見出し画像

【LoR】あなたのお名前なんてーの? 砂漠の民

レジェンド・オブ・ルーンテラに登場するフォロワー。その中には«クラウドフィールドのシスリア»や«アルバス・フェロス»のようにカード名に名前が記されているものと«退役の清算人»や«傷持つ乙女の略奪衆»のように二つ名や属性を表すだけのようなカード名を持つものがあります。

これは、そんなカード名に名前を持たないユニットの名前は何なのか。フレーバーテキストやセリフから拾って紹介する記事です。
(もしどうしても名前がわからないときは、ケーキを焼いて「ケーキに名前を入れたい」と切り出してみるといいでしょう)


«»で区切られているカード名は、こちらのmimizuさんの作成した拡張機能を導入することで、マウスオーバーによってカード画像を表示できます。
とても便利ですので、chromeをお使いの方にはオススメです。


第1回目は、シュリーマの砂漠の民4人です。
彼らの名前はそれぞれのフレーバーテキストにある『ザイファの日記』から読み取れるのでご存じの方も多いとは思います。



«やんちゃな砂乗り»

「ナシュラメイまで競争だ!」

名前は『サミール』
1枚で«アジール»のレベルアップカウントを2つ、«ゼラス»のカウントを1つ進めることができるとても優秀なユニット。
カードの効果もさることながら、イラストで彼の左下にいる生き物には密かな人気がありそうですね。

フレーバーテキストにはサンドボードを駆るとあり、風や砂から推進力を得ていそうなデザインをしています。その速さは«タリヤ»を凌ぐようで、ゲーム中の掛け合いでは

«サミール» 「ナシュラメイまで競争だ!」
«タリヤ»  「受けて立つわ」

«サミール»「ま、2位でも大したもんだと思うぜ?」
«タリヤ» 「嫌味な勝者は嫌われるわよ」

といったようなものがあります。
他には

«砂漠の恐れ知らず»「よぉ!イワグマにぶつかんなよ!」
«サミール»    「ヘーキヘーキ・・・ってうわぁ!!」

«サミール»   「ナシュラメイまで競争だ!」
«砂漠の見張り番»「もう、騒がしいんだから」

と言った具合に、お調子者ですがこのグループのムードメーカー的な存在であることが伺えます。


«砂漠の見張り番»

「ゼル=サイを見張るね」

名前は『ザイファ』
条件付きとはいえシュリーマ唯一のイルーシブ持ちです。
実戦で見かけることはあまりありませんが、«ジリアン»と相性が良さそうではありますね。

ところでなぜイルーシブなんでしょうか?見張っているから先手を取れる、というのであればクイックアタックのほうが説得力がありそうですし、まさか望遠鏡で覗いているから目を模したアイコンであるイルーシブを?いやしかしそれなら«闊歩する望遠鏡»にもイルーシブを持たせないと・・・

それはさておき、関連カードのフレーバーテキストに彼女の日記となっており、この企画にとっては大変ありがたいものとなっています。
そのフレーバーテキストでは『ヘンテコなことを書くのが趣味』と書いていますが、特におかしいところはなく(どちらかといえば一番まとも)、他のメンバーに合わせているうちに感覚がずれてしまった可能性があります。

そんな彼女のセリフや掛け合いは

«ザイファ» 「憧れてたんだ、外の世界に」(召喚時)
      「世界は広い」(アタック配置時)

«ザイファ» 「新しい朝、新しい世界」
«タリヤ»  「今日も楽しそうね、ザイファ」

«ザイファ»    「カディラにも怖いものってあるの?」
«砂漠の恐れ知らず»「強いて言うならアンタの質問攻め。アハッ」

というように、好奇心旺盛な夢見る少女といった感じを受けます。一方でゼル=サイを見張るという仕事故に危険な現状を知らないはずもなく、そのあたりのバランスが彼女を常識人たらしめているのでしょう。

ところで「質問攻め」といえばどこかの彼女も……


«砂漠の恐れ知らず»

「引きずり出しちゃうぞー」

名前は『カディラ』
ごつい見た目から出るかわいい声が魅力的な彼女。
シュリーマの持つ唯一の相手のランドマーク破壊効果を持ち、味方のランドマークを対象にすれば«不機嫌なイワグマ»を召喚できます。こちらも«アジール»、«ゼラス»と相性のいいカードですね。シュリ単ミラーの際は«安息を告げる者»をキープしておきましょう。

声はかわいいですが、彼女のしていることはやんちゃすら超えています。なぜ彼女がイワグマに意地悪をするのか一切説明がないので、ただのいじめっ子に見えてしまいます。ただ、スタッツ的に『カディラ』は«不機嫌なイワグマ»にはかなわないので、弱い者いじめでもなく、まさに«砂漠の恐れ知らず»であり«若気の至り»であると言えるのではないでしょうか。

そんな恐れ知らずな彼女のセリフは

«カディラ»「石あるところ、イワグマあり」(«若気の至り»)
     「イワグマ、声を聞かせてっ、と」(«若気の至り»)

«カディラ»「引きずり出しちゃうぞー!」
«タリヤ» 「仕返しされても知らないわよ」

と、イワグマを見つけ次第起こしてそうです。ルーンテラには«眠れるイワグマ»か«不機嫌なイワグマ»しか存在しないのは彼女のせいなのが明白ですね。

そんな彼女の貴重なシリアスシーンは«タリヤ»との掛け合いで聞くことができます。

«タリヤ»  「たとえ躓いても、大地が受け止めてくれるわ」
«カディラ»「その前に、アタシが支えるよ」

このときばかりはおちゃらけた口調ではなく、«タリヤ»を支える旨を静かに伝えます。
しかしまぁ、基本は『サミール』を超えるやんちゃ要素しかない彼女ですが……


«イワグマ飼い»

「ご飯だよー」

名前は『サディラ』
『カディラ』にいじめられているイワグマも見かねてか、追加されたカードがこちらの«イワグマ飼い»こと『サディラ』。
«埋もれし太陽の円盤»のカウントを加速させるシステムユニットですね。カウント1の差で命運を分ける可能性のあるシュリ単において重要な役割を果たしうる力があり、1枚で«アジール»のレベルアップカウントを3進められるのも強みです。

彼女のセリフは主にイワグマ関連となっています。

«サディラ»「サディラが見張っててあげる」(«眠れるイワグマ»召喚時)
     「ゆっくり寝てね、ママグマさん」(«眠れるイワグマ»召喚時)
     「採掘ならヨソでやって!」(«塩の柱»召喚時)
     「ほら!砂ケーキの鉱石乗せだよー」(召喚時)

イワグマを守る彼女の健気な姿を見ることができます。
そしてイワグマ以外では

«カディラ»「引きずり出しちゃうぞー」
«サディラ»「カディラ、もうやめてあげて」

«カディラ»「おっとと、この子は重たいね」
«サディラ»「もう…なら下ろしてあげて」

«タリヤ» 「眠ってる姿、かわいいなぁ」
«サディラ»「そうだよね!かわいいよね!」

というように、『カディラ』には否定的な態度。イワグマをかわいいと言う«タリヤ»には同意するという、わかりやすい構図となっています。
『サディラ』からはとにかくイワグマに対する愛情を感じるセリフばかりですね。

まとめ

«やんちゃな砂乗り»:『サミール』
«砂漠の見張り番» :『ザイファ』
«砂漠の恐れ知らず»:『カディラ』
«イワグマ飼い»  :『サディラ』

ということで、砂漠の民のお名前紹介は以上となります。
この4人で1つお話が作れそうなくらいには、魅力的なキャラクターですね。気になった方は、フレーバーテキストを読んだり、是非デッキを組んだりして他の会話も聞いてみてください。



ここからは想像ですが、
『サディラ』のフレーバテキストは『ザイファの日記』ではないので、一緒に旅をしていないのではないか。ただ、«タリヤ»との掛け合いがあるのでなんとも言えませんが……
そして、更に想像ではありますが、『カディラ』と『サディラ』は名前の響きが似ているので血縁関係にある。『カディラ』は『サディラ』がイワグマに夢中で自分に構ってくれないので、イワグマに八つ当たりをしているのではないか。そうすると、『カディラ』がイワグマに意地悪をする理由もできるかな、と。
ただ、『サディラ』も力尽きるときには『カディラ』の名前を口にするくらいには特別に思っているようです。
真相はいかに。

というか、そもそも«タリヤ»とこの砂漠の民の関係は?
ゼル=サイの話題は出るのに«アジール»関連の話が出ないのはなぜ?(«タリヤ»は«アジール»の復活を耳にしてシュリーマに戻ってきたのに、メンバーは«埋もれし太陽の円盤»とのシナジーが強い点)
など、まだまだ気になるところはたくさんありますが、今回はこれで終わりにします。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?