ヴァリアンツ構築の変化 ③スプライト環境到来(2022/04~)

はじめ

スプライトは登場してからすぐに環境を席巻し、一強環境をつくりあげました。そのスプライト相手にヴァリアンツは何処までやれるのか。

…はっきり言って無理です。今回は基本的にこの環境において、対スプライト戦にてヴァリアンツがどれほど無理であったかをつらつらと記していくものであり不快に感じる方もいるかもしれません。ご了承ください。

スプライト環境(手札誘発)

ドロール&ロックバード(環境初期)

初期はまだドライトロンだとかふわんだりぃずだとか見られたかもしれませんが、基本的にスプライトがスプライトを意識した構築が求められ、その他デッキは普通に轢き殺されました。スプライトは誘発耐性が非常に高く、G以外の誘発は基本ケア出来る(または耐えれる)デッキでした。そこで一応G対策にもなれるドロールが追加で入っていており、その影響でいくつかのデッキが死にました(上述した2デッキ)。そしてそれはヴァリアンツも同様で、東雲のサーチ先の始まりの地からフィールド魔法をサーチする流れなのでドロール1枚で普通に詰みます。ただスプライトにドロールは効かないので、後に抜けていきましたが。…え?

幽鬼うさぎ

スプライトを語るにおいてこのカードは外せません。ギガンティックに対するマストであり、この環境においては採用されないことはまずなかったんじゃないでしょうか。このうさぎのために先にアルミラージを出して、それからギガンティックを…、という風にケアは可能であったものの常にその存在を気にしてプレイしなければなりませんでした。ヴァリアンツはどうでしょうか。アルミラージでケアできません。リンク2消されると展開が若干厳しいです。そもそも共通の出す効果は名称1でくらうと場に出ないのでうさぎを打たれるとまぁキツイです。…いや、かなりキツイですね。真羅万象や東雲のss効果に打たれると手札によっては展開できなくなるのは流石に厳しい。

原始生命態ニビル

展開系デッキの宿敵のようなもので、こいつの存在に常に震えながらデッキを回しています。ギガンティックの効果でニビルを出せなくなるので一時採用されなかったりしましたが、うさぎケアのためにアルミラージを出すとギガンティックがちょうど5体目となりニビルが刺さります。それにより減ったニビルの採用も増えていき、無視できない存在でした。ヴァリアンツにおいては当然ケアなんて出来ないので大人しくくらいましょう。ビヨンド絡めて上から展開できるなら良いですがそう上手くはいかないので無理ならサレンダーしましょう。

その他誘発

無効系やうらら・Gなど、普通に誘発が多いので重ね打ちされると流石に展開止まります。上手い人はホントにあて先がちゃんとしててヴァリアンツの知識なくてもある程度キツイところうってくる印象あります。

スプライト(テーマ)

スプライト・キャロット

ヴァリアンツ最大の天敵であり正直こいつの存在からスプライト環境ではヴァリアンツを握るのは止めた方が良いと思います。

こいつのヤバいところは効果を無効にし更に「破壊しなくてもよい」所です。ヴァリアンツはPゾーンが埋まってしまうとその分展開力が落ちます。以前に書いたnoteにおいて採用していたマジカル・アブダクターが抜けた理由もこれであり、致命的すぎる程の弱点です。既に効果を使ったPゾーンの破壊されず留まっている邪魔になったヴァリアンツを退かすためには①エレクトラムによる破壊②真羅万象でのss③南月等上級ヴァリアンツによる効果でssまたは回収。ですが、①のエレクトラムはそもそもP2体出なくて出せない(または無理に出すため召喚権を使用し盤面の弱体化)
そして③の上級ヴァリアンツはss条件的にフィールド魔法か下級ヴァリアンツを要求されるのですが、そもそも後者は下級のssが止められたので出せない、前者は②でありこれは東雲の効果を通す、しかしその前に東雲(下級生ヴァリアンツ)をssしなければならない=後者。となりキャロット1枚だけでフィールド魔法の素引きを要求されるというかなりの上振れ(本来は下振れ)を必要とします。無理やぁ…
まぁ一応上級ヴァリアンツ(レベル6)をnsすることでなんとかなりそうですが、前提として下級2枚目のssを通す必要があり、その後は移動効果を要求されこれはバロンかポジション・チェンジが必要で色々と厳しいです。ただ、ソロアクティベートが来てからは移動効果を発動しやすくなるため、上級を握っているならPゾーンに残るというのは逆に利点になるかもしれませんね。

スプライト・スマッシャーズ

雑に説明するなら簡単にサーチできかつ対象取らないフリチェ除外。これでPゾーンをとばされると厳しいです。東雲消されるとEXに行くわけでもないので再ssできず詰みます。(同様に餅も無理)

また、Pゾーンのカードを消される、これに関してはPテーマ共通の弱点ではありますが、ヴァリアンツに関してはより厳しいものになります。それは高スケールの存在です。ヴァリアンツはスケール1は剥がされてもまた貼りなおせますが、高スケールはそうはいきません。準備してセットした高スケールをまた貼り直すのは至難であり、その他妨害を鑑みても無理ですね。そもそもフリチェの選んで除外とかやってること頭おかしすぎる。

スプライト・エルフ

対象耐性に妨害の追加やリソース回収等一枚でやっていいことじゃない。

ヴァリアンツ(スプライト環境)

またベアトグリフォンかよと思われる方もいるでしょうが、自分の中でヴァリアンツの最強展開はこれだと思っているのと、ふわんが死滅したお陰で虚無が最強になった&スプラ展開前エルフorアルミラージを強要させるグリフォンが強く使える環境のため結局こうなった形です。

改善点等

思ってた以上にスプライトしか見なかったのでサイドをもう少しスプライトに寄せるべきだったのと、高くて買えなかった為ラヴァゴにしていますがラー玉の方が良いので全然そっちでいいです。ただラヴァゴはユニキャリからサーチできる利点はありますね(どこで使うんだ)。また、メインに関してはキャロットを嫌い上級を減らしていますがそもそも展開に必要なのでマーキス・南月は後1づつ増やしても問題ないのかなと思います。エルフの対象耐性がかなり厳しくフィールド魔法が捲り札に使えないのは厳しい点ですが、誘発貫通札として増やすのもありかなと感じました。

あとがたり

正直この時期はソロアクティベートもないしスプライトは餅生きてるしで勝てる要素がマッチでの一本目常に先行とりつつ誘発投げられないことを祈るくらいで無理でした。後攻捲りなんてとんでもない。なので不甲斐ないことですが自分は早々に諦めてしまいました。
 現在、ティアラ規制後(2022/01規制後)スプライト○○系が環境トップにいるのもあり書くのも乗り気でなく時間がかかってしまいましたが、最近またイシズティアラが環境に返り咲き、スプライト系が減少したら良いなという淡い期待がありますが、イシズも厳しいので中々ヴァリアンツに向かい風の環境ですね…。次回はソロアクティベート追加のダークウィング・ブラスト(2022/07/16)です。サラバダー


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