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幕末ファンの胸熱スポット「湊川神社」のめぐり方

湊川神社(神戸市中央区)で正式参拝と講演会をした時のこと。当日は、実際に私が境内をご案内することはありませんでした。

それで、参拝案内を言葉で記したことがあるので、その内容をここでも掲載します。

まず境内の配置については、神社のHPでご確認ください。

境内ご案内

神社の中には参拝できる箇所がいくつかありますが、順番は特に定められていません。ただ、まずは主祭神に参拝するのが慣例であり礼儀とされています。

いちばんメインの神様にまずご挨拶する、ということですね。

湊川神社の主祭神は、楠木正成。鎌倉時代末期ー南北朝時代の武将です。

楠木正成公は、江戸時代に尊王思想が広まってから、天皇に忠義を尽くした「理想の忠臣」として英雄的な人気者になりました。幕末の志士たちにとって神格化されたアイドルのような存在で、明治政府になり楠木正成公の偉業を讃える神社ができたのです。

場所が湊川神社になったのは、「湊川の戦い」で戦死した楠木正成公のお墓がある地だったから。主だった幕末の志士はこのお墓にほぼ全員が参拝していました。

話を戻しますと、境内図の「社殿」にまず行かれて、ご参拝ください。

で、「以上」でお帰りになる方も多数いるでしょう。別にそれでも構いませんが、ちょっといわゆる「お願いの仕方」について補足します。

私はこう考えている、という持論にすぎませんが参考にしてください。

社殿(=拝殿)では、特にお願いごとはしません。感謝の言葉でもいいですが、私が本でおすすめしているように「はらいたまえ きよめたまえ かむながら まもりたまえ さきわえたまえ」という、神道でもっとも短い祓いの言葉を、心の中でお唱えされるとよいでしょう。

自分の罪ケガレ(=余計な何か)をおそうじして、本来の自分(=神としての自分)に近づきます。

神道の用語を使うと、「神人合一」(しんじんごういつ)です。

われわれはまず「人の私」として入り口の鳥居をくぐります。そして神様の前で手を合わせて、神の私と一体化するということですね。

その上で帰り際に、「神の私」としてお稲荷さんで具体的な願い事をします。稲荷(イナリ)=意が成る、ですから、ご自身の成し遂げたい意を誓うとよいでしょう。例)3ヶ月後の発表会までに5キロやせます。

広い神社で、入り口近くにお稲荷さんがある場合、この2ステップが、神社でお願い事をするセオリーです。

つまり、拝殿で罪ケガレを祓い、入り口近くのお稲荷さんで帰り際に現実的なお願い事をする。

罪ケガレを祓う前に具体的な事を願うよりも、祓った後に願った方が、より神に近い素直な自分で祈願できるという理屈です。

湊川神社には楠本稲荷という、なかなかフォトジェニックなお稲荷さんがいらっしゃいます。湊川神社が創建される前からある古いお稲荷さんです。

正式参拝をする方は、3ステップです。

まず正式参拝「前」に、社殿で「祓いたまえ〜」と祓いのお祈りをして神人合一する。

正式参拝をする。これでいつもよりもさらに祓いがすすみ、神人合一の度合いが増す。

正式参拝の後、楠本稲荷神社で、具体的な願い事をされるとよいでしょう。

社殿(拝殿)の主神神への祈りは「雑念を祓う」「何か重大な報告事があれば報告する」。この2点に集中します。

その上で、お稲荷さんには現世での具体的な誓いを立てます。

広い神社でお稲荷さんの配置は、だいたい入り口近く、入り口から向かって右側にあります。

この配置は「帰る間際」の場所です。

向かって右側というのも意味があって、それは神様からみて左です。神様からみて左の方が、右よりも位が高いです。

人して向かって左側(位の低い方)から入り、参拝して神人合一し、向かって右側(位の高い方)から出る。

向かって左側には大体、手水舎があります。たまに、向かって右側に置いているところがあり、そうすると、参道の真ん中を横切って手を洗うことになります。

なぜこういうややこしい配置にしたの? と思いますが、それはそれで、その神社の導線に合わせるしかありません。

やはりスマートなのは、手水舎が向かって左にあることでしょう。手を洗って(=みそぎをして)、神様の前に立つ。

そして雑念を祓って神人合一し、現生に戻る。

現生(げんせい)に戻る前に、お稲荷さんで、これから現生で何をしていくか、誓いを立て、おのれの意志、おのれの欲するところを宣言します。お祓いして、神人合一してから、お稲荷さんに参拝します。

最後に、湊川神社には、あと2カ所、楠木正成公ゆかりの場所があります。

社殿の奥にある御殉節地は行けるものなら行きたいですが、ふだんは入れない場所。取材など特別な配慮をえると、入れるようです。近くまで行って手を合わせます。

そして御墓所。幕末の志士たちが多数参拝した楠木正成公のお墓ですね。これは是非行きましょう! 

お墓を建立し水戸黄門でおなじみ徳川光圀公。徳川光圀公自筆の墓碑「嗚呼忠臣楠子之墓」が記されています。

参拝して幕末の志士たちや水戸の御老公の知恵をダウンロードしてください☆

御墓所は、どのタイミングで参拝されてもいいです。いきなり最初に行かれるも良いし、最後に行くのも、いつでもいいです。

何せ主祭神のお墓ですから、最初に行くのもありです。配置からして、自然に任せると、帰る間際に行くか、あるいはもう、いきなり行ってしまうかのどちらかになるでしょう。

御殉節地は、社殿(拝殿)を参拝したその次に行かれるのが、自然な流れです。

湊川神社にお立ち寄りになったら、ぜひ、御墓所も御殉節地の前にも行かれてください。特に幕末好きには”胸熱”な場所です!

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