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僕が結婚式を撮る理由

社会人になってから僕には結婚式は
身近にあるもので
当たり前のものになっています

前の記事で書いた通り
僕は結婚式の虜になっており
この業界から離れて仕事をすることが
想像できないくらいに身近に感じています

プランナーの時よく先輩に口酸っぱく言われたことが今でも頭から離れません
それは
「陣にとっては数あるうちの1件の結婚式でも
お客様にとっては一生に一度」
という言葉

結婚式を撮るようになってからも
たくさん結婚式に関わることができていますが
この言葉だけはカメラを握る前に
必ず頭の中で繰り返しています
「慣れてはいけない」ことを戒め
新郎新婦様だけじゃなく親御様にとってもゲストにとっても一瞬しかないこの瞬間に
自分がどれだけの熱量を持って臨めるか
命を賭けるくらい死ぬ気でやれるか
やれないなら辞める

くらいの覚悟を持って撮影をしています

言葉では簡単に言える
「結婚式は一生に一回」
そこに新郎新婦様がどれだけの熱量を持って
ご準備されてきているかは
人それぞれだけど、自分自身も結婚式をしたからこそわかる大変さに

映像の外注をわざわざ探して入れてくださるのだからその期待に応えて期待を超えていかないといけないと思っています

そのプレッシャーを勝手に感じながら
2人だったらどういうことが嬉しいか
どういう形にしてあげたら2人や家族や
ゲストが喜ぶ映像になるか
お見送りの時に
「また飲みに行こうね」
「今度ご飯しようよ」
「旅行行こう!」
くらいゲストが2人との関わりをより深く持ちたい、それくらい結婚式が良かった
と思ってもらえるために

本当にそれが思ってもらえているかはわからないけれど
エンドロールを創って流した後の会場の空気が
達成感に近い感動を与えることができていると思うとき心の底から嬉しくなります

新郎新婦様にも映像良かったよ!とお話ししてくださっているのが聞こえたりすると
尚のこと嬉しい

僕がカメラを持つ理由は
誰かの人生を豊かにできるツールを持てていること
創った映像を見て、見た人が豊かになる映像を届けられていること
これに尽きると思います

結婚式が好きなのはたくさんの人が豊かになる瞬間を目の当たりにできるから
今では自分もその一端を担うことができているから
これかも僕はカメラを握りながら豊かな空間に溶け込んでいく
それは自分がやっていて幸せだと感じるから
仕事という感覚を超えて
幸せをいただいているからこそ、結婚式はやめられない

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