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この冬に起こることー驚くな、恐れるな、備えよ

この冬に起こること

予想①感冒(風邪、呼吸器感染症)が流行する。

予想②マスコミ・自治体・専門家が恐怖を煽り立てる。

感染症がなんであれ、規模がどの程度であれ、マスコミは「コ○ナだ!強毒化した!やっぱり2回目は重症化する!世界的危機だ!」と報道し恐怖を煽る。(実際には例年のインフルエンザ程度かそれ以下であっても)

予想③「マスコミ報道による恐怖」+「ビタミンD低下(夏の自粛とマスク)」+「栄養低下(低タンパク・高糖質)」によって免疫力を低下させた群衆が多数死亡する。

 この冬(〜春)には上記のことが起こると予想する。
 読者の皆様には驚き恐れることなく、準備をして迎え「やっぱりね」と冷静に対処されることを願う。

コ○ナ致死率低下の原因は何か?

 新型コ○ナの日本における死亡率は元々低く、餅を食うことや風呂に入ることより遥かに死亡率が低い。現在、日本ではコ○ナで死ぬ方が宝くじに当たるより珍しくなっている。(日本で6/18以降に「コ○ナ死」と数えられている人のほとんどは、死の前後にPCRされて陽性となった自殺や事故死を含む人々である)

(👇のグラフ、例えば40代では年末ジャンボ宝くじを6枚買えば一等前後賞の当選確率とコ○ナで死亡する確率は同等、7枚買えば一等前後賞に当選するほうがコ○ナ死[実はPCR陽性死]より現実になりやすい)

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 はじめ致死率が高いかに報道された欧米でも、実はそのほとんど(イタリアでは96%)がコ○ナ以外の疾患によって死亡した持病持ちの高齢者であることが明らかになっている。

 夏以降、致死率はさらに低下し、感染者数が増えても死者はほとんど増えなくなった。感染者が増えて死者が増えないことは、致死率の低下を意味する。(👇はスペイン)

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 この理由として、いくつかの仮説が提唱されている。
 よく言われるのは次の2つだ。

①集団免疫の確立:多くの人はすでに一度以上新型コ○ナウイルスの感染または暴露を受けており、抗体もしくは免疫記憶ができあがっているので再感染しても無症状〜軽症で済む。

②ウイルスの弱毒化:ウイルス自体が病原性を低下させ、人間と共存するように変異した。

 以上2つの仮説はありえないことではなく、全否定はしない。

 ただこの2つの仮説は、いずれも致死率が下がった最大の原因ではないと私は考える。
 そしてこの2つの仮説をコ○ナ死が減った原因としてしまうと、この冬にコ○ナ死が増えた時に混乱し、

「やっぱりコ○ナはやばかったんだ!みんなもっとマスク着けて引き籠れ!」

 みたいな報道に乗っかる人が増えることになりかねない。

 私がより重要と考える致死率が下がった理由は以下だ。

①夏の日照によるビタミンDの貯蓄

 致死率が下がったのは、実は欧米を中心とした北半球の国々だけである。
 オーストラリアや南米各国では第1波とされる3月〜5月より8月以降の方が死者が増えている。

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 この南北によるちがいは集団免疫でも弱毒化でも説明できない。
 ビタミンD血中濃度によって重症化率には50倍の差が出ることがわかっており、それこそがコ○ナのみならず呼吸器感染症の致死率を決定する最大の要因である。

 ビタミンDは夏の強い日光を浴びることで無意識に貯蓄されている。ビタミンD血中濃度が上がったことによって夏〜秋のコ○ナ死は春より大きく下がったと考えられる。

②そもそも3〜5月の致死率はロックダウンと恐怖煽り報道によって上昇した。

 春は最もビタミンDが低下する季節であるのに加えて、世界各国でロックダウンや恐怖煽り報道が行われた。恐怖はストレスとなり、人の免疫力を低下させる。

 外出制限は日光を浴びる機会を著しく奪うから、冬を越して枯渇している人々のビタミンDはさらに欠乏する。

 外出制限は買い物の頻度を減少させ、新鮮なタンパク質摂取量を落とす。タンパク質摂取は免疫力にとって重要であり、特に、ACE2を受容体として感染するとされるコ○ナウイルスでは、本来ACE2に結合して抗微生物ペプチドを発現するトリプトファン・ナイアシンの減少は感染成立・発症(感染性獲得)・重症化につながりうる。

 ロックダウンした国々では、ロックダウン後に死者が急増し、ロックダウン解除から1〜2週間で死者は激減する現象が見られた。(日本は緊急事態宣言・自粛)

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 一方、ロックダウンが行われなかった国では死者の増加は比較的緩やかだった。

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(先日、WHOさえも「ロックダウンは危険と警告」「最初からロックダウンを推奨してない」と今さら感満載に声明を出した。

 つまり、ウイルス側の変異やウイルスごとの獲得免疫ではなく、ヒトの側の状態、自然免疫が春と夏以降では異なっていると考えられるのだ。

 自然免疫の状態を決めたのは主に、

①ビタミンD

②恐怖ストレス

③タンパク摂取(栄養状態)

 である。

 致死率が下がった理由が獲得免疫(多くの人が獲得すれば集団免疫)やウイルス弱毒化なら、冬になっても死者が増えることはない。
 一方、自然免疫の状態であれば、冬に日照が下がればサプリを摂っている人以外ではビタミンDは低下する。(この夏の間にビタミンDサプリを普及させたかったが、マスク人口の多さを見れば力及ばずであることは明らかなので)自粛とマスクによる日光浴の減少と長梅雨により、多くの人々のビタミンD貯蓄は例年以下であると予想される。
 ビタミンDが低下すれば、自然免疫が低下して感染症にかかりやすくなる。
(私の『風邪=どんど焼き』仮説では、ビタミンDが低下した人の身体は癌細胞や蓄積された老廃物質を処理するために発熱することを必要としている)

予想①感冒(風邪、呼吸器感染症)が流行する。

 だから、この冬も何らかの感冒が流行すると予想される。それは異常なことではない。ビタミンD貯蓄の低下からやや規模が大きく重症者も増えると予想されるが、基本的には冬には毎年起こることなのだ。

予想②マスコミ・自治体・専門家が恐怖を煽り立てる。

 流行る感染症の病原体が何で(コ○ナかインフルかその他か)、規模がどのくらいになるかはわからない。(多くなりそうではある。できるだけ小さくなるように呼びかけていきたい)
 ただ感染者数や死者が例年のインフルエンザより多かれ少なかれ、マスコミは大々的に報道し、恐怖を煽るにちがいない。
 考えてもみて欲しい。マスコミは、患者数は例年のインフルエンザの100分の1、死者数は水増ししても10分の1程度のこの春〜秋のコ○ナ(というかPCR陽性)に対して、連日恐怖煽りを続けてきたのだ。

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 この春の「第1波」(私は感染症の波とすら考えていない。マスコミと自治体の恐怖煽りの波である。日本の本当の第1波は年末年始であった)程度でも大騒ぎするなら、例年のインフルエンザ並みの流行があればその100倍は騒ぎ立てることになるだろう

 その恐怖煽りに、今マスクをしているほとんどの日本人は乗るだろう恐怖を感じてストレスを高め、免疫力を落とすだろう。怖がって買い物の回数を減らし、タンパク質摂取が減るだろう。そして免疫力が下がる人が増え、感染症を発症する人数と重症化率が上がるだろう。
 その悪循環が繰り返されると、再び緊急事態宣言、4月以上の経済不況、医療機関の混乱(あえてさせているのだが)が発生することもありうる。
 だって、春にはあの程度のPCR陽性者と死者であれだけやったのだから。

驚くな、恐れるな、備えよ

 私の予想が当たり、何らかの感冒が流行し、マスコミなどが恐怖を煽り、社会が混乱し多くの人が病むとしたら、できることは何だろう?

 第一に、驚かないことである。
 予想通りなのだから「あ〜、やっぱりね」と粛々と受け止め、冷静に現実を見ることである。

 第二に、恐れないことである。
 恐怖ストレスが免疫力を低下させる。世間でどんなに病む人が増えようと、パニックに陥る人が増えようと、自分の免疫力がしっかりしていれば何の心配もない。
 以前ご紹介したように、2009年、新型インフルエンザがアウトブレイクしたセミナー会場で、多くの患者に対応した私は全く発症しなかった。


 第三に、これが最も重要だが、前もって備えることである。

①ビタミンDをサプリで補うこと。


 最重要である。冬の日照では十分なビタミンDを作ることはできない。魚やキノコでも必要量を補うのは現実的でない。現状、南国への旅行も困難な人が多いだろう。
 つまりサプリ以外で十分なビタミンDを保つ方法がない。
 私は1日5000IUを推奨してきた。



 最近の研究では、コ○ナを発症した入院患者に対し、入院時に2万IU、翌週にから1万IUを週2回で重症化を98%減らしている。


 感染症防御だけを考えるなら、週に2万IU(1日約2,800IU)でも十分かもしれない。
 コストパフォーマンスを考えれば、最近は1粒1万IUの製品も増えてきており、値段は1粒5000IUとほとんど変わらない(120粒1000円前後)から、週に1万IU2粒なら週15円ほど、夫婦二人で120粒1パックで1年分以上ということになる。

 週1は毎日より忘れやすくなることも懸念されるが、忘れたら翌日に取っても構わない。ビタミンDで重要なのは1日量ではなく貯蓄量である。


②味噌汁を飲むこと


 トリプトファン・ナイアシン・善玉菌・ミネラル類を補う総合栄養食である。具材はそれぞれに栄養を含むが、特に大豆食品(豆腐・油揚げなどトリプトファンその他アミノ酸を含む)・海草類(昆布・ワカメなどマグネシウム・フコイダン・ビタミンA・ビタミンKなどが豊富)、貝類(シジミ・アサリなど亜鉛その他ミネラルが豊富)がお勧めである。

(追記:最近の研究ではビタミンDが効果を示すには腸内細菌の多様性が必要であることが明らかになった。またビタミンDの吸収・活性化にはマグネシウムが必要である。)

③食糧・特に保存可能なタンパク質の備蓄


 たとえ世間がパニックをきたし、流通に障害が発生したとしても、少なくとも1週間程度は暮らしていけるくらいの食糧を備蓄しておこう。米と味噌塩や調味料。そして重要なのはタンパク質であるから、缶詰を中心としてある程度備蓄しておくのがよいだろう。

 以上、十分な備えをして冬を迎えよう。そうすれば世間で風邪をひいている人が増えても、ただ相手をきづかって「お大事に」と言える余裕ができるだろう。大切な人にはビタミンDサプリを分けてあげたり、このブログを紹介してあげることもできる。

 マスコミや自治体がまたぞろ恐怖煽りや逆効果な「対策」を打ち出したとしても、「また言ってら〜」と鼻で笑って、何なら抗議することもできる。(ぜひクレームしよう)

 最後に付け加えると、備えとしてもう一つ大切なことは、『インフルエンザワクチンを打たないこと』である。すでに情報戦は始まっており、コ○ナ対策にインフルエンザワクチンを打ちましょう的なことが言われているが、それは冬の風邪を『増やすため』と考えられる。

 なぜそう言えるのか?それはまた次回。

(追記:以下👇の記事のように9月末のフランスでICU患者が増えている=重症化する人が増えているのは、私の主張の反例だと言われる方がいた。私としては逆に、まさに私の仮説に適合する実例と考える。重症化[≒致死率]は 4〜5月に多く、7月に下がり、9月末再び上昇しているという記事だ。他の北半球の多くの国々で同じ現象が見られる。ロックダウン・マスク等で夏に十分貯蓄できなかったビタミンDの枯渇が既に始まっていると考えられる。)


(追記:私がここで述べるコ○ナの『死亡率』『致死率』は呼吸器感染症としての COVID-19の概念状のものだ。致死率としてはIFR(感染致死率:死者÷感染者数)にしろCFR(患者致死率:死者÷患者数)にしろ、PCRされた人数、PCRのCT値、コ○ナ死の判定基準によって如何様にも変わる。日本やアメリカのようにコ○ナ死にインセンティブがついて事故死やいじめ自死でもコ○ナ死にされる場合はさらに変動する。呼吸器感染症としてのコ○ナの死亡率・致死率は統計としては算出されてすらいないが、臨床上は実感される。例えば一般の人でも例年インフルエンザを発症した人にはよく会うだろうがコ○ナ発症した方に会うことは稀だ。内科の臨床医であれば例年インフルから亡くなる高齢者は何人も看取るだろう。コ○ナらしい死を看取った医師もいるかと思うが、例年のインフルよりは稀なはずだ。)


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