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電卓の賢い使い方:基本編

電卓にも、ブラインドタッチの手法があるのはご存知ですか?

今はパソコンに計算式を入れて自動で計算してもらうことの方が増えたので、電卓の利用率は低いかと思います。ただ、このブラインドタッチの手法はパソコンのテンキーにも応用ができます。

M +やGTなど、使い方を覚えると計算が楽になるものもありますので、今日は最低限使えると計算が楽になる電卓の使い方を紹介したいと思います。


電卓にもブラインドタッチがある

パソコンのキーボードにブラインドタッチがあるように、電卓にもブラインドタッチがあります。

電卓(もしくはテンキー)をご覧ください。
5のところに、ポチっとしたものが付いていませんか?キーボードのFやJにあるのと同じ、少し突起したホームポジションと呼ばれるものですね。ここが電卓でブラインドタッチをするための印となります。

5に中指を置き、下記のように指使いをします。

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ホームポジションの5に中指を置き、数字を該当する指で叩くだけというとても簡単なブラインドタッチです。本来であればゼロは親指で叩くところではありますが、ペンを握りながら電卓計算となるとそうも参りませんので、人差し指で叩いても何ら問題はありません。

打ち込んで多少指の位置がずれたとしても、必ず中指は5に戻ってくるのが電卓(テンキー)のブラインドタッチの基本ですよ。

まずは、1+2+3+4…と指慣らしで電卓と遊んでみてください。電卓が変わるだけで打ち方・打ち心地などすべて変わってきます。私は、高校のときから愛用している前出の画像の電卓でないと早打ちをすることができません。それくらい感覚が変わってくるものですので、自分の手に合った電卓で事務作業を快適に行ってくださいね。


覚えておくと便利な機能キー

電卓についている機能キーの使い方がよく分からず、加減乗除くらいしか活用出来ていないという方も多いと思います。電卓によってついている機能は変わってきますので、最低限使い方を知っていると便利な機能キーを紹介したいと思います。

□メモリープラス(M+)
数値や計算結果を一時的に保存。

□メモリーマイナス(M-)
数値や計算結果を減算して一時的に保存

□メモリーリコール(MR)
メモリーに保存されている数値をディスプレイに表示

□メモリークリア(MC)
メモリーに保存されている数値を消去

もし、「MRC」というキーだった場合は1回押すと「MR」、
2回押すと「MC」の動きをします。

□グランドトータル(GT)
「=」を押す度に計算結果が自動で加算されます。オールクリアキー(AC)を押さない限り計算結果が加算されていくので、その合計値をディスプレイに表示させるのがGTボタンです。

□クリアキー(C)
入力途中の計算結果と直近の入力値を消去。
「1,234+5,678」と入力するところを「1,234+6」と打った場合、ここでクリアキーを押せば「6」のみが消去されます。

□オールクリアキー(AC)
計算式やGTの内容もすべて消去。

□▼キー
右に向かって小さくなる▼のマークは、1文字消す…といった役割。「123456」と打とうと思ったのに「123457」と打ってしまい、7だけを直したいときに▼のマークを押すと7が消えて「12345」という表示に変わります。


私イチオシの機能キーはGT

GTキーは本当に便利だと思います。複数の計算をしなければならないとき、メモリーキーを1回1回押さずに自動で加算してくれますので、合計値を出すときには活用すべき機能キーだと思っています。

例えば、レシートが3件あり、内訳の金額をチェックをした上で3件の合計値を出したい場合。

①Aのレシートの内訳を足す ⇒ =キー

②Bのレシートの内訳を足す ⇒ =キー

③Cのレシートの内訳を足す ⇒ =キー

④GTキーを押すと①~③の合計値が表示される

メモリーキーを使う場合は、=キーの後に必ずM+キーを押さなければなりませんから、それが省略されているだけでも作業工数が減りますよね。
また、このGTキーを押して表示させた数値から更に加減乗除もできます。

そして、私が1度計算したものに相違がないか確認をするために、再度電卓で計算をするときに使う方法があります。上の④番の続きからスタートしますね。

⑤④で表示された値をM+キーで保存させる

⑥ACキーで記録されているデータを全て消す

⑦①~③を繰り返す

⑧MRキーとGTキーを交互に押し、数値に相違はないか確認する

いちいち合計値をメモをせずに検算が出来る方法です。メモの書き間違いなども防げますので、おススメです。


まとめ

電卓によって機能が全然違いますし、簡易的な電卓だとホームポジションがなかったりします。税率計算も8%と10%両方に対応している電卓もありますし、100均で買えるものから色んな機能がついて3万円近くするものもあります。あなたが使いやすい電卓を見つけて活用して頂ければと思います。

ちなみに、個人事業主としての事務作業で電卓を使用するなら、断然12桁を使うべきですよ!

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