幸運の女神を観測せよ!
「幸運の女神は、前髪しかない」といいますよね。幸運がやってきたら、もたもたせずに、素早くつかめと。かのレオナルド・ダ・ヴィンチが広めたそうです。しかも男神の逸話と混同したそうで、本当は幸運の男神だったらしいw
それはともかく。
私は幸運を逃す最大の要因は、そもそも幸運がやってきていることに気づいていないのでは? と思います。幸運をちゃんと観測できていないということです。
実は、よくそういう光景を見かけます。
「おーい、あなたの目の前に幸運さんがやってきてるよー。なのに、なんで自分の話しばかり一生懸命しているのかなー? 自分の感情ばかりに目を向けているのかなー??」ていうパターン。
自分のことを話すのに一生懸命で、目の前に幸運が落ちて来ているのに、見逃してしまう人って結構います。そんな自分語り、家族とか気心知れた身近な友達とだけすればいいのです。
というのも幸運をもたらす存在は、たいてい、ちょっと距離の離れた関係です。弱いつながりの人たちで、身近な存在では全然ありません。たとえばすごく偉い人をイメージしてもらってもいいし、普段関わりのない別組織・別集団の方でもいいでしょう。
で、その距離の離れた人が、心の広い方で、よく耳をすましてあなたの話しを聞いてくれたとします。その時に、親しい人や身近な人と話すような話題(例:よく話すグチ)を出す人ってけっこういます。親切な方ならうんうんと聞いてはくれるでしょう。聞いてはくれますが、その距離の離れた人にいま話さなければいけないことでしょうか?
自分のことばかりに目を向けて、距離の離れた相手の方ならではの価値や重要性を観測できていないわけです。
つまり、幸運の女神だと観測できていない。
もったいないと思います、ほんと…。
これが素直な人なら、「今チャンスだよ! ◯◯さんに、この話ししないの?」と強引にうながす事もできます。それで話しが展開していくでしょう。が、「あー、ちょっと言えないな」という場合が大半で、そういう時はもう散々その人は自分語りをして、自分の感情を吐き出して終わりなのです。
聞く側はそれでもいいの。そうかそうかでいい。話したら人は満足しますから、聞くだけで相手にメリットを与えられます。
が、話す側は、そんな「いつもの話し」で終わらせていいのかな? という時はよくあります。
「幸運の女神」がきているのに、「いつもの対応」ですませてしまう。親しい友達相手にぼやくような事が言えてスッキリ! みたいなね。あまり会えない幸運の女神相手に、その場しのぎのストレス解消をして満足するわけです。
もちろん男性・女性に関わらずのこと。
観測問題なんです、結局。
もし観測できていれば、幸運の女神相手にふさわしい対応を取れるし、前髪も後ろ髪もある。ちゃんと観測すれば、実は世の中は幸運の女神(←男性ふくむ)だらけです。
幸運は誰にでもやってきますが、その幸運に気づくのは自分次第ですね✨
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