ヨーロッパの新型コロナウイルス感染症死亡者数と高齢者ビタミンD血中濃度の関係
4月1日までに新型コロナウイルスで死亡した人数を高齢人口で割った数字(高齢者の何 %が死亡したか)と、その国の高齢者の平均ビタミンD血中濃度をプロットすると、負の相関関係がうかがわれる。(写真1 参考1〜4より著者作成)
(参考1Table3に高齢者の平均値が掲載された国のみ)
ビタミンD血中濃度が低いスペイン、イタリアは飛び抜けて死亡率が高い。
ビタミンD血中濃度が高いスウェーデンは死亡者数が少ない。
またビタミンDサプリメントの普及率を見ると、死者が増えているスペイン・イタリアでは目立ってビタミンDサプリメント使用率が低い。(写真2 参考1 Table15)
ビタミンD血中濃度データのある国のサンプル数が少ない、また死亡者は全員高齢者ではないから、本来死亡者数に占める高齢者の割合を考慮しなくてはならない、などの問題があるのはもちろんだ。
感染症の状況も国によって様々でこれから日々変化する。
あくまでざっと現時点までではあるが
『ビタミンD血中濃度が低い国ほど新型コロナウイルス感染症による死亡者が増えやすく、ビタミンDサプリメント使用を増やすことよって死者を減らすことができること』
がある程度示唆されるのではないだろうか。
ロックダウンやクスリ・ワクチンと違い、ビタミンDは安価で経済的ダメージもほぼなく、開発費用も開発期間も臨床試験も副作用の心配もいらない。
それで死亡(重症化)を減らせる可能性があるなら、医療崩壊や経済崩壊を防げるかもしれないのなら、ビタミンDサプリを摂ることに何をためらう必要があるだろう?
重症化率や致死率が定数かのように決め込んで無駄な計算を繰り返す専門家にしたがったり、考えても仕方ないウイルス変異を恐れていつまで引きこもっていても苦しくなるだけだ。
スペイン・イタリアでウイルスが凶悪に変異したのではない。人々のビタミンDがもともと低かった状態からロックダウンによって枯渇したのだ。
春、人々のビタミンDは最も枯渇しがちだ。
1日外出を制限されれば1日以上のビタミンDを失う。これから北半球は本来日光を浴びてビタミンDを貯蓄しなくてはならない時なのだ。
高齢者ほどビタミンDを腸から吸収する効率は落ち、ビタミンD欠乏が増えるから、まず高齢者が犠牲となった。
このままでは若い人や子どもたちもどんどん犠牲が増えてしまう。
専門家が「正しい」ことを変えるのを待っていてはいけない。
脚気論争の時も日本の医学界は脚気栄養説を半世紀否定し続けた。
「正しい」ことが変わるには時間がかかる。
有効なことは誰に認められなくてもはじめから有効なのだ。
ビタミンDサプリを摂って経済を回そう。
それこそが生きる道だ。
世界の人に希望の道を示そう。
(参考1)
(参考2 国別人口)
(参考3 国別高齢化率)
(参考4 国別コロナウイルス感染症状況)
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