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アポバンポ


"防弾少年団 活動休止"


"疲れ切ってしまった"


そんな見出しを見てどうだった?                             本人達はどれだけやるせない気持ちになったかな。

私はこの記事を見た時、ただただ呆れてもう一度防弾会食を見に行ってもう一度彼らから出た言葉、その言葉を話す時の表情、彼らの想いを再度確認しにいった。        

見直してもやっぱり彼らはそんなニュアンスで話していなくて、彼らの涙ながらの言葉をまとめると『防弾少年団を誰よりも僕ら自身が愛しているし、皆さんの気持ちも伝わっているから心配しないで見守って欲しい』という全くネガティブな会食には見えなかった。

そんなメディアの取り上げ方を見てやっぱり自分自身が実際に見て、聞いて感じたものって大切にしなきゃならないなとも思った。

とにかく私が防弾少年団と出逢い救われたこの奇跡は、運命なんかじゃなくて全て彼らの血汗涙、努力つまり走り続けてくれた結果であって、そんな感謝してもしきれない彼らの決断を私は精一杯応援したい。


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眠れない夜、苦しくて先が見えなかった夜。

そんな時、私は7人に出会った。


世界は寝静まっていて、まるで一人取り残されたように感じる夜更けは私にとっては嬉しくも悲しくもその時間だけが、私を生かす唯一の時の過ぎ方だった。

でもこのまま寝てしまえば、この時間が過ぎ去ってしまえば、また新たな一日を知らせるように日が登ると世界は動き出してしまう。   

                         

あぁこのまま時が止まってしまえばいいのに、明日なんて来なければいいのに。

いっその事このまま目覚めなければいいのに。


そんな時夢を見ているかのように私の目の前に現れたのが彼ら、防弾少年団だった。

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たまに考えることがある。

どうして私はこんなにも彼らに心奪われて感情的になってるのだろうって。この状態に陥ったら私はもうただひたすらに好きだな、大好きだなって言葉しか脳裏に浮かばなくなってしまう。でもそれだけ愛おしくてたまらない存在だということなんだなとも同時に思う。

そんな大好きで愛おしくてたまらない7人グループの世界的アーティスト"防弾少年団"が9周年を迎え、彼らの新たな決意を聞き、色んな感情が溢れてしまっているので少しづつ整理していけたらいいなと思う。


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まず「デビューして9年目を迎えました」というワンフレーズをどう受け止めるか。果たして彼らがここまで上り詰めるまでの間、この記念を迎えられぬような事態はなかったのだろうか。私はやはり何度かあったんじゃないかと思う。

そもそも本人たちの口から聞いた話でも2018年MMAで"解散を考えたことがあった"と言っていたし、その時期凄く痩せこけていたりしていて心配する声が多かったわけで、一見穏やかに迎えられたように見える9周年も彼らにとっては怒涛の日々を過ごしてきたんだろう。

規模が大きくなればなるほど良くも悪くも反響も比例して拡大するわけで、ありもしない事で勝手に叩かれたりたくさん傷つけられただろう。顔も名前も知らない人から暴言を吐かれるなんて想像できないほど恐ろしいことだと思う。

そしてなぜか不思議な話で、ファンたちから間接的に愛の言葉を貰っても継続的に愛されている実感がわかないらしくて(In the SOOPのテヒョンより)それなのに攻撃的な言葉は、心の奥深くに残ってしまうなんて皮肉にも程があるだろうと思っても、それが事実なわけでコロナ禍の今、彼らは直接受け取れる愛が目に見えて減って相当苦しかったんじゃないかなと私は改めて思う。


例えば彼らを大海原に浮かぶ"船"に例えたとしてファンを"乗客"とする。そうすると港で止まることを"カムバック"、港で乗り降りする乗客はつまり"ファンになった人降りた人"を指せると思う。   

乗客の入れ替わりが盛んな中、彼らは目的地に向かって舵を取らなければならない。その途中では天候の不安定により海路が定まらなかったり、船体の不具合、乗客からのクレーム、乗客外から突然石を投げられたり、海路に突然予期せぬ障害物があったりなどたくさんの試練を回避しつつ、それでもただただ前へ前へと進め、目的地へとひたすらに船を走らせたことになる。

そして乗客人数が増えるとその重さに耐えられるような船体にして行かなければならない。つまりファンダムが大きくなればなるほどその数に見合ったグループにならなければと負担がかかるのだ。

そして彼らが"この経路で進めたい"と決めてもあちらこちらから湧いてくる様々な意見。


"憎まれるかもしれない"   

"嫌われるかもしれない"


そんな恐怖と隣合わせな状況がどれほど本人たちを苦しめているのか、彼らの気持ちが分かっているつもりでも充分その苦しみを理解出来ているとは当たり前だが私は自信を持って言える立場ではない。


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私が防弾少年団を知ってからいつも心の片隅にあったことがひとつあって、それは彼らが本当に異例なんだなってこと。それがすごくすごく心配で不安でたまらないと思うことがあった。

今まで活動してきて怪我や病気を除いて誰かが活動を休止することもなく、誰一人として辞めることもなくギア全開で走り続けている状況が怖いと思うことがあった。

単純に考えれば供給が多くて嬉しい、色んな姿が見れると純粋に喜べたと思うけど私は、過去に何度もその状態から突然ふっと姿を消してしまった人達を見てきたからそれが怖くてしょうがなかった。

それがまだ活動休止や脱退なら辛いけどまだ耐えられたと思う。でも、もう二度とその人が今世で笑うことが出来ない状況に陥った時本当に先が見えなかった。

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もう二度と彼の些細な幸せを願うことも出来ないんだと実感した時、もう二度と『ジョンヒョン』と彼の目を見て呼べなくなったんだとわかってしまった時本当に言葉では表せないほど辛くて辛くてたまらなかった。

毎晩過去の動画を見ては泣いて、どうして彼の変化に気づいてあげられなかったのだろうと何度も何度も自分を責めて後悔して、彼が残していったものを拾い集めては私の中に刻み込むように何度も彼の歌声を聞いた。

その時から私はトラウマのような状態になってもうどこも推すことは出来ないだろうと思っていた。カムバックする度に4人の姿になっているのを見てはまた心を痛めて、自分の推しグルからこんなことが起こるなんて思いもしなかった。


そんな状態だった私が防弾少年団を愛したいと思うのは簡単じゃなかった。もしまた何かあったらと脳裏に過ぎってしまって彼らに興味を持ち出してから半年は彼らのことが好きだという気持ちを認めることが出来なかった。だって認めてしまったらまたあの日のようなことが起こってしまうかも知れないから。当時中学生だった私が負った傷は何年経っても癒えなくて、どんな綺麗事を並べても結局ショックだったことにかわりはなかった。

それでも私が彼らを愛する決意ができたのは、防弾少年団の言葉たちに何度も救われたからだった。音楽を愛し、音楽に愛された7人の歩む姿にとても感銘を受けて私も前を向かなきゃ、前を向きたいと思わせてくれたのは彼らだった。

そして健康面も家庭環境も何もかも上手くいかなくて、もう楽になりたいと思っていた時に彼らから学んだのはLove Myselfだった。自分自身を愛することはいけないことだと学んできた私にはカルチャーショックのようなものを感じるほど驚いたのを今でも覚えている。

自分を落とすことで幸せになれると思っていたのに、自分が一番下だと思うことが善だと思っていたのに、そんな私を"もう少し愛してあげてよ"と言わんばかりに私の中に彼らの歌声が染み渡った感覚を今でも鮮明に覚えている。

それでも自分自身を肯定することは本当に難しくて"どうして?難しいの?"と聞かれても"だって私が間違っているから"という考えに至ってしまうのだ。

今はその練習をしているけど上手くいかなくて。そんな私を毎回包み込んでくれるように優しい言葉をくれるのもやっぱり防弾少年団で。

とにかく私はあなたたちに出会ったから今の私がいるわけで、防弾少年団に命を救われたと言っても過言ではないんだよ本当に。

私が今まで我慢していたことも、おかしいんじゃないかと思いながら従ってきた今までも、どうせ私はこのまま籠の中の鳥のような人生を送るんだからこの世から消えてしまおうと思った時も、逃げるんじゃなくて戦わなきゃ。だって私の人生なんだからと前を向けたのは防弾少年団のおかげなんです、本当に。

だから私はあなたたちに感謝してもしきれない。だって私の考えや生き方を変えてくれた人たちだから。でもだからこそ心配な気持ちもあって。

芸能界は華々しく見える一方、闇がとても深いことも誰もが薄々気づいている事だと思う。私たちにいつもみせてくれる表の一面の反対側には、独りもがき苦しんでいる私たちと同じ人間がいることは絶対に忘れてはならないことで、その深い部分を全て分かってあげたい、教えて欲しいというのは個人的に違うんじゃないかなとも思う。

そこはやっぱりプライベートだから、彼らにもゆっくり一人で考えたいこともあるだろうからそこに関しては何も望んでいないし、しっかり休めて欲しいと心から思っている。


ただ、ただ私が本当にお願いしたいことは、どうか無理だけはしないで欲しいということ。

今回もソロ活動に力を入れていきたいと発表するのにどれだけ7人がその発言を恐れていたのかひしひしと伝わってきて本当に辛かった。

私は彼らがソロ活動をすることではなくて、したいことをポンっと言える環境ではないことが本当に苦しくて、虚しくて涙が止まらなかった。


私がもし今彼らに直接なにか伝えることが出来るのであれば

"大丈夫です、何があっても何を選んでも私たちはあなた達の言葉を信じているから、離れていかないから。だからどうか負い目を感じず前を向いて欲しいです。心から笑えることを心から願ってます、愛してます"

と目を見てゆっくり伝えたい。

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だってそれ以外何を望むの?こんなに彼らから受け取ったものはたくさんあるのに。

目に見えるものからカタチ無き大切なこと、何から何まで彼らから大きなものをもらったのに私は何もしてあげられない。いつもいつも受け取ってばかりなのに、要望することなんて彼らが笑顔でいること、幸せであること以外何も望むわけがない。

防弾少年団の花様年華はまだこれからだという意思を聞いたから、ソロ活動をする=防弾少年団から離れる訳では無いことはわかったし、むしろそれぞれがレベルアップして防弾少年団を丈夫にしたいと聞いたから心配する気持ちはだいぶ薄れることが出来たから。

きっとこの発表をしてくれたのはユンギさんが"理解してくださるよきっと"と言ってくれたように、我々ファンのことを信じてくれたからなんだよね。それが私はすごく嬉しかった。


ありがとう、話してくれて。

ありがとう、防弾少年団を続けてくれて。


本当に感謝の気持ちでいっぱいだし、色んな選択肢がある中で防弾少年団であり続けることを選んでくれたこと、彼らは私たちが思っているよりもっともっと先の防弾少年団の姿が見えているんだなっと実感して本当に嬉しかったです。


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改めて防弾少年団9周年おめでとう。奇跡のような運命のように出会い、性格も異なる7人が家族のような関係になれたのは偶然なんかじゃなくてひとりひとりが互いの違いを認め尊重し、愛し合った結果なんだなと改めて思います。

そしてたくさんの感動と愛と、孤独だった私に数え切れないほどたくさん大切なことを教えてくれて本当にありがとう。あなたたちに出会えて、あなたたちを推す勇気を出して本当に良かったです。


語彙力、文章力ゼロで何を言ってるかわからなかったと思うけどまとめると아보방보ってことを言いたかったんです。防弾少年団と出会えたからARMYとも出会えて、こんな情緒不安定オタクの私と話してくれるチングもできて本当に幸せです。

これからもずっと防弾少年団を応援させてください。私が世界で一番愛してやまないあなた達の歩む姿をいつまでも見守って、愛し続けていきたいです。だって防弾少年団は私が生きる理由だから。

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愛してます


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爾愛

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