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あなたと出会って



「たくさん話しましょう」
これは12月30日の誕生花、マネッチアの花言葉だ。


マネッチア



花言葉の通り、テヒョンは自分の言葉で自分の今の思いを伝えようとする純粋で愛おしい人だと私は思う。


言葉はコミュニュケーションにおいて大切なことで、語彙力が高ければ相手に伝わるものだと私は思っていた。けれどテヒョンを見ていると語彙力よりも大切なものがあることに気が付かせてくれたと思う。


言葉は難しい。時には相手を傷つける刃物に変わりうるかもしれない。そんな危険なものを我々は日々扱っているのだ。その事に気がついた私は一時期、人と話すことが嫌になった。だっていつどこで誰を傷つけてしまうか怖かったから、私は逃げる事を選んでしまった。


そんな私に衝撃が走ったのは何気なく見ていたメンバー同士の会話の中でテヒョンのコミュニュケーションの取り方だった。自分のペースでゆっくり話しながらも自分の意見を伝えようと、相手の目を見てしっかり話す姿に言葉と同じくらい態度も大切なんだなと気がついた。


テヒョンの態度、放たれるオーラは決して人を不快にせず、聞く人の心を温めるだけでなく聞いている側も自然と話に参加したくなるような、その場にいる人みんなで楽しめる雰囲気を作り出せる人だなと思った。



私がARMYになるまでの過程は話すと長くなるのだが、防弾に落ちるきっかけとなったのが花郎のハンソンを演じていたテヒョンだった。


防弾としてではなく、演じている人に惹かれて検索したら何度も目にした"BTS"という文字が出てきたのだが、その瞬間に"まずい"と思った。



だってこの人たちに




落ちてしまうと確信したから。




他グルを推してた私には余裕がなくて、そのグループの事でメンタルがやられてたからもうヲタクはしないと思っていた。


そんな私に突然現れた花郎のハンソンに、演じている方つまりVって方が気になって、MVやファンの方が作った動画を見漁った。けれどハンソンはいなくて、やっぱり間違えなのかななんて思っていた所でDNAのMVを編集した方の動画が出てきた。


そこで"V"と紹介されていて思わず目を疑った。
本当に信じられなかった。人を寄せて離さない魅力的な目付きで、鼓膜を震わせるような心地よい低音で歌い出す彼と



甘え上手でよく笑い、感情豊かで幼くて守ってあげたいハンソンは似ても似つかなかったから。でも今思えば、どちらもテヒョンだったんだね。魅力も優しさも。




テヒョンに出会って、防弾少年団を知り


ジミンに


ユンギに


ジョングクに


ナムジュンに


ソクジンに


ホソクに出逢えた。




7人に出会えて"愛"を知り、前に進むことを以前ほど恐れなくなった。防弾少年団と出会いたくさんのものを貰った。受け取ってばかりで何も返せないのが辛いけれどカタチに出来ないものでお返ししたいと思う。




私が特に感動したテヒョンのエピソードは161112、韓国のファンミーティングで顕にした彼の本心だ。

それは同年9月3日にテヒョンの元に大切な人がお空へ旅立ってしまったという一報が入ったのだ。その日からテヒョンはファンに言わずに抱え込んでいたのだった。


でもそんな彼はついに重い口を開いた。

「今話さないと二度と言えなくなりそうなので」


そう切り出した彼の本音は後悔と苦しみで溢れていて、なんて声をかけてあげるべきなのか。そんな私たちに彼は言ったのだ。


「僕たちの一番愛するARMYも僕の大切な祖母を少しだけ覚えておいてください」と。


この時、私はなんて懐が深い人なんだろうと思った。こんなに辛い時でも祖母とファンを思った言葉選びをできる彼に心の底から尊敬した。



そんな嬋媛で繊細なテヒョンがいつも天使にお願いするように、私たちはテヒョンにお願いするね。


どうかテヒョンが心から笑える日々を過ごせますように。自分に向けられた愛をめいいっぱい受け止められますように。そしてその愛の意味を知り、テヒョン自身も自分に愛を伝えられますように。



いつもたくさんの幸せをお裾分けしてくれてありがとう。幸せな一年にしてね。
改めてお誕生日おめでとうテヒョン。


爾 愛

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