一惚れた女性Mさんも、私が研修医のうちに乳がんが見つかり、手術と当時最新の抗がん剤治療を受けたが、1年ほどで逝ってしまった。

　医師として助けられなかった患者さんたちも数々おり、今も胸が痛む。

　乳がんと乳がん死を減らすために、私が大切と考える情報をいくつかに分けてまとめてみた。
　乳がんにかからない方法、そしてかかってから治る方法だ。

　読みやすく、実践しやすいようにまとめたつもりだ。

　目的は、乳がんで不幸になる女性が一人でも減ること、乳がんと無縁に幸せな一生をおくる女性が一人でも増えることだ。
　知ってしまえば、乳がんにかからないことも治ることも難しいことではない。
　むしろ簡単で、気持ちいいことだ。
　正直、世間の常識とは真逆のことで、なかなか信じてもらえないかもしれないが、勇気を出して書く。
　知っている人には、すでに常識で、特に知識ある方々には「今更？」「医薬業界が騒ぐからやめとけよ」と笑われるかもしれないが、恥をしのんで書く。
　ただ大好きな女性たちに、幸せでいて欲しいから。

（Facebook 2018年10月29日 より）