見出し画像

【お蔵出し】ボツになった『鳴夜』著者コメント


 去る2015年、講談社BOXさんから刊行していた「細蟹の市」シリーズ最終巻『鳴夜』の発売時に、講談社BOXさんのサイトで特設ページ作ってもらって、そこに載せる著者コメントとして書いたけれども、担当さんに「これはちょっと…」と苦笑いされボツになったテキスト…です。結局その特設ページには著者コメント載せなかった…のかな?(うろ覚え)
 たしかにちょっと悪ノリしすぎたかな〜、サムかったかな〜、という感じですが、いま読むと「面白いやんwwwww」と思ったので、晒してみます。
 最後の方、発売日が「●日」となってますが、この時点ではまだちゃんと決まってなかった…のかな?(うろ覚え)

!!!キャラ崩壊注意!!!
!!!!悪ノリ注意!!!!

真面目なアレではないので
なんでも面白がれる人だけ読んでください


『鳴夜』著者コメント


あさなさな(以下:あ)「あさなさなです!」
ゆうなゆな(以下:ゆ)「ゆうなゆなです!」
あ「ふたり合わせて!」
ゆ「あさなさなとゆうなゆなです!」
あ「『細蟹の市』3部作、完結します!」
ゆ「ありがとうございます!」
あ「まさか完結編を出させてもらえるとは思いませんでした!」
ゆ「さほど売れてないのにね!」
あ「おいやめろ
  でもホント、こうしてキレイな形で完結させることができ、
  感無量です!!!」
ゆ「ホント、なんで3冊も出させてもらえたか正直わからないくらいです!
  講談社BOXさんは太っ腹やでえ」
あ「さて、完結作は『鳴夜』というタイトルになるわけですが」
ゆ「また内容を推測できない抽象的なタイトルつけやがってー☆」
あ「ゴメーン☆
  ここで小ネタ! お気づきの方もおられるかと思いますが
  各巻タイトルはしりとりになってます!」
ゆ「夜宵⇒宵鳴⇒鳴夜…と?」
あ「そうそう! ちょっと遊んでみました」
ゆ「3作目が『夜』で終わってるから
  1作目の『夜宵』に戻んのか? ループすんのか?」
あ「いや別にしない」
ゆ「ループもの人気じゃねえか。流行を取り入れろよ」
あ「取り入れなかった結果がこれだよ!」
ゆ「で、しりとりになってるから、なに? なんか意味あんの?」
あ「別に意味はない」
ゆ「ではなぜ?」
あ「なんとなくだぜ」
ゆ「なんとなくですか」
あ「はい」
ゆ「じゃあヘンにこだわらずに素直にタイトル『細蟹の市』とかにしとけば
  某名作のパクリだ盗作だ言われないで済んだかもなwww」
あ「おいやめろ
  ともかく、『夜宵』『宵鳴』の流れを汲んだ『鳴夜』は、これ単体でも楽しめるようにはなっていますが、前2作を読んでいただいていればより一層楽しめるものになったかと思います」
ゆ「具体的にどんなお話になっているのですか?」
あ「市を訪れた〈普通の男〉と、市に執着する〈不死の女〉、そして謎の〈赤毛の男〉、それぞれの思惑と暗躍によって、市は坂を転がり落ちるかのように崩壊への道を辿ります。その中で、サザをはじめとする市の者たちは、何を得て、何を失うのか…」
ゆ「ついに細蟹の市が終焉を迎えるというわけですか…!?」
あ「そこらへんは、ぜひ、実際に読んで確かめていただきたく」
ゆ「おお…。新キャラもぞくぞく登場の予感ですね」
あ「そうですね、たくさん出ますよー。お楽しみに!」
ゆ「前作『宵鳴』では新キャラの9割が死にましたが」
あ「今回は何人生き残るかな〜?
  そうそう! それと、今回も、六七質さんと名和田耕平デザイン事務所さんによる装丁が素晴らしいです。泣けます。震えます」
ゆ「これはホントに。このシリーズは装丁の素晴らしさで確立していたと
  言っても過言ではないですからね」
あ「うんうん。ぜひ3冊並べてみてほしいです!
  おかげさまで、いろいろな面で恵まれた3部作となりました」
ゆ「もはや思い残すことはない…」
あ・ゆ「これもひとえに皆さんのおかげです、ありがとうございます!」
あ「ここまでお付き合いくださった皆さん、どうか、カンナとまこと、
  そして細蟹の市の行く末を、見届けてやってください」
ゆ「私たち〈きもい双子〉ことあさなさなとゆうなゆなの活躍(?)も
  見届けてください!」
あ・ゆ「細蟹の市シリーズ完結作『鳴夜』は一部地域除き
    4月●日発売です、よろしくお願いします!」




テキストはここまで
読んでくださってありがとうございます!

ヘッダーの画像は
ぱくたそ(www.pakutaso.com)さんから
お借りしています。

画像1