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【LoR】テラビア           ペトリサイトの牡鹿

サポートしたラウンド中、その味方へのダメージを代わりに受けるという効果。

明日使えるLoRの無駄知識。
今回は、«ペトリサイトの牡鹿»の効果について。
※この記事では「ダメージを代わりに受ける」ことを「移行する」と表現します


概要

効果の内容としては«カリスタ»レベル2の魂盟(ルーンテラではここでしか使われないワード?)とほぼ同様で、サポート先の味方へのダメージを代わりに受けるというもの。«カリスタ»専用だった効果が誰にでも使えるようになったということですね。

身代わりよりも蘇生効果が強力

«カリスタ»が蘇生したユニットはエフェメラルを持ち、またアタック状態で蘇生されるため、受けるダメージ量についてはそこまで重要ではないかと思います。
しかし«ペトリサイトの牡鹿»はエフェメラルを持たないので、長く生き残ることで何度もその効果を使うことができます。また、«アウト・オブ・ザ・ウェイ»を使用することで、ラウンド限定から永続効果へと変更できます。
まずはダメージに関するキーワード等について確認します。

キーワード等について

タフ

タフを持ったユニットをサポート
«ペトリサイトの牡鹿»へのダメージは2

タフを持ったユニットをサポートした場合、«ペトリサイトの牡鹿»へのダメージはタフで軽減された数値ではありません。

バリア

ダメージを受けないので、バリアは消えません

タフと同様にバリアを持ったユニットへのダメージも、0になることなく«ペトリサイトの牡鹿»へ移されます。バリアで防いだわけではないので、バリアは消えません。

スペルシールド

サポート済みです

スペルシールドを持ったユニットへのスペルもしくはスキルのダメージは、スペルシールドの消費が優先されます。
これは、サポート効果抜きでバリアとスペルシールドの両方を持っていた場合にスペルシールドから消費されることと同様の処理順ですね。

«不屈の精神»

«不屈の精神»で無敵となったユニットに対しては、«ペトリサイトの牡鹿»へダメージが移行します。本来発生するはずのないダメージが発生するので、デメリット効果となってしまいます。

«そばだつ灰の角»

ネクサスへも1点入ります

«そばだつ灰の角»は相手のスペルとスキルのダメージを受けませんが、«ペトリサイトの牡鹿»でサポートした場合、ダメージが発生するようになります。
さらに今回の場合は«偽りの発砲»で«ペトリサイトの牡鹿»が撃破されることにより、ネクサスへの追加効果も発生します。

«エルダードラゴン»

«エルダードラゴン»レベル2は「阻止されない」という相手のいかなる効果をも受け付けないカードですが、«そばだつ灰の角»と同様に«ペトリサイトの牡鹿»へダメージを移行します。

沈黙

サポート済みだった«ペトリサイトの牡鹿»を沈黙状態に

ここまで無敵の仲間さえかばう献身的な«ペトリサイトの牡鹿»でしたが、サポートした側が沈黙した場合にも、ダメージが移行されます。サポートされた側はダメージを移行する効果が残っているからですね。

逆にサポートされた側が沈黙した場合、ダメージは移行されません。
«ペトリサイトの牡鹿»を相手にするときは«浄化»等の沈黙の撃ち先は気をつけましょう。

変化

変化も沈黙と挙動は同じですが、ゲーム内の効果情報が変化に応じて変わります。

ダメージ移行元が変化した場合

ダメージ移行元(サポート先)が変化した場合は、«ペトリサイトの牡鹿»の効果情報が変わりますが、変化後の«ゴールデンクラッシュボット»はダメージ移行の効果を持っていないので、ダメージは移行されません。

ダメージ移行先(«ペトリサイトの牡鹿»)が変化した場合

«ペトリサイトの牡鹿»が変化した場合は、移行元の効果の内«ペトリサイトの牡鹿»の部分が変化先のユニットになり、ダメージが移行します。

まとめ

サポートされたユニットは、スペルシールドがなければ«ペトリサイトの牡鹿»を率先して盾にしているというイメージですね。できればスペルシールドより優先してほしいところですが。

ちなみに«ペトリサイトの牡鹿»自身が上記のキーワード等を持っていた場合は、しっかり適用されます。
(«不屈の精神»の項ではタフで軽減しています)

«超エキサイティン!»のダメージを
バリアで0ダメージに

«ペトリサイトの牡鹿»の色々

効果表示

«ペトリサイトの牡鹿»の効果は基本的に以下のように表示されるのですが、

互いにサポートし合った状態は以下のようになります。
なぜ?

複数の«ペトリサイトの牡鹿»

互いにサポートし合った2体の«ペトリサイトの牡鹿»への単体対象ダメージは、最初の対象にダメージが返ってきて処理終了となります。
つまりダメージの移行処理は1回のみ、ということですね。
ループし続けるとゲームがクラッシュしてしまうので、当然の処理ですね。

複数および全体対象攻撃も同様の処理となりますが、演出が省略されることがあったりなかったり?

先日ポストしたこちらの画像。AはBを、BはCを……FはAをサポート済みです«コースティック・リフ»(3点)が飛んできてどうなるか、というものですが、ここまで読んだ方ならすぐわかりますね。


Eのスピリット持ちからDのスペルシールド持ちにダメージが移行すると思った方(わたしもです)、Dは自分へのダメージはスペルシールドで無効化しているので、まだ移行処理を行っていないんですね。なので、Eから移行したダメージをそのままCへ移行させることになります。

«ペトリサイトの牡鹿»要塞

さて、ここまで«ペトリサイトの牡鹿»のダメージ移行の数には触れてこなかったので、ここで解説します。
複数の«ペトリサイトの牡鹿»が1体のユニットをサポートしても、ダメージの移行先は常に一つです。これは«カリスタ»の魂盟とも共有されます。

①事前に蘇生し«死の刻印»でエフェメラルを取り除いた魂盟先
②«ヴィエゴ»でスティールした«ペトリサイトの牡鹿»

上の画像のようにダメージの移行先は先に発動されたものとなります。2体でダメージを折半したり、ランダムにダメージが移行したりはしません。

しかし、ダメージの移行元は複数持つことができます。«ペトリサイトの牡鹿»で複数のユニットをサポートして、それに対する全てのダメージを1体の«ペトリサイトの牡鹿»へ移行させることは可能です。

«不屈の精神»を使用した«ペトリサイトの牡鹿»で味方をすべてサポートすることで、ダメージに関しては無敵の盤面が完成します。

変化について

移行元の数は複数可能というのはすでに説明しました。
これは«ペトリサイトの牡鹿»の対策の話になりますが、移行元が多いほど«ペトリサイトの牡鹿»の負担は大きくなります(実戦ではまず起きないと思いますが)。
つまり«ヘクステックトランスモギュレーター»などのカードを使って«ペトリサイトの牡鹿»へ移行するダメージを増やすことが可能です。

移行元のコピーをブロックに出すことで双方の攻撃の全てを移行先へ飛ばすことになります。«ルシアン»の言うように演出が速すぎですが、派手で楽しいですね。

«ブラッドミア»のレベルアップカウント

«ブラッドミア»レベルアップカウントはどうなるでしょうか。

«ペトリサイトの牡鹿»は攻撃力0ではないので凍結する、ということにはなりません

ご覧の通りカウントは1だけしか進みません。2進むなら«ブラッドミア»と自傷軸が組めたかもしれませんが・・・

«血には血を»

とはいえ、自傷コンボの手助けとなれることもあります。
«血には血を»は1ダメージを与えるため、体力1のユニットには使えませんが

サポート後に«血には血を»を使用

«ペトリサイトの牡鹿»の効果でユニットを力尽きさせなかったので、体力1のユニットを生成できました。

あれ?さっきは«偽りの発砲»で«ペトリサイトの牡鹿»が撃破されたときにその後の効果が発動したような・・・と思いましたが、«偽りの発砲»は「1ダメージを与えた対象」が力尽きたとき、であり«血には血を»は「選択したフォロワー」がコピー対象なので何もおかしくありませんでした。

おわりに

«ペトリサイトの牡鹿»は面白いですが弱いです。
登場した時は、ダメージがループしたら永遠にダメージがループするので、ダメージを与えられない≒ノーダメージということで処理され、ロックデッキが作れるのではないかと思いましたが、そんなことはありませんでした。

効果が永続かプレイ時に発動ならまだなにか使い道があったかもしれませんね。
とはいえ«ペトリサイトの牡鹿»で全てのダメージを受け切るデッキはロマンあふれるものですので、実戦で成功させたいものです。

夢照らす路で追加された睡眠を使えば、ラウンドまたぎで効果を持続させることができるので少し構築の幅が広がりました。«オフェリスの庭師»はあくまで回復用。基本は移行元のユニットを睡眠させないといけません。
とりあえずデッキを一つ作ってみたので、簡単に紹介して今回は終わりです。

«ペトリサイトの牡鹿»は特殊勝利の夢を見るか?

«ペトリサイトの牡鹿»で«フィオラ»や«リリア»をメインにサポートします。
«フィオラ»での特殊勝利を狙うもよし、«リリア»のレベルアップ後は«ティアナ・クラウンガード»を寝かせたり起こしたりして複数回のアタックを狙えます。

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